・本編感想終了。
そしてここからは、「漫画家への花道の話」 記事の話だよ!
先述の通り、今回は 『「ギャグ漫画」虎の巻!』 として氏家ト全先生を含む3人の先生が質問に答えていらっしゃるぞ!
以下に転載だー。改行位置など、レイアウトは再現できていない箇所がある感じだ。
1 ギャグ漫画家を志したきっかけは!?
デビュー作(『妹は思春期』)は、特にギャグ漫画であることを意識せず、完全にインスピレーションで描きました。
マジですか! 『妹は思春期』 が、完全にインスピレーションで描かれたマンガだったなんて……!
インスピレーションで描いたマンガが一発で入選して読切掲載、即連載開始、
2年もせずに本誌昇格、同時にスピンオフ 『妹はひまわり組』 が連載開始、
それで単行本は 4コママンガでは大台の2桁である10巻まで出た!
かなり異色の経歴だよなあ。改めて振り返るに、氏家ト全先生の漫画家の適正は凄い。
2 漫画を描く・読む以外で、ギャグ漫画作りの参考になる事・物は!?
寝ます。
ギャグを考えるのは 「ほとんどインスピレーション」 だと、
以前 『生徒会役員共&オールキャラクターズ』 で語っていらしゃった。
それにしても、氏家先生の回答はやはり簡潔である。
深読みするなら、"ネタが出るまで無理に考えるよりも、閃きが出やすい環境を作る方が大事" という事だろうか?
3 作品作りの最大の「こだわり」は!?
2話にまたがらずに、1話完結でネタを作ること。
そんなこだわりがあったなんて……! 今まで読み取れなかった。
4 作品作りにおいて、これだけは「やらないようにしている」ことは!?
ギャグ漫画なので、暗いネタはやらないようにしています。
「氏家先生のマンガには、嫌な気分になるようなネタが無いなあ」 と、そんな気がしていたので嬉しい。
僅かでも不快感を覚えるようなネタを徹底的に排除している姿勢は、氏家先生の作品における魅力のひとつに数えたい。
5 「下ネタ」を描く際に意識していることは!?
一旦、少年漫画であることを忘れて、そのネタが「あり」かどうかは担当さんに判断を委ねてます。
下ネタの基準は担当編集者さんの匙加減だったのか。
すると、下ネタワードの規制も担当さんの仕事なのだろうか?
たとえば 『生徒会役員共』 では "オナニー" って単語が出てこないよね。
"オナ" を含む単語や、"絶頂" や "処理" 等に言い換えてなら出るけど、その言葉そのものは出ていないはず。
氏家先生の工夫なのかと思っていたのだが、担当さんの配慮という観点は考えていなかったぜ。
6 10年前と現在、ギャグ漫画のトレンドは変わったと思いますか?
わりと変わってない気がします。
『女子大生家庭教師濱中アイ』 で恋愛展開が加わり、『生徒会役員共』 で非下ネタ展開が加わったりしたけれど、
氏家先生の作風は、そこまで大きくは変わっていないと言えるだろう。
そして氏家先生は自信の作風についてどう考えていらっしゃるのか気になるぜ。
7 「今トレンドだと思うギャグ漫画」を1冊教えて下さい!
『ちろちゃん』(結城心一、一迅社)
買った。
2007年の連載分収録の1巻は、"今" トレンドなのではないのかもしれぬ。
とりあえずは読んでみた。何か書くとしたら後日。
8 ギャグ・コメディ漫画家を目指す新人作家に、激励の一言をお願いします!
ネタが出なくて頭痛くなる時もあるけど、一緒にがんばりましょう。
漫画化志望の方は喜ぶと良いと思った。ぐぬぬ。
・また、アニメ『生徒会役員共が全部わかるラジオMaxPower、 略して全ラ!まっぱ!!』の9回目の配信が始まった。