『生徒会役員共』 単行本18巻とOAD付き限定版18巻内容紹介

・さて本日は!

生徒会役員共』 の最新単行本、18巻の発売日ですよ!!

16巻から17巻まで1年と1ヶ月も間が空いたのに、17巻から18巻までは僅か4ヶ月で発売だー。

やったね。

更に18巻では引き続き、OAD付き限定版も同時発売!

そんなわけで単行本の詳細を以下にまとめたよ。


まずはコミックス18巻の収録内容から。

週刊少年マガジン掲載分の収録は、「#488」 から "一応は" 「#518」 まで。

何が "一応は" なのかは後述させてくれ。

ツチノコ探索編の前編から、パリィ・コッペリンと行列のできる店に並ぶ話までだ。


なお、登場人物紹介のページ数は引き続き2ページのままだった。

紹介される人物に広瀬ユウが追加されたが、どうにか2ページに収められている。

うーむ、青葉トオリとかの紹介文は無しか……

ギリギリあと1人分のスペースは取れそうだが、中里チリや青葉トオリは紹介されていないのよ。

これは主要な登場人物があと2人くらい追加されなきゃ、ページ数は増えないだろうな……


18巻では巻末おまけとして、桜才柔道部の部員である2人の1ページ漫画が描きおろされている。

というかこのおまけマンガ、柔道部の名無し部員にフルネームが命名されている漫画だった。

単行本5巻 「#96」 の柔道部壮行会で 「アニメのオリキャラ」 とメタな紹介を受けているあの2人組に名前がついたよ!

何だろうこれ、一体どうした?

ずっと名無しだった登場人物が多いのに、というか苗字はあっても下の名前が不明な登場人物もいるのに、突然の命名

17巻の描き下ろしではヨシ君ナオちゃんに "馬川ヨシオ" と "花巻ナオ" の名前が付いたし、謎の命名ラッシュだ。

何かもう、そんなに名前を知りたいなら教えてやる! 以外の意志を汲み取れない感じの巻末おまけ漫画だよ。

氏家ト全先生にどういう心境の変化があったのだろう。

この調子だと、19巻では大門先生や橋高さんがいきなりフルネームで呼ばれるだけの巻末おまけが描かれるのか?

それともこの柔道部部員の名前を知りたい、的なファンレターとか多数届いていたのだろうか……?

かなり謎。

ちなみに2人のフルネームは、"及川シノブ" と "鈴村ホタル" だった。

クールっぽい方が及川シノブで、髪を結ってる方が鈴村ホタル。


18巻単行本の表紙は通常版が畑ランコで、限定版が広瀬ユウ。

17巻に引き続き、巻数にちなんだポーズを取るという歴代 『生徒会役員共』 表紙のルールを完全無視だ。

完全無視というよりか、17巻からルールが撤廃されたというのが正しい認識なのだろう。

氏家ト全先生が、そろそろ表紙で別のポーズを描きたくなったものかと。

そんなわけで、表紙では胸元でハートマークを作る大変にキュートな畑ランコと広瀬ユウを見られるぞ!

18巻表紙には青葉トオリの登場を願っていたが、このポーズを青葉トオリがしたなら破壊力が高すぎた。

致死量の可愛さを誇るであろう、危うい所であった、いやしかし青葉トオリであってほしかった。

そういや18といえば18禁、R-18を連想させる数字ですが、別に18歳未満禁止にちなんだポーズではないのだな。

ここで出島さんや横島ナルコ先生だったら18禁なポーズをしていたかもしれない。


カバー折り返しには、作者コメントと描きおろしキャライラスト付き。

18巻の描きおろしキャライラストは、パリィ・コッペリンだ。

ちなみにカバー下は、表紙・裏表紙と同じ絵。

氏家ト全先生の作者コメントは、次の通り。



18巻出ました。

この巻で連載500回むかえております。

めでたい。


ちなみに氏家ト全先生の自画像は髪を切った直後というか、スキンヘッドである。完全なハゲである。


そして次巻 『生徒会役員共』 19巻は、2020年9月17日の発売予定だ!

19巻も引き続きOAD付き限定版がありますが、また1年と1ヶ月開く形だぞ!

