・2018年最後となる 『生徒会役員共』 は、七条家クリパ編の後編!
クリスマスパーティを終えてからどのような展開があるのかと思えば、それは深夜のサプライズプレゼントだった。
そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 「#503」 感想。
客人たちが寝静まっていそうな深夜にサプライズプレゼントを配るのは、七条家メイドの出島さん。
そのはずが、開幕 【AM 1:00】 では初っ端から頓挫である。
ギックリ腰であろうか、マジでボケる余裕もないほど辛そうな出島さんはなかなか見られないな。
普段は余裕しゃくしゃくな出島さんが身動きできず挫けそうなところには、その手のフェチが喜びそう。
あと、思いっきりベタなサンタクロースが持ってる風の袋が横に転がってるのは何かウケるなぁ。
出島さんの出番はこの1本だけだけど、津田タカトシはこの後出島さんをどのように介抱したのか?
そこが気になってしまうところだよ!
津田タカトシは廊下で倒れた出島さんを放っておきっぱなしにはしますまい。
支えられて移動してベッドに横にさせてもらう出島さんとかめちゃくちゃ見たいな……
開幕から妄想膨らむシチュエーションですが、2本目からはもっと凄かった。
【たぬき会長】 では出島さんに代わって、津田タカトシが深夜の天草シノ部屋に侵入だー。
もちろんサプライズプレゼントを置いていくためですが、天草シノのたぬき寝入りによって何も事件は起こらずだ。
一体この後の天草シノがどのような胸中で一晩を過ごしたかを想像するのも楽しい。
ていうか出島さんの用意したプレゼントを開けた天草シノがどういうリアクションをしたのかも気になる。
この夜の時点では、津田タカトシからのプレゼントだと思って開封しただろうわけだからね。
出島さんがいつものボケのつもりで変なグッズを用意していても、それを津田タカトシからだと誤解したなら……!?
いかようにも楽しむ余地が生まれるシチュエーションだわ。
次の 【おじゃまします】 は、まさかのすれ違いによって今回一番何も起きない4コマだ。
津田タカトシが密会に来たかと誤解されるネタのはずが、魚見チヒロはマジで津田タカトシの部屋を訪れるすれ違い。
この後に戻ってきたウオミーと何かあったのか、それとも津田タカトシが部屋に戻ったらウオミーがいたのか?
読者の考えるウオミー像が試される展開と言えよう。
俺としては、津田タカトシが部屋に戻ってベッドに入ろうとしたらウオミーが潜り込んでいた、という未来かなと思う。
つーか各人の好みとするウオミーが掘り起こされる展開かもな。
そして今回一番良かったのは 【アリア(袋の中にはどんな道具が‥?)】 じゃあない!?
七条アリアは、津田タカトシが夜這いか何かに来たらどのような反応を見せるのか、とか垣間見える話じゃあない!!?
この普段の七条アリアからは想像できないリアクション!
また 「いやこの七条アリアは津田タカトシではなく 袋の中身のグッズによるプレイが気になった」 と弁明可能なタイトル!
訪問相手が津田タカトシであることでなく、睡眠中の相手へのプレイみたいなことを意識したのだとも読み取れそうな展開!
これもまた釈明可能にも各読者の好みにも自在に解釈可能な4コマであろう。
あと七条アリアの良さは次の 【サンタの相棒】 にも続いてた。
前の4コマではこんな顔を赤らめドキドキしたのに、その直後のこれではもう平然と的確なアドバイスをする!
自分自身がどう受け止めたのかは感情は語らずにして、津田タカトシやひいては皆のための行動をすぐできるこの大物っぷり!
