Mission.52 【白の世界】 感想

・『COPPELION』 的には新年第1号となる今週号に、小津姉妹は1コマも出てこなかったよ。

そんな訳で、およそ1ヶ月ぶりとなる 今週の 『COPPELION』 感想。Mission.52 【白の世界】 の感想。

1話飛ばしたかと不安に思ってしまった。


今回は第2部で最大の山場となるだろう、「高放射線帯を電車で突っ切れるか!?」 って話なんだけど……

なんかこれ自体はあっさり終わったな……

第2部は半分以上が、この 「電車を復旧させての三鷹脱出ミッション」 に費やされてきた訳だし、

今回のこの脱出成功エピソードは、凄くカタルシスとかあってもいいはずなんだけど……

「脱出成功しました! 今週終了!」 って あっさりな話だったよ。


そんな中で大変なのが、梶井息吹さんパートだ!

前回、「母と子‥‥ どっちの命を優先するか――」 の言葉まで出た難産の理由、

それは、赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いて窒息寸前の状態だからだった!

けれどこの事態は珍しい話ではない。よくあることだとか。今回のケースへの対処法だって、既に判明していた。

ただしその対処法とは……帝王切開

「分かるね‥‥? タエ子や お産に関して素人のあんたが手術するってことは‥‥」


そう、とてもじゃないが母体の命を保証することはできない!

しかも高放射線帯に近付いている影響で、あやめ婆さんとの無線が通じなくなってしまった!

野村タエ子は、ベテラン助産師であるあやめ婆さんからの指示さえ無しに、帝王切開を成功させねばならない!

これはめちゃくちゃ無理だろ!

放射線帯の突破には 電車復旧に知識のある人や改造に長けた人材がいたから良いものの……

そもそも野村タエ子は、この難題に立ち向かえるのか?


「タエ子ちゃん‥‥

私ね‥‥ 最初から覚悟はできてるよ お願い‥‥切って

この子を助けて!」



「あなたと赤ちゃん‥‥ どちらも救ってみせます!」

野村タエ子が決意したー!

コッペリオン保健係として、助けを求める声に応えず何とする!

出番的にも半年近く盛り上がりどころの無かった野村タエ子さんのターンがやっときた。

単行本6巻表紙への抜擢は、この展開が来るからだったのかもしれないねえ。


そして高放射線帯を抜けて黒べえや第一師団が喜びだしたところで今週終了。次回へ続く。

小津姉妹は出ませんでしたとさ。


っていうか、あれ? 電車はもう、このまま新宿へ向かうんだよね?

すると どう考えても電車より速く移動する手段のない小津歌音は……バトルしないってこと?

いや それは無い……よなあ?


しかしまあ、次回の内容が完全に謎だ。

今週で第2部に引っ張ってきたメインテーマをほとんど終えてしまったので、

残っている話題が、出産と京都会議と、小津歌音の行方くらいしかない。

小津詩音が電車以上の速さで走ってきてくれるはず!」 とか前に書いたけど、

この内容だと、電車は無事新宿に着きそうだし。

「実は生きていた黒澤遥人の元に、謎の人影が現れて――!?」 とかいう展開でも来るのかな……

小津歌音が小津詩音の元に戻って、無事を確認するような展開が来てほしいところだ。