今まで遅くとも半年くらいで単行本が発売していたのに、また1年以上開くのかー。

これは一体どういう理由で……と思ったが、まあこれ完全にOAD制作側の都合だろう。

単行本は半年で出来ても、OADは他の何かに手を取られて半年では間に合わないスケジュールなのだろう。

まあそういうものか。

そういや今回の単行本18巻は、平成で最後の連載分までを収録だった。

なので単行本19巻は、令和になってから1発目の連載分からを収録となる。

元号的にはキリが良い (元号的にキリを良くする意味は分からないが) 。


ほか、いつもなら単行本化にあたっての変更点も挙げているところですが、今回は後日にということで……


そしてOAD感想の前に。

ここである意味、単行本18巻で最大の見所をご紹介だ。

さあさあ、各自お手元に単行本18巻をご用意ください。

用意したら、9ページ目を開いてください。

ツチノコ回の後編に突入したページですねー。

さてそのページをよく見ると、何だか足りないものがありますねー。

本来そのページの右上にあるはずのアレが無いのです。

……そう、話数カウントの表記が無い。

勘の鋭い方はもうお気付きかもしれないですが、じゃあその前後の話の話数カウントはどうなっているでしょう?

そう、何とまあ!

本来は 「#489」 だった話を話数カウント無しとして、「#490」 だった話を 「#489」 にずらしている!!

うわー、まさかの調整が来た!

うわああああああああああ、マジかよこれー。

……

……説明をします。

そもそもね、『生徒会役員共』 の話数カウントはもう何年間も1話ずれていたのですよね。

週刊少年マガジン連載時に話数カウントが1話少なく数え間違えられて、もうずっとそれっきり。

修正されないままの理由は不明。

俺は俺でファンレターとかマガジン編集者のTwitterアカウントにずれてる報告をしてみたのですが、修正されないまま。

それなのに、単行本になると何故か正しい話数カウントで数えられていたわけですよ。

氏家ト全先生も単行本作業の際に話数のずれとか気付かれただろうに、修正はされずに放置されていた。

おかげでマガジン掲載分と単行本とでカウントが1話ずれたままという奇妙な状況が今日まで続いていたわけですよ。

ところがだ!

その話数カウントのずれは、単行本18巻で唐突に終わりを迎えた。

マガジンの間違いが修正されたわけではない。

誤ったマガジンのカウントを正すのではなく、正しい単行本のカウントを1話ずらすという手段で統一された

何だそりゃこりゃ!

謎すぎる。

このタイミングで話数が統一されたのは、単行本帯にもあるとおり連載500話目を迎えたからであろう。

その500話目がマガジンと単行本とでずれていては格好がつかない……など考えて統一を図ったのだろうが……

いやそれならこっそりマガジンの方を修正してほしかったよ!

18巻を見ての通り、連載500話目の内容は500話目を祝うような内容ではなく、至って通常運転のエピソードだし。

500話目を記念して描かれたカラーページは、モノクロで2箇所に分けて収録されているし。

500話目をマガジンの掲載時から変えたところで、その変更に気付くのは元から話数のずれを知るような読者だけなのでは。


この記事の冒頭で、収録内容が "一応は" 「#518」 までと書いたのも、これが理由。

正しい話数カウントとしては 「#518」 ですが、今後の 『生徒会役員共』 の話数としては 「#517」 となるわけなので。

うへえ。

うちのサイト各所の話数カウントは、今後に少しずつ単行本の話数に全部合わせていきたいと思います。


・最後に、『生徒会役員共』 18巻限定版に付属のOADをご紹介。

OADジャケット表紙は、津田コトミと出島サヤカ。

ジャケット表紙では巻数にちなんだポーズを取るというルールが継続だ。

19巻のOADをどうするつもりなのかは気になるところ。


OADの収録時間は、およそ30分。

生徒会役員共*』 第24話と銘打たれているOADだけあって、TVアニメ1話分だ。

TVアニメのBD/DVDには ピュアver.(P音あり) と思春期ver.(P音なし) の2種類があったが、

OADの内容は思春期ver.のみにつき、OPの轟ネネのバイブのモザイクは無いし、ピー音で伏せられていない言葉も多い。


感想。

まず開始すぐビックリしたのは、生徒会会則のシーンが無い! ということ。

アニメオリジナルとはいえ、TVアニメ版1期第1話から劇場版でも休まずにあった生徒会会則のシーンが無いとは予想外。

"たまたま入れ忘れた" とか、"ちょっと尺の都合で削りました" などの理由ではないと思う。

これは完全な勘だけれど、もう生徒会会則のシーンは19巻のOADにも無いのではなかろうか。


Aパートでは、七条トラベル主催のミステリーツアー編がアニメ化だ。

このエピソードがアニメ化ということは、七条家執事の橋高さんの初登場シーンもアニメ化ということですよ!

