・今週の 『生徒会役員共』 は、雑誌の週刊少年マガジン本誌で読むと爆笑してしまう箇所がある。
これって誰が狙ったのだろう?
氏家ト全先生か、担当編集者か、あるいは漫画の並びを考えるマガジン編集部か?
ただの偶然って可能性もあるのかなあ。
そういうわけで今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#613」 は、かなり珍しい回!
コスプレショップで五十嵐カエデと轟ネネがコスプレを楽しむ回ですよ。
コスプレというテーマも珍しいのに、この2人が一緒に遊ぶエピソードと言うのも激レアだ。
なので今回の扉絵は、巫女装束に身を包んだ五十嵐カエデなのですが……
実は今週の週刊少年マガジンから、巫女3姉妹がヒロインのラブコメ漫画が新連載となっている。
そして 『生徒会役員共』 の掲載位置は、何と新連載のその次!
巫女さんとのラブコメ漫画を読み終えた読者を、巫女コスプレの五十嵐カエデが待ち構えているページ構成だ!
おいおい、誰が図った事態だこれー?
初めて今回の扉絵を見たときは爆笑しちゃったよ!
巫女コスプレの五十嵐カエデが別の漫画に参戦しそうな80ページから81ページの見開き、面白すぎる……
そういう笑いどころとなってる扉絵ですが、『生徒会役員共』 単独で見ても普通にかわいい五十嵐カエデだ。
マガポケで直接 『生徒会役員共』 を読んでも、一体何事という驚きもある。
開幕 【放課後のおさそい】 は、轟ネネから五十嵐カエデへの遊びのお誘いで幕を開けた。
もう初手からレアな展開ですね。
五十嵐カエデが委員会やら部活やらにお疲れ気味で、萩村スズがねぎらいの言葉をかけるまではよくありそう。
でもそこに轟ネネが同席したことで、普段なら起こりえないルートに分岐だぜー。
委員会のお仕事でお疲れ気味だってのに、更に風紀委員のお仕事をさせてしまっている轟ネネである。
そりゃ素直にハイと頷くわ。
2本目 【なじみの店】 からは、舞台はコスプレショップ。
どうやら 「DA★ANGEL」 って名前のコスプレショップっぽい、「堕★天使」 ってことなのかな……
「違う自分になりきってストレス発散するのです」 と、轟ネネが行きつけのコスプレショップへとご案内だ。
五十嵐カエデと轟ネネって、2人でよく遊んでいるわけでもなさそうだよなあ。
それでも一緒に遊ぶ初手でコスプレショップとは、轟ネネの度胸がすごい。
つーか轟ネネは、いつのまにやら作中随一のオタク文化に詳しい登場人物になっている。
初登場した頃は、途轍もない変態プレイに臆さない面を見せていたのに……それは今もだけど。
もしもコミケとか同人誌即売会がテーマの回が来たら、轟ネネは絶対話に絡むことだろう。
オチは、店員から忘れ物の下着を渡される轟ネネ。
店員さんもどことなくお店の雰囲気にあってるっぽい感じで、刺さる人がいそうな外見。
ていうか、五十嵐カエデたちと轟ネネの温度差が面白い。
下着を 「普段はかないから」 と言い放つ轟ネネにではなく、下着を脱ぐコスプレ衣装に疑問湧いているのか!
轟ネネが下着を穿かないことについては、一切ツッコミが無い。
普段からパンツ穿いていなかったりする七条アリアたちに毒されてるのかな、スゲェな。
ちなみに今回、七条アリアと天草シノは一切登場しないので、そこもまた希少だ。
3本目 【まだ4月】 では、コスプレ姿の轟ネネがお目見えだ。
ていうか轟ネネのこうも露出度高いシーンってこれが初めてでは!
サービスシーンと言って差し支えない感じであろう。
2本目の 「下着を脱ぐ衣装」 も伏線だったようで、ここで回収。
こりゃたしかに下着は穿けないな……
パンツもブラも着用できないような、アラビアンな踊り子風の格好だ。
さすがに前バリはしてると思うけど。
「ムリムリこーゆーの着れない」 と言ってる2コマの五十嵐カエデも良いですね、普段と違う良さがある。
普段の風紀委員らしさがない、純粋に女友達と接しているときのリアクションって雰囲気……!
五十嵐カエデもこういう顔をするのだなって、ぐっと魅力高まるコマでしょ。
そして五十嵐カエデもコスプレに挑戦だ!
