堕落天使の灰児の話

・ケースクラスの生き残りにして8番目の狂犬。

「堕落天使を知らないけれど、壬生灰児は知っている」 という人は多いんじゃあなかろうか。

堕落天使を知ってる人なら壬生灰児も知っていると言えるだろう、このゲーム随一の人気キャラ。


痛みを感じないために スーパーアーマーを備えた必殺技/超必殺技を持っており、

グラップラー刃牙』 の花山薫の "握力×体重×スピード=破壊力!!" を元ネタとした技、

"皆殺しのトランペット" & "絶望という名の地下鉄" もまた、

堕落天使を語る場とかでは必ず話題に挙がっている感じ。


繋がりやすいラッシングコンビネーションや、CPU相手にならガードさせても問題ない必殺技も多く、

素直な打撃キャラになっている感じ。使いやすいです。

初めて堕落天使をプレイする人は まず灰児でプレイしてみると良いものかと思うよ。

ジャンプ攻撃→ラッシングコンビネーション→死神のサングラス→追撃、の大ダメージコンボは爽快だし。


ただし対戦となると話は別。

通常技も必殺技も、ヒットしていてコンボに使う場合はなんら問題ないのだけれど、

ガードされるとよろしくない感じのものが多いんだよね。CPUは反撃がぬるいので問題ないけど……

突き詰めていくと、気軽に振れる地上技は弱Pくらいしかなくなりそう。


ガードさせたら強制的にガードクラッシュさせてしまう必殺技が多いのも弱点。

「ガードクラッシュさせて何が問題なんだ?」 と思う方もいるだろうけれど、

本作のガードクラッシュによる無防備時間は驚くほど短くて、

灰児の必殺技では、ガードクラッシュさせても反撃確定だの どうにか五分五分だの言うものばかり。

そしてガードクラッシュさせたなら、当然それまでこつこつ削ったガード耐久値は最大まで回復する。


ガード崩し能力も低い。

折角の大ダメージコンボも、警戒する相手にはガードクラッシュくらいからしか決められないかと。

というか、小技で固めてからの投げが灰児のメインダメージソースかもだ。

一応攻撃判定発生早めの中段特殊攻撃もあるけど、中段であること以外は頼りがいのない性能だし……

……ぶっぱ絶望という名の地下鉄や ぶっぱ皆殺しのトランペットも選択肢に入ってくるのかも。