よって橋高さんもアニメに登場して声がついたわけですが、残念ながらスタッフロールに名前は無かったので声優さんは不明だ。


ちなみにスタッフロール、今回のOADには登場しないトッキーの名前が何故か載ってる。

もしや図書室のモブ生徒に混じってトッキーがいるのでは、など思ってチェックしたが、別にいなかったし。

単純な間違いか?


ついでに細かいこと書くと、ミステリーツアーのコスプレ風イメージ映像で天草シノが茶髪になってる。

光の表現かなと思ったけど、他の津田タカトシ・萩村スズ・七条アリアの髪の色は普通だし。


そうそう、声優さんと言えばCパートでは "魚見チヒロの声マネをする森ノゾミ" というシーンもアニメ化。

氏家ト全先生はこのネタを描いた当時、どこまでアニメ化を意識されているのだろうと気になったネタですよ。

さてその実際の声真似の出来ですが、かなりスゲェ似てる。

すぐに似せられたのか、アニメ製作スタッフの人達は苦労したのか、裏事情が気になるところ。


またBパートでは、部活動報告のエピソードのもアニメ化されている。

よって単行本10巻 「#257」 で、誰がどのツッコミを入れているのか気になるシーンも正解発表が来た。

今回のOADは特に音声が楽しい内容と言えるのかもしれない。


そういやBパートでは、柳本ケンジと津田タカトシの絡みが何故か追加されていた。

天草シノたちと積極的に絡む必要に迫られた柳本ケンジ、という激レアな一幕ですが……何だこれ。

映画部として登場するのは上手いこと出番を差し込んだなーって感心したけど、かなり謎の態度と謎のオチが来た。

誰得のアニオリギャグなのだろう。


アニオリと言えば、桜才学園マスコット:さくらたん を使ったアニメオリジナルシーンは良かった。

さくらたんも今回のOADでアニメ化ということです。

原作では出番を重ねるにつれ割とゆるキャラっぽくなりましたが、OADでは初回登場時のインパクトを保ったまま。

というか原作初登場時よりも着ぐるみのぼてっとした表現に力が入っており、異様な迫力を誇っている。

これは正直カワイイとかキャーキャー言われないでしょ、みたいな怖さがある……

まあデザインはともかく、話の内容は良かったね。

ちなみに天草シノが後ずさりするシーンなどはコマ送りしてもパンツは見えない。


あと細かいことで良かったとこ。

ミステリーツアー編、食事中に手を止めるシーンの天草シノ&萩村スズのシュールな顔には何か笑った。

あと洋館を去るときに七条アリアが橋高さんと出島さんの側に並んでいるの何か良さがあるよね。


そして最後に、書こうか書くまいか迷ったのですが……

ミステリーツアー編でさ、アニメオリジナル描写として天草シノの入浴シーンがあったじゃあないですが。

まあ 『生徒会役員共』 らしく、天草シノの裸体は湯気に覆い隠されて全然見えない。

でもさ、この天草シノの入浴シーンって画面の明度を調節してみるに普通に乳首や乳輪が描かれてませんか??

気のせいか?


色調補正をした結果
色調補正をした結果


上の画像の左側が元のキャプチャを拡大した画像、右側はそのキャプチャの下半分を色調補正した画像。

俺は色調補正に自信があるわけではないので微妙ですが……

天草シノの左胸とか先端部にクッキリと色の境が浮かび上がっていないですか?

