Mission.51 【涙を拭いて】 感想

・丁度1ヶ月前の日記には、「やったあー! 小津姉妹は生きていた!」 なんて書いてたのにね……

そんな訳で今週の 『COPPELION』 感想。次回はお休みです。

2010年1月6日 (水) 発売の単行本6巻が代わりとなってくれるだろう。単行本なら まだ小津姉妹祭りだよ。

けれども年内最後の今週号に、小津姉妹は一切登場しない。


今回は、情報整理の回。

今まで別行動を取っていた "成瀬荊" "深作葵" "ノーセンス" "梶井息吹さんのダンナさん" の陽動班と、

"野村タエ子" "黒べえ" "源内" "梶井息吹" "梶井五次郎" の整備班がとうとう合流。

作中時間では 僅か数時間しか離れていなかった両チームだけど、

読者時間では 「[COPPELION] Mission.27 【因縁】」 以来となる、約半年ぶりの合流だよ。


まずは前回救助した第一師団のお片付け。

隔離室で汚れや放射線を落としてもらって、防護車輛に入ってもらう。



やたら高機能な電車になってるな。

いや、元々高機能な防護車輛を 電車に連結しているんだった。

それにしても、なんかドラゴンクエストシリーズに登場する馬車を思い出すような乗り物だ。


そして源内さんの被曝状況確認。

エーテルを黒べえに打ち 自身は死の風をもろに浴びた源内さんは、もはや助からないと成瀬荊が言う。


次には黒澤遥人の死亡報告。

これを聞いた成瀬荊は、さすがに取り乱して泣き叫ぶ。

勢い余って電車から飛び降りかねないほどだ。

というか成瀬荊が本当に飛び降りそうになるので、深作葵と黒べえが必死に止める。


「遥人‥ 嘘やろ!? 嫌や‥ 遥人‥‥! 死んだなんて嘘や遥人―――!!」

東京で共に行動してたのは たった2日間とは言えど、その間に幾度も死線を乗り越えた仲間。

吊り橋効果ってのもあるだろうし、黒澤遥人は身体中をくまなくチェックされた相手なんだぜ。

そりゃあ同じく死んだと思われる小津詩音の時とは反応も違ってきますよねー。


そして近付く吉祥寺駅

吉祥寺の向こうにこそ、武装電鉄でなら突破できるかもしれない高放射線帯の濃霧が待ち受けている!

この霧を突破するために、今まで多大な犠牲を払って武装電鉄を走らせようとしてきたわけだ。

しかしそんな武装電鉄とはいえ、高放射線を防げるのは対放射性の鉛や鉄で覆った防護車輛のみ。

運転席にまで対放射性を持たせる時間は無かったわけで、

つまりこれから突っ込む高放射線帯の中で、電車を運転するのは必然的にコッペリオンの役目。


「うっ‥‥ ううっ‥

遥人のアホ‥‥! またすく会えるって約束したのに‥‥! うっ‥‥うあ〜〜ん‥‥!」

そんな肝心な時になっても、成瀬荊は泣き崩れて復活しない。

いくら崇高な使命を帯びたコッペリオンとはいえ、成瀬荊もやはり高校生なのだ。

だが今は、そんな成瀬荊に運転してもらうしかない!

慰め励ます深作葵! そして復活する成瀬荊。

まあ最後の一押しになったのは、黒澤遥人の幻でしたけど。

それにしても、「深作葵が運転すればいいんじゃね?」 って発言は誰もしないのな。

黒べえもノーセンスも深作葵自身も、運転なんて大役を任せられないと認識してるんだろうな……


これにて一件落着かと思えたが、忘れちゃならないのが梶井息吹さんの出産だ!

ベテラン助産師のあやめ婆さんからの指示を電話で受けて 野村タエ子が助産に臨んでいるものの、

当然ながら全くの素人が上手く手伝えるわけがない。

難産はそれだけの問題かと思いきや、なんと梶井息吹さんの身体にも何やら大変な問題が潜んでいるとのこと!

そしてあやめ婆さんから衝撃の言葉が言い渡される。

「とにかく今は急いで決断せにゃならん!

つまり‥‥ 母と子‥‥ どっちの命を優先するか――」


今週最大の衝撃じゃあないか! マジかよ。梶井息吹さんの出産は、一体どうなってしまうのか!?

緊迫の次回へ続く。

次回の 『COPPELION』 は、1月18日 (月) 発売のヤングマガジンに掲載だ! むちゃくちゃ先だな!

単行本6巻に描きおろしとかあってくれることを期待したいぜ!