・後から読む人には関係ない話なのですが、気付けば2週間遅れでの 『生徒会役員共』 感想ですよ。
最近どうにも忙しいことによる遅延です。
このサイトのメインコンテンツである格ゲーもろくに出来てないからつらい……
それはともかくこの回 「#482」 は、歴史レジャーランドに1泊するエピソードの後編。
留学生:パリィ・コッペリンがどんなボケをかますかと思いきや、後編のメインは天草シノたち生徒会役員だった印象だー。
そんなわけで 「#482」 の感想。
開幕 【こどものこころ】 の1コマ目から引率としての横島ナルコ先生がお出迎え。
おおっとこれは意外な展開。
歴史レジャーランドだから横島ナルコ先生の担当科目ではないし、横島ナルコ先生が行きたがるような施設とも思えないし。
天草シノたちでお泊りすることも多いのに、どうして今回は引率で付いてきたのだろう……やっぱりパリィのためなのかー?
来日して日が浅い留学生さんを生徒たち同士で外泊させるより万全を期して、みたいな理由の引率なのかもな。
いくら萩村スズや七条アリアが英語でパリィと会話できようとも、そこは英語教師としてみたいな。
2本目 【作法の道】 、初登場時は割とカタコトだったパリィもきちんとしたアクセントで日本語喋ってるっぽく、順応が速い。
こうも喋れるなら、オチも実際に2日目だけれど津田タカトシが誤解した、という解釈も成り立つだろう。
一番衝撃的なのは 【運のよさ255】 でしょ。
横島ナルコ先生がド直球すぎる津田タカトシ×萩村スズな発言をするのが意外中の意外!
オチとしてはほのぼのとした場面なわけですが、萩村スズの内心はどんなものなのかー?
思わずこぼれちゃう笑顔を隠してオチのセリフに繋げているのだったらニヤニヤしちゃう。
つーかこれ、コマの外で天草シノや津田タカトシがどういうリアクションを取ったのかが気になってしまう。
めっちゃ空気固まってそうだよねえ。
いやあるいは、天草シノがリアクション取るより先に5コマ目で 「私が津田に幸せにしてもらう!」 と横島ナルコ先生が昂る展開なのかも。
パリィ・コッペリンがメインを張るネタは1本だけながら 【きもちよく おやすみ】 の隅とかにいる様子が可愛らしいですね。
オチは催眠音声×七条アリアというものですが、これで気持ちよく眠れるものなのか、どうなのか。
精神がリラックスするよりも興奮してしまうのではないのだろうか……
そしてその点には触れないツッコミを入れるのが津田タカトシの見事な腕だと思った。
そういや津田コトミが七条アリアを 「アリア先輩」 呼びしてることが気になったけれど、まあそう呼ぶはず。
津田コトミは萩村スズを 「スズ先輩」 と呼ぶわけだし。
むしろ呼び方で気にするべきのは、パリィ・コッペリンを 「パリィ」 と呼ぶ津田タカトシかー。
誰かを下の名前だけで呼ぶ津田タカトシというのはレアな関係ですものね。
直接的な描写は無いけど、パリィがみんなと下の名前で呼び合いたいという話をして、下の名前で呼び合っているのだろう。
あっ、この回では語られてる "座敷わらし" について感想では全然触れていないな。
ラストの 【ちっちゃい影】 では、座敷わらしは本当にいるのかも……という不思議体験的な終わり方をする。
氏家ト全先生の作品って、こういう非現実的というかファンタジーな展開は全然無かったため、この終わり方は新境地を開拓してると言えよう。
珍しさもあって読後感もいつもと違う感じであった。