ちなみに局部は、右腕にかかったタオル (?) の陰になってガードされていた。


とりあえず18巻の感想はそんな感じです。

今週の 『生徒会役員共』 「#532」

・今週の 『生徒会役員共』 は、スキューバダイビング体験エピソード! ……の1話目だ。

2話続くのか3話続くのかは分からないけど、今年の夏休みの天草シノたちはスキューバダイビングに行くようですよ。

そんなわけで今週の 『生徒会役員共』 「#532」 の感想。


開幕 【心の友】 では魚見チヒロからお出掛けのお誘いだー。

当然のように集合場所は津田家ですが、魚見チヒロの誘い方は何やら水くさいぞ。

水くさい理由はともかく、天草シノの魚見チヒロに対する信頼がすごい。

まあ4コマ漫画としてオチに繋げるセリフだからとはいえ、友情パワーがスゲェって感じだ。


ちなみに今回の舞台は津田家で飼い猫のムラサメは姿がちらちら見えますが、津田コトミの姿は見えない。

これ、津田コトミが 「#530」 からの柔道部合宿に行ってる間のエピソードだからってことかしら。

もしかするとスキューバダイビング体験本編にも津田コトミは不参加なのかもしれない。


ウオミーが何故か水くさい感じだった理由が明らかに。

【ギフト】 で明かされるスキューバダイビング体験の参加理由は、ウェットスーツを有効活用するため。

"田舎のおばあちゃんがスウェットスーツと間違えてウェットスーツを贈ってくれたから" という理由だとか。

ウオミーにとっても予期していなかったスキューバ体験に天草シノたちを誘うからこういう態度だったようだ。

何かこういう誤解で話が始まるって割と珍しい気がする。

ちなみにスキューバ体験の申し込み先は、七条マリンアドベンチャーであり、七条グループであるようだ。

最終ページのアオリ文を読むに、指導役として出島さんが登場するそうなのでその伏線か。


3本目 【ノリノリ トリオ】 、世のフェチにはウェットスーツフェチもきっといるものと思われますが。

その手の方にとっては、今回のような展開は ついに来た! とか思うものであるのでしょうか。

そんなわけで1,2コマ目はウェットスーツ姿のウオミーがコマをぶち抜きだ!

その御身体は枠線より手前に描かれているから上半身全部とか隠されることなく堪能できちゃうぞ。

左太股に 「721」 の数字が見えるのは、もはや言うまでもなく 「0721」 の下ネタであろう。

氏家ト全先生はこんなところにまで小ネタを!

この数字はウオミーによる羞恥プレイ……ということはなく、そういうメーカーのロゴだと思われる。


次の 【勤勉スズちゃん】 では、萩村スズは早速スキューバダイビングの事前学習だー。

「アクシデントの際は私に任せなさい」 ってセリフ、これ何気に良いじゃあないですか?

アクシデントの時は助けてね、とかでなく、自分が津田タカトシを助けるくらいの気概でいるのだぜー。

こういう所でさりげなく優秀さや関係性が垣間見えるよな。

何気に今回ベストのセリフかもしれない。

そして優秀であってもスキューバダイビングについては初めて学んでいるからのこのオチ。

いきなりこう焦っちゃうのが良さであろう。


次の 【相棒】 、天草シノと七条アリアが一緒にSMモノの動画を見ているって事実、素晴らしくないですか!?

天草シノたちが性の知識があり下ネタギャグが大好きとはいえ、そういうのを見ているかどうかは 割とぼかされている。

それが今回ここでハッキリ見ているのか見ていないかが明かされたわけですよ!

それもしかも、天草シノと七条アリアがどうやら同じ場に集まって一緒に見ていると推測される、おいおい最高か?

ああこれ、どういう状況で見てるのだろうなああぁぁぁぁ。

真昼間から七条家に集まって大迫力のホームシアターで上映しておしゃべりしてそれでお開きとかなのかなあ?

あるいは夜に二人で同じベッドに入って1つのスマホで身を寄せて鑑賞したとかだったらどうしよう!?

津田タカトシが 「昨日」 に反応しているのはそれが理由だったりとかしてさぁぁぁぁ。

めちゃくちゃ夢の膨らむシチュエーションが妄想できるセリフじゃあないですか。最高か。


ラストの 【相性ぴったんこ】 は、8コマ漫画。

おいおい天草シノが七条アリアとの関係性を匂わせたら、今度はウオミーとの相性の良さをアピールだ。

天草シノ総受け、あると思います。

そして地道にスキューバダイビングの事前学習をしていた萩村スズからのクールな指摘で 次回に続く。


今週の感想終了。

そしてマガジンの発売しない週を1週挟んで、次回8/21発売号のマガジンではスキューバダイビング本編だ!

登場人物は誰になるのだろう、ウオミー以外の英稜生徒会メンバーは登場するのかどうか?

津田タカトシのバディの話は、お流れになったと見せかけて出島さんが美味しいとこ持ってく展開だったら良いなあ。


ちなみに来週は週刊少年マガジンが発売しないわけですが。

8月16日 (金) には、『生徒会役員共』 の最新単行本18巻が発売だ!

