不安の種3巻



お前は 3年後…


という訳で、不安の種3巻買っていたので紹介するの巻。

現在少年チャンピオンにて続編の 『不安の種+』 が連載されているわけですが、

3巻ともなると現在連載分のネタ・内容・雰囲気に近くなってきてた。


つまり 「突然怖い絵が出てびっくり」 的な話ではなく、一般的な怪談話に近くなってきていて、俺がっかり。

いやいや確かに 「何がいるのか分からないけど、これは確実に恐怖シチュエーションに陥っている!」 的な話もいいけど、

俺としては 「次のページをめくったら怖い化け物とコンニチハして、もうトラウマ」 な内容を望んでいたので。

なんと言うか、

「ページを開けばそこに確実に怖いものがある」 という性質を期待してるのだ。置いてるだけで呪われそうに思えて不安になるような。

「いつのまにか単行本が落ちて開いてて、ふと目をやったら 「お前は3年後…」 のページが開いてたらどうしよう!」

と思わせてくれるような話が見たいです。


そういうわけで不安の種3巻は、怖い絵よりもシチュエーションで怖がらせる話が大半を占めていたのですが、

3巻にはチャンピオンRED連載時代分で、最も怖いと思われる話が収録されておりました!

それが 『高橋君の理由』 。


ここに画像を貼ろうと思ったけどスキャンが嫌なので止めた。


内容としては、 望月峯太郎作 『座敷女』 を11ページでアレンジしたかのようなエピソードなんですが、

これがシチュ的と怖い絵的の両面から怖くて、不安の種では最もお薦めの一話。

個人的には 『大きさが…』『バイバイ』『しんがりの決まり』『スウィング』 並みの恐怖。やめてー。

上画像のお前は3年後女どころじゃなかった。

現在連載分の不安の種プラスで興味を持った人は、1巻か3巻から読めば良いかと。

1巻には 『あそぼうおじさん』 や、他の人の評判が良い 『道に棲まう』 が収録されてるので。

まあそもそもあまり人には薦められないタイプのマンガなので、まあ自己責任でどの巻からでも選べば良いじゃない。自己責任で。


そういったわけで本日は不安の種3巻の紹介をしましたが、

この7月6日には 『不安の種+』 の単行本が発売されました! という日記。

表紙からいきなりオチョナンさんなので、

オチョナンさんだけが気になる人でも、買わずしてご対面できる親切仕様。ブックカバーをかけておきたい表紙だな!