Mission.59 【終点、新宿】 感想

・今週の 『COPPELION』 は、すごい早さでいろいろ展開。いろんな要素が一気に解決。

これまで1年近くかけて小津姉妹とのバトルを描いてきたマンガとは思えない。

今回の内容は、消化試合的な雰囲気がすごいなあ。


まずは成瀬荊たちが新宿駅ホームへ降り立ち、出口を探し始めたところから今回スタート。

その間に 黒べえと梶井五次郎さんが、前回死亡した源内さんへの最後のお別れを1ページで告げる。

梶井息吹さんの出産の様子や、小津姉妹は電車内に留まる様子を描いたら、

次のシーンは、成瀬荊と深作葵による新宿駅探検だ!

電気が通らず暗闇に包まれた新宿駅構内で、携帯片手に出口を探す。

するとこれまで防護車輛に乗っていた動物たちが逃げ出してきて、

「動物は本能的に抜け穴を目指すもんや!」 と出口が判明。

新宿駅東口、スタジオアルタ前の広場に到着でござい。

「あれが無いと、どこだか分からないから」 との事で、さくらやも残ってるよ!

ちなみに動物達は新宿の街へと勝手に消えていきました。


そして今度は、三島教頭たちの乗ってる救助ヘリの描写を消化。

出発時には大トラブルを起こしてきたけど、道中は特に問題もなく飛んでる様子。

っていうか生存者を無事救助して戻っても、三島教頭や井伏中尉はクビが飛びそう。


最後は第2部まるまる引っ張った、梶井息吹さんの出産の話題を消化して今週フィニッシュだ!

帝王切開の末に生まれてきた赤ん坊は、なんと双子。

あやめ婆さんと野村タエ子の助産によって、母体も子供もなんとか無事に助かったものです。

双子が生まれるのは予想していなかったなあ。

ともかく子供・孫の誕生により、梶井息吹さんのダンナと梶井五次郎さんも打ち解けたご様子です。

っていうか、梶井息吹さんのダンナって最後まで名前明かされずに終わるのか……?


赤ちゃんたちを小津姉妹にも対面させたりして、あっと言う間に夜は更けていき、

「死都・東京で誕生した新しい命―――。

これでついに、ミッションコンプリート!

to be continued・・・・・・・・ そして次号、第2部完結!!」 とのこと。

そんな訳で今週は、消化試合的な感じがすごく強い。

まるでバラエティ番組のスタッフロールのような早さでお送りされた。


比喩とかでなくそのままの意味で、『COPPELION』 は 「命」 の物語と言えるかと思ってたんだけど、

今週 小津姉妹や成瀬荊たちコッペリオンが、生命の誕生に直面したっていうのに、

命の連鎖とかなんかそういうのに感銘を受けたりする描写がなかったことは意外。


そんな訳で、次回は増ページで第2部最終回だとさ。どうなることやら気にならないわけがない。