ぜひぜひ買って来週の楽しみとしよう。

今週の 『生徒会役員共』 「#531」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、天草シノが1コマも登場しないという激レアな回だ。

もしかして天草シノが登場しない話って今回が初めてでは!? ……と、思ったら違ったよ。

天草シノが登場しない回は以前にもあった。

単行本11巻収録 「#299」 で、天草シノの皆勤賞が途絶えていた。

そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 「#531」 の感想。


天草シノが初めて登場しなかった 「#299」 は、生徒会長交換エピソードの前編。

なので天草シノが登場しないのも一種の仕掛けになっていたわけですが、今回は特に何となく天草シノが登場しない。

過去にあったこういうエピソードの場合でも、必ずどこかに天草シノの出番は用意されていたのに。

連載12年目を迎えて、氏家ト全先生が何か今までの法則とかを破っていこうとされてるのかもしれない。


そんなわけで今回は、前回からの桜才柔道部の夏合宿エピソードの続き物。

これ続く話だとは思わなかったぜ、マジか。

前回は1話まるまる滝行エピソードでしたが、今回は1話ほぼ全部が枕投げのエピソードだ。

桜才柔道部の成分100%回である。


扉絵はデフォルメでご飯をもりもり食べようとするトッキーと三葉ムツミ。

トッキーの食が細いように見えてしまうほど、恐るべき山盛りカレーの三葉ムツミである。


開幕 【夜特集のテンション】 から、枕投げが早速スタートだ。

ここで津田コトミが持参したマイ枕が羽毛まくらだと描かれるのが、次のネタにかかってくるのよな。

どうかかってくるかと言うと、2本目サブタイトル 【誰のだ】 の通り。

この膝枕クッションを持参したのは誰なのか!?

津田コトミでしょ という可能性を1本目で断ってくるスタイルだ、津田コトミの枕は羽毛まくらなのだもの。

一体この膝枕クッションの持ち主は誰なのか……という疑問は解き明かされないまま終わっちゃう。

合宿所に置いてあったとか、大門先生の私物という可能性も考えられるか?

でも個人的には、他に持ってきそうな人もいないので、やっぱり津田コトミの持ち物だったという説で行きたい。

津田コトミがトッキーのために持ってきた予備、という説はどうだろ。


3本目 【一本とった】 は、三葉ムツミたちが柔道部だからこそのネタである。

ギャグマンガだったら人間大砲を打ち出すように投げるだろうシーンですが、氏家ト全先生の漫画ではそうはならない。

きちんと3コマ目で受け身を取って綺麗に投げられてるのも良いポイント。


4本目 【トッキー ふりかぶって投げた】 は、割とお約束なネタが来た。

中里チリの顔面キャッチとか、トッキーが投げて魔球みたいな軌道を描く枕とか、触れようかと思った点はあるけれど……

それより何か、割と枕投げエピソードのテンプレみたいという感じの違和感が気になってしまった……


5本目 【しゅるり】 は、三葉ムツミの直球サービスシーンですが!

4コマ目だけでなく、3コマ目にも注目したいですよねえ。

どうせならトッキーの結わえた髪も久しぶりにゴムが外れてしまえば良かったのにと思わずにはいられない良さがある。

つーか1コマ目のわいわいとした様子も楽しいだろう。

三葉ムツミも抑え込まれていたり、膝枕クッションが普通に混じって投げられていたみたいだなと分かる様子も良かったり。

寝るときに着るものが、各自それぞれ違うのも芸が細かい。

合宿所が用意したものとして共通のパジャマや浴衣だったら作画が楽そうなものなのに。

見た目の楽しさを捨てないプロ意識だ。


6本目 【キャー スケベ!!】 というサブタイトルは、三葉ムツミのほどけた衣服とは関係なかった。

これまたド定番の役どころとして登場した大門先生ですが、このオチはド定番とは行かず さすがの津田コトミだった。

ラストの 【おしまい】 は、今週の内容がおしまいであることと合宿がおしまいであることを伝えるサブタイトル。

トッキーが寝るときにうつ伏せ派であるっぽいことを注目したい! たまたまかもしれないけど!


