Mission.47 【散り行く者たち】 感想

・今週の見所はこれに尽きる!



小津姉妹は生きていた!


やったね嬉しいぜ! 大歓喜だ!

覚醒深作葵にぶっ飛ばされた小津歌音は比較的軽傷。脱ぎ捨てたコートを再度まとっての復活だ。

鉄グモの大崩壊に巻き込まれ、これは無事じゃあ済まないかと思われた小津詩音までも五体満足!

自動改札機をぶっ倒して、怪力健在をアピールだ!

「あんな巨大兵器に押し潰されても無事って無敵すぎるじゃん」 と思ったものの、

制服があまり破れていないって事は、運良く直撃は免れたのかも。

靴とルーズソックスを脱ぎ捨てているとこが、唯一の衣装チェンジポイント。


小津歌音・小津詩音には 「お台場の石棺を爆発させる」 という人類へ復讐する手段があるのだけど、

それをせずに三鷹駅へ来たって事は、何がなんでも陽動班一行をぶっ潰したいものだと推測できる。

これはもはや、成瀬荊たちとの和解は無理そうだなあ。頼みの綱の黒澤遥人はこの場にいないし。

死の風の三鷹駅到来に余裕があれば、電車が一時停止して整備班一行から黒澤遥人の状況を聞いて、

小津歌音が心変わりしてどうこう……とかなるのかもしれないけど。


今後の小津姉妹についての展望。

出来ることなら小津姉妹には最後まで生き残って欲しいわけだが、

戦いの舞台は駅のホームだろうから、電車に轢き殺させて決着とかいう壮絶無惨な死に方をしそうで怖い。

いやまあ、井上智徳先生はそんな鬱グロ展開をやるような漫画家さんではないと思うけど、

「小津詩音を倒すにはこれしかない!」 とか変に思ってそうなったりはしないことを祈る。

普通に三島教頭が連れ帰るとかそんなんでいいと思う次第だよ。


さて、そんな訳で今週の 『COPPELION』 の感想。

思わず 「小津姉妹が生きていた事こそ今回の見所!」 的な事を言っちゃったけど、

実はもう一つ、書かなければならない進展があったんよ。

それは 最近のストーリーのもう一つの核である、武蔵野電鉄作戦における整備班の話。

前回までで どうにか電車を走らせることまでは成功したものの、

出発直前に倒れてきた信号機を排除するべく、黒澤遥人と白外套が犠牲になりかけたよね。

今週はその続きの場面からスタート。


どうにか信号機への衝突は防げたけれど、読み通りに死の風はすぐそこまでに迫っていた。

電車を止めて黒澤遥人を救おうとする整備班!

しかし黒澤遥人の行けとの声に、そのまま走り去るしかできなかったよ。

白外套はともかくとして、黒澤遥人は意外と余力が残っていそうだし、もしや成瀬荊の元に生還できるのか!?


「成瀬荊‥‥ あの娘は‥‥ 吾輩の醜い顔を見て‥‥ こう言ってくれたのだ

普通の人間の目をしている‥‥と

おまえたちに感謝しよう‥‥ おかげで吾輩は―――

人として死ねる」

これが最期の言葉となったのだろう。

白外套は死の風に飲み込まれ、放射線をまともに浴びた事による出血が始まっていた。


「な‥‥ る‥せ‥」

そして、黒澤遥人も――



黒澤遥人、死す!

いや、一応は死亡が確認されたわけではないけど、生き残りはもはや絶望的かと。

いくら回復能力に優れたコッペリオンだと言ったって、急所に銃弾を受ければ致命傷だろうし。

誰かが助けに来るかもと言っても、死の風の中では人間は生きていけないし……

……まさかここから新コッペリオンが登場したりはしないよな。まあ、ないだろう。

これで 「ノーセンスが救助してくる」 とかなったら笑う。「お前そんなに活躍するキャラだったのかよ!」 って。


そして場面は三鷹駅の様子に転換する。

おそらく時間的にはちょっと巻き戻って、黒澤遥人が東小金井駅へと走っていった直後の場面かと。

覚醒して特殊能力を発揮して、鉄グモを粉砕してからは眠りっぱなしだった深作葵。

ようやく目覚めた深作葵には、あの大活躍の記憶が無かったよ。

覚醒している間には、別の人格が働いているとかなのだろうか? つまりは二重人格。

「あまりに強力な特殊能力を持ったコッペリオンが誕生したため、普段は能力を使えない人格が出るようにした」

とかいうパターンになったりして。


梶井息吹さんのお腹の子供の父親さんと ノーセンスが周囲をパトロールしてきた結果は異常なし。

これにて後は、電車を待つだけ‥‥

という場面から冒頭の小津姉妹復活のシーンに繋がるわけだ! 次号のヤンマガが楽しみすぎるぜ!