4本目 【R-18】 では、扉絵にもなっている巫女装束のコスプレ姿で五十嵐カエデが登場だ。
「似合っていますよ かわいー」 と萩村スズが声をかけてるのも良いですね。
轟ネネと違って露出度の低いコスプレ衣装を選んだものの、実はそれが18禁作品の衣装だったというオチ。
そうすると、新連載の巫女三姉妹ラブコメのすぐ隣に、R-18作品の巫女装束を着た扉絵が載っていることになる。
スゲェ蛮勇だ。
なお、見どころは触手責めの連続絶対 (連続絶頂の誤字?) という 『ヒメミコ・カナデ』 に元ネタは不明。
元ネタがあるかないかも分からなかった。
ていうか轟ネネは高校2年生なのにR-18作品を体験済みってことだな、まあ今更か。
ちなみに今回、萩村スズも同行してるけどコスプレはしない。
サイズの問題なのか、あるいはサイズはあっても児童用のコスプレ衣装だったとかでプライドの問題なのか?
つーか、萩村スズがこのコスプレショップに来たことあるかも分からないな。
今回の萩村スズはテンション低めというか非常に落ち着いてるので、その反応から来店回数は読み取れない。
「過激な衣装もあるんですね」 の台詞は初めて来た反応っぽいけど……
でもその割に落ち着いているし、自身はコスプレに挑もうとしないしな……?
5本目 【ホラーキャラ】 では、偶然通りがかった津田タカトシと合流だ。
正体を隠すべく咄嗟にウィッグを被った五十嵐カエデが、ホラー作品のモンスターみたいというオチ。
巫女装束という和装も相まって一層それっぽい。
津田タカトシが轟ネネのコスプレを目にしないのは、ラッキースケベ不成立という感じがありますね。
6本目 【堪えられず】 、五十嵐カエデが巫女コスプレのまま西洋甲冑騎士の兜 (ナイトヘルム) を被る!
ああ、上手く言えないけどこれって 『生徒会役員共』 らしさだよねー!
巫女装束のままヘルムを被って謎の巫女騎士というこの絵面、 『生徒会役員共』 らしさあると思う。
五十嵐カエデが津田タカトシのために被り物をするというネタの天丼でもある。
ラスト7本目 【つづく】 では、まさかの次回に続く展開!
コスプレ衣装を気に入って購入したという五十嵐カエデに驚いていたら、続く轟ネネの台詞にもっと驚かされた。
何とまあ、轟ネネが主催となってコスプレパーティーをやるのだとか!
そんなわけで、次回の 『生徒会役員共』 はコスプレパーティー編だ!
うおーどうなるのだろう、これ?
「次号レイヤーたちが集う!!」 と柱のアオリ文句にあるけど、コスプレを趣味とする人達が集まる話なのかな?
それとも天草シノたち桜才学園メンバーがコスプレする話なのかな?
どういうメンバーによるコスプレパーティーなのか、読み取れない内容となっているからワクワク感が半端ない!
五十嵐カエデは面識のない、轟ネネの趣味の繋がりの人達が集まる展開でも面白そう。
もしかして萩村スズが今回落ち着いていたのは、既にコスプレパーティーの準備をしてあるからなのかも。
とっくに自身が着る予定のコスプレ衣装は調達してあったから、今回コスプレしなかったのかも。
最後のスズヘッドのコマでも驚いていないしな。
五十嵐カエデがコスプレ衣装を気に入って買ったというのも驚きどころである。
今回着ていた、R-18作品 『ヒメミコ・カナデ』 のキャラの巫女装束を買ったってことだよな……
誰かまた別の友人と着て遊ぶために買ったりしたのだろうか。
R-18作品なら、轟ネネとか以外には何のコスプレか分からず巫女装束に見えるだろうし。
まあ作中ではその後も試着を繰り返して、別の衣装を買ったという可能性もあるけど。
つーか轟ネネは、五十嵐カエデをねぎらうべくコスプレショップに誘ったわけではなかったと分かるオチだ。
轟ネネ自身が浸かっているコスプレ沼に引きずり込もうという、布教活動の一環だったのかも。
それとも、萩村スズたち友人と一緒にやる予定のコスプレパーティーへの呼び込みだったのか?
布教活動なのか友人たちとの遊びのお誘いなのか、それも次回のパーティー内容によって解釈が変化しそう。
次回がめちゃくちゃ気になる回ですね。
今週の感想終了。
ちなみに次号、4/28(水)発売の週刊少年マガジンでは抽選プレゼント企画があるようだ。
「週マガ全作品合同企画! 激レア缶バッジセットを合計1000名様に大プレゼント!!」 という企画。
全作品ということなので 『生徒会役員共』 の缶バッジもあるはず。
どういう絵柄なのか気になりますね。