今週の感想終了。

そしてこれを書いている8月3日現在、既に 『生徒会役員共』 単行本18巻の表紙がネット上で公開されていた。

もう普通に週刊少年マガジン公式サイトでも表紙の画像が公開されているし、amazonでも表紙が出ている。

つーか2019年8月3日現在、マガジン公式サイトで 「ご購入」 のボタンを押すと、amazonのサイトに飛ぶのか!

講談社の通販案内ページとかでなく、amazonへの直リンクというのは何だか凄い。

時代が変わった感じがある。

今週の 『生徒会役員共』 「#530」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、桜才柔道部がメインの滝行エピソード!

地域によっては既に夏休みというわけで、三葉ムツミ率いる柔道部は山へ合宿にいくのだと。

というわけ今週の 『生徒会役員共』 「#530」 の感想。


扉絵のトッキーは柔道着を着ているのかと思いきや、白装束を着用だ。

滝行に挑むときの格好であるらしい。

開幕 【桜才柔道部の夏】 から三葉ムツミが大張り切りで、滝行体験できることをアピールだ。

3コマ目で 「大丈夫!!」 と強調してからの告知であるのが、気合の入り方を感じますね……

そもそも 「山で武者修行」 という言い方をしてるあたり、過酷なものになりそうな雰囲気が最初から出てたわ。


2本目 【びしびしいこう】 では即座に山へと到着だー。

スピード展開である、よろしいことだ。

"滝行体験できる所" という言い方からして、手つかずの自然の滝ではなく人の手で管理されてる滝ではあろう。

それにしても滝の流れは勢いが激しいようで、これ初体験の人でも大丈夫なのかなぁとビビれる感じ。

柔道部顧問の大門先生はまったく怖気づかずにキメ顔でアドバイスだー。

描かれていないけど、大門先生も多分滝行体験したとは思う。

ここで津田コトミがビビってないのは、持ち前の中二病精神でのワクワクが勝っているからかなぁと思った。


そして滝行体験がスタートだ!

【乙女のけねん】 を見るにトップバッターは中里チリだ。

滝への感想より濡れ透けを気にするとか余裕あるなー、と思ったら下に着てた水着が流されるほどの勢いらしい。

一体どれだけ強い勢いの滝なのだろう。

ここでトッキーだけ水着が脱げたことに無反応なのは何故だろう。

私はそんなドジを踏まない、みたいに思って他人事なのかなあ。


次の 【手練れな私】 ではトッキーこと時カオルが滝行にチャレンジ。

トッキーと言えばドジっ娘ですが、今回は特にそつなく滝行をこなせたみたい。

自前の数珠を持ち込んだりとか準備も万端のようですね。

あらかじめネットで調べておいたりしたのだろうか。

あるいは、実は滝行を経験したことがあった、というのはどうだろう。津田コトミに誘われて2人で行ったとかで。

津田コトミが仕込み杖を用意する余裕があったのもそういう理由だったりで。


続く 【伝えたい】 も津田コトミとトッキーのネタだ。

2コマ目を見るに、津田コトミも濡れているから滝行に挑戦したみたい。

滝の勢いで髪留めが流されて普段と違うヘアスタイルに……という展開は無かった。


そして滝行体験で描かれる最後は三葉ムツミのターン!

【てへ】 では凛々しく滝行に臨む姿が描かれちゃう。

つーかこの写真写りを気にするネタは笑った、この発想は無かった……秀逸すぎる。

こんな状況下でも素晴らしい恋するハートだわ。


そしてラストの 【一方の津田家】 では、天草シノたち生徒会メンバーが登場だ。

天草シノの皆勤賞は継続ですよ。

滝行で水着が流されたりしているし、津田コトミの匙加減次第ではヤバいものが透けて写ったりしてしまいそう。

そういう写メを津田タカトシに送ったのかどうか!?

でもなー、津田タカトシにそういう写メを送ることはありそうだけど、さすがに友人のそういうシーンは送らないか。

この天草シノが特別たしなめるような態度では無いのや、津田タカトシのツッコミのセリフも良かった。


ちなみに氏家ト全先生の筆次第では、いくらでも濡れ透けを描けるだろうシチュエーションではありますが!

しかしそこは氏家ト全先生の漫画なので、露出度については普段通りの鉄壁ぶりだった。

ぐっしょり濡れてもまるで透けないし、白装束が肌に張り付いてボディラインがクッキリ……という展開も無いぞ。

というか白装束は滝行体験やってる施設からのレンタルなのだろうから、そういう配慮がなされているのしれない。


今週の感想終了。

柱のスペースに空きはあれども、登場人物紹介は柔道部部員だけという桜才柔道部づくしの回であった。

そして18巻表紙の畑ランコは、「畑さん史上最大キュート」 とスゲェ期待を煽ってきているお知らせもあった。

一体どのようにキュートなのか……!?