それにしても、七条アリアには普通に対面でプレゼントを渡せたのだろうから、リアクションがどうたったかも見たかったよ。
描写が無いのは、氏家ト全先生から読者への想像を膨らませる余地というクリスマスプレゼントなのは分かるけどさー。
出島さんから七条アリアお嬢様へのプレゼントであるわけだから、やっぱ七条アリア好みの道具であった可能性は充分にありそう。
それを津田タカトシと七条アリアが二人で目にしてリアクションするシーンとかあったのかなあ。
そしてこの4コマで津田タカトシが訪れたのは、萩村スズとパリィ・コッペリンの相部屋。
プレゼントを配るわけだからサンタクロースの衣装に身を包んで……と思いきや、衣装は何故かガチなトナカイ姿である。
七条家にトナカイ衣装があってサンタ衣装が無いってことはないだろうし、七条アリアのどういう選択なのだろう。
津田タカトシはSかMかで言ったらM男だから、みたいな発想からトナカイに繋げたのかな (?)
あるいはこれもプレイの一環の衣装で、サンタコスは七条アリア向けとか女性用しかなかったのかもしれない。
普通のトナカイコスなら顔は露出しそうなものなのに、そうでないのはプレイの一環で視界を狭めるためだから説!
まあ経緯はどうあれ、萩村スズが大きな悲鳴を上げる結果に繋がったのは確かである。
パリィ・コッペリンは悲鳴で目覚めたのかどうか?
萩村スズは悲鳴の後で、津田タカトシの名前を呼んで助けを求めるとかだったら良いかもしれないですね。
最終ページ、【トナカイはノックができない】 は、珍しくもド直球なラッキースケベだ。
連載500話以上続いているうちで、全部で5回あるかどうかという激レアなラッキースケベ展開の1つだ。
更にそのうちの1つ、こないだあったばかりの 「着替えシーンにばったり」 は、パリィ・コッペリンと男子の着替えだったし。
つーか思い返すに、津田タカトシによるラッキースケベは七条家内や七条家敷地内でほとんど起きてた記憶だ。
七条アリアがお嬢様であるだけあって、やはり七条家はそういう運気を招くスポットなのかも。
ラスト 【よくあさ】 は、深夜の出来事が信じられないほど平和な朝……なのは津田タカトシたちにとってだけだった。
実の妹の津田コトミと、まだ出会って日が浅いパリィ・コッペリンが今回の対象にならないのは作者の良心って感じだと思う。
でも、一緒に泊まっただろう広瀬ユウと青葉トオリに出番すら無いのは、ページの都合って気がするぞ。
まあ青葉トオリが津田タカトシの訪問に気付いてもどのようなボケが発生するか現状想像できないしな……
天草シノたちにとっては悶々とした夜になってしまったこのハチャメチャなオチ、普通に面白い。
今週の感想終了。
なお、今週の週刊少年マガジンには他に着目するべきポイントが2つある。
1つ目は、マガジン表紙だ!
何とまあ、氏家ト全先生描きおろしのカラーな天草シノがマガジン表紙 (の一部) を飾っている!
連載500話目記念のときでさえ表紙の描きおろし登場は無かったのに、このタイミングで来るとは……
2つ目は、マガジンログインボーナス企画だ!
今週号と、2019年に発売されるマガジンを全部紙の雑誌で買って応募券を取っておくと、特製イラスト冊子が必ず貰える!
この 「マガジン作家描き下ろし特製イラスト冊子」 が届くのは、2020年1月以降の予定。
先が長すぎる……!
まあでも貰えるならばそこに氏家ト全先生がイラストを描き下ろしされてるのは確実であろう。
マガポケで電子版マガジンが普及し始めてますが、とりあえずここ1年だけは紙の雑誌で買うようしよう。
また、次回の 『生徒会役員共』 は、パリィ・コッペリンを交えての日本の伝統的お正月編とのこと!
羽子板で負けて顔に落書きされるパリィ・コッペリンという展開はあると思います。
正月にまつわる下ネタといえば姫始めや 「あけ おめこ とよろ」 ですが、次回にそのネタはあるのかどうか?
つーか純粋に振袖姿のパリィ・コッペリンとか楽しみにするのも良さそうですね。