Mission.57 【決着!】 感想

・今週の 『COPPELION』 は、第2部クライマックス!!!

成瀬荊たちと同じ コッペリオンの掃除係と繰り広げたバトルも、いよいよ決着だーーー!!

……

と、まあ 無駄にエクスクラメーションマークをつけてみたけど、テンション下がる。

なんか納得いかない展開だなあ。なんだこりゃ。そんな今週の 『COPPELION』 感想。


はてさて前回、成瀬荊は貯水タンクごと小津歌音の頭上に落下させたよ。

電気ウナギのDNAが体内に組み込まれた小津歌音は、放電中に水を浴びると自身も感電してしまうのだ。

この感電を狙って、進路上にあったビルをバズーカで破壊して、貯水タンクを落下させたのだ。

つーか感電以前に、貯水タンクが直撃しようものなら圧死しかねないけど。


自分めがけて落ちてくる貯水タンクを見て、本気で驚く小津歌音。

放電能力を使えなくなる! と焦った表情ではなく、命の危険を感じて驚いてる顔だよな。

しかし小津歌音はとっさの判断で、成瀬荊たちの電車の方へ飛び込んだ!

落ちてくる貯水タンクを避けつつに、操縦する鉄グモでの攻撃を兼ねた、攻防一体の体当たりだよ!

この機転は予想外! 今週のコッペリオンで一番テンションあがった場面だ。


成瀬荊も体当たりは予想していなかったようで、この衝撃をモロに喰らって電車の奥へ吹っ飛ぶ。

おまけに貯水タンクを狙って撃った銃弾が鉄グモに阻まれてしまい、小津歌音へ水を浴びせることにも失敗。

貯水タンクはどうにか鉄グモに引っかかったけど、水が漏れ出ることもなかった。

っていうか貯水タンクが小津詩音を下敷きにしてるよね? 作中触れられてないけど、小津詩音酷い目に遭いすぎ。


武器は尽きて、わが身の自由すら利かなくなった成瀬荊は、死を覚悟した。

その目に映る景色にも、鉄グモ歌音が迫り来る現実は消えうせて、死んだはずの黒澤遥人が現れる。

黒澤遥人が片手でいつものように扱う、その丸っこい、そうそれは――

第2部53話で渡された 黒澤遥人の形見の爆弾が、成瀬荊の上着から転がり出た!


鉄グモ歌音の攻撃が届くよりも早く、成瀬荊に放り投げられた爆弾は、貯水タンクの真横で爆裂したー!

っていうか小津歌音も爆裂しちゃうよね? 爆風が届かなくても、貯水タンクの破片とかで大怪我しそう。

貯水タンクの真下にいたと思われる小津歌音は、もっと酷い事になっていそうだ。

ともかくこれで、小津歌音は水を浴びるはめに。

鉄グモを操縦すべくフルスロットルで電撃を操っていたので、その感電は 水蒸気爆弾の時の比ではない。

びしょ濡れになったはずの小津歌音に、濡れた痕跡が確認できないほどだ。

「濡れた跡が残らないのはおかしくね?」 「いくらコッペリオンでも死ぬよね?」

COPPELION』 は そういうツッコミを受け付けるマンガではありません。禁未来すこしふしぎアクションです。


まあそんな訳で、小津姉妹とのラストバトルはこれにて決着。

上手いこと鉄グモが高架橋の下に落ちそうになるので、成瀬荊が小津姉妹を助けようとするわけですよ。

昔は小津詩音を盾にした事もあった小津歌音が、自分の身よりも先に小津詩音の救助を願う。

「小津詩音の意思は?」 と思えば、なんと小津詩音は失神してしまっているわけだねえ。都合いい展開だなあ。

まあ真っ当に考えりゃ、小津歌音の感電に至近距離で巻き込まれたんだから、失神したっておかしくないけどさ。

それにしてもなんだかなああ。テンション下がる。

小津姉妹にいじめられていた深作葵も、小津姉妹は大嫌いだけど死んでほしくないからと救助に手を貸すわけです。


さあ、小津詩音は助けたぞ! あとは小津歌音を助けるだけだ! そこまできたところで、小津歌音が動かない。

どうしたことかと思えば、小津歌音が衝撃の発言をするわけです。

「オレにはこの電車に乗る資格なんかねーよ じゃあな‥‥委員長」

to be continued・・・・・・・・敗北の末、歌音がくだした決断とは!? とかアオリ文お前なにを書いているの?

ここまでやって、小津歌音は死ぬんだろうか。第一師団が救助されるマンガで それはないと思うんだけども……


そういうわけで、ラストです。もう第2部ラストがきっと目前。

早めに第2部を振り返ってみると、この第2部はきっとコッペリオンの誕生やらが描かれたパートだったみたいだよ。

そうすると、コッペリオンの悲劇性を引き立てるために、生存してくれそうに見えた小津詩音も落命したりするのかなあ。

次回が嫌な感じに気になるよ。