格好や衣装がキュートで、桜才制服でなくコスプレとかの方向でキュートだったらどうしよう。

あるいは巻数にちなんだポーズの縛りを無視して、全力でキュートなポーズを取っているのかもしれない。

今週の 『生徒会役員共』 「#529」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、まごうことなきスイカ回!

扉絵も堂々とスイカが目立っているし、スイカが主役を張るエピソードです (何だそれ

そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。「#529」 の感想。


主役がスイカというかテーマがスイカなわけでして、何やら平和な話である。

開幕 【しましまつぶつぶ】 の津田タカトシも、咄嗟のごまかしではなくマジの無邪気な感想なのだろうな、って味わいだ。

イカに関わる下ネタといえば "スイカップ" という女性のたわわなお胸を表す言葉もあるけど、問題はそれより柄だった。

ていうか水着グラビアを目にして、肉体よりも柄に目が行く津田タカトシの視点がすごい。

マガジン男性読者の9割はオチを読むまで、水着の柄に目が行かなかったに違いないって思うのだ。

生徒会役員共』 というか氏家ト全先生の漫画で稀有な露出度の高い水着グラビアですしおすし。

あと 『アイドルのあかほん』 で似たネタあったど、こういう水着を着る人が天草シノたち主人公よりスタイル良いのは何かリアル。


2本目 【おいしいスイカの特徴】 は、タイムリーにも七条アリアがスイカをもらってくる。

そういえば以前にも園芸部の友達からお野菜とか貰うネタがあったっけ。

「小ぶりなお尻におヘソ」 との表現はあたかも七条アリアならではですが、別に一般的な表現である。

ここで聞き間違えるのは普段なら五十嵐カエデのお役目ですが、今回は次に入室する萩村スズだった。

慣れてる萩村スズであっても、生徒会室の中でふしだらな行為が行われているのかも、みたいに思ったのかなあ。

そんな萩村スズが次の 【おやつ時なので】 では可愛らしい。

ていうか、ただただ平和な感じだな……ここだけ抜き出したら下ネタギャグがメインの漫画とは思われなさそう。


ちなみに、「スイカは果物ではなくて実は野菜」 という小話をどこかで耳にしたことのある方も多いかと思いますが。

念のため検索してみたら、スイカは 「果実的野菜」 というのが農林水産省の分類であるらしい

ちなみにメロンやいちごも果実的野菜なのだとか。

世の中 綺麗に線引きできないジャンルってのはあるわけですねー。まぁ、ロリババアみたいなものかもしれない。


そして 【また大きくなったのか‥】 ではいよいよスイカを食べちゃうよ。

桜才学園でもらったスイカを津田家に持ち込んで食べるあたり、津田家の桜才学園からの距離の近さを感じる。

天草シノたちが事あるごとに津田家に集う理由も、やっぱり一番の理由は学園から近いからなのだろうなあ。

また、学園の調理実習室をお借りして食べるってことをしないはお行儀の良さか。

イカと言えばスイカップ、というネタもここで入ってきた。

ていうか伸びをしたタイミングとかでなくスイカを食べようとするこの瞬間に切れるのすごい。

本当に成長してるからこんな何でもないタイミングではちきれるわけですか……


次の 【教育的配慮】 は、萩村スズと七条アリアが仲の良い感じだ。

萩村スズを子供扱いする七条アリア、これ普段の聞き間違いと違って絶対わざとボケてるよねぇ。

萩村スズとこう戯れるための聞き間違えたフリだと思うの。

何ならスイカ食べてる最中、種の話題が出たら言おうと思ってたに違いない、って思える感じだ。


天草シノがメインの下ネタは 【気をつけよう】 である。

この自信満々というか真面目に実直にボケてくる天草シノの態度は良いですよね、好き。

津田タカトシが冷静に指摘するツッコミも似合ってるよねえ。

そしてラスト 【それはそれ】 の津田タカトシも良かった。

食欲に忠実すぎる……

結局津田タカトシは消化不良を起こしたのか!? みたいなヒキやオチではない静かなのも良さでしょ。