・一週間遅れでの感想となるのですが、この回 「#483」 は一週間遅らせたくなかった衝撃的な回ですよ!
今までの 『生徒会役員共』 からは考えられない衝撃的な要素が2つもある!
そのどちらから先に反応するか試されてるかもしれない回と言えるかもしれないですね。
そんなわけで、『生徒会役員共』 「#483」 感想。
扉絵は浴衣姿の森ノゾミで、即座に目を奪われる魅力を放ってるぜー。
そんな森ノゾミから目を離しつつ下の方を見れば、この回は 「英稜高校生徒会編」 との説明がある。
でもさでもさ、いやこれ今回、青葉トオリ出番多すぎ最高編と言って過言ではないよね?
そう、この回にある衝撃的な要素のうちの1つは、青葉トオリがめっちゃ出番あるよということだ!
さらに先に書くと、柱の登場人物紹介に青葉トオリの紹介が初めて掲載された。
ゲゲーッ! 魚見チヒロの初登場回から一緒に登場していたのにまるで人物紹介が無かった青葉トオリなのに!?
一体どういう風の吹き回しだー?
たとえば氏家ト全先生の担当編集者が代わって、その新担当さんが青葉トオリ激推しだったりするとかなのかなあ。
理由は不明だが、素晴らしいことだ……もはや青葉トオリ記念日と言えよう。
ちなみにその紹介文は、以下の通り。
青葉トオリ(高1)英稜生徒会書記
英稜生徒会を陰で支え続ける1年生。
いたってまともなツッコミ役。
えっ、ツッコミ役だったのかー!?
むしろこの回みたく魚見会長の下ネタとかに頷いているイメージが強かったぜ。
書記だとハッキリしたのも良いですね。
つーか1年生だったとは……
英稜生徒会がどういう経緯でこの人選となったかは広瀬ユウ以外は不明ですが、青葉トオリは魚見チヒロの次に古いメンバーのはず。
そうすると、魚見チヒロ自らが青葉トオリを指名した、という成り立ちの妄想を膨らませることもできるよね。
青葉トオリが掘り下げられていないからこそ可能な、魚見チヒロ×青葉トオリの夢物語だ!
年齢差百合な味わいも楽しめるであろう……ブルーオーシャンだ!
天草シノたち桜才メンバーの出番は、開幕 【いっぽう そのころ】 の1コマ目だけで終了。
残りのコマは全部が英稜生徒会のものだ!
青葉トオリがどれだけ出番あるかと言えば、2本目 【興味ないね】 からセリフはあるしオチを盛り上げる要員にもなる。
今までならこの4コマ1本で半年分の青葉トオリ成分が含まれている専有面積だ。
あと青葉トオリが森ノゾミに 「森先輩」 と話しかけてて、以前とは呼び方が変わってる (以前には 「副会長」 と呼び掛けてるシーンがあった) 。
いやそこよりも、パンチラを気遣う青葉トオリという個性を堪能するべきでしょ。
青葉トオリ自身はパンチラしそうだと気付いたらどんな態度でスカートを抑えたりするのかなああああぁぁぁぁあ?
英稜生徒会で最も新顔の広瀬ユウもかなり出番が多いのよー。
【魚見さん瞑想中】 ではしっかり座禅を組んじゃう。
英稜生徒会の中では最も煩悩と無縁そうな広瀬ユウにつきこのネタでは特にオチに絡まないけれどもさ。
このネタのオチは、最も煩悩に溢れていそうな魚見チヒロが煩悩爆発する展開である。
普段の魚見チヒロがどういう事を考えているのか分かるネタでもある。
次の 【森さん 瞑想中】 ではパンチラ防止のため正座で座禅する森ノゾミが描かれますが、やっぱ青葉トオリに目が行くよねー。
座禅している姿の青葉トオリなんてシーンを見ることができて良いのか……!
ありがとう、ありがとう そんな感謝の言葉も漏れよう。
激写したい。
5本目 【ビリビリきた】 は英稜生徒会のメンバー4人が全員絡んでくるネタである、尊さがあると言えよう。
青葉トオリは足の痺れた森ノゾミを心配そうにするし、森ノゾミからセリフを引き継いだ広瀬ユウは魚見チヒロに痺れちゃう。
ていうか今思ったけどこの四つん這いになってる森ノゾミにフェティッシュを感じる御仁もいるのかもしれないですね。
もちろん一般的にはパイパンな魚見チヒロにうおおと思うのでしょうけど (一般的か?)
そういや登場人物紹介に使われているの青葉トオリのコマは見たことないなと思ったら、次ページ 【いいにおい】 の青葉トオリの顔なのよね。
新しいタイプのネタバレかよ。
ともかくこの4コマも、魚見チヒロ・森ノゾミ・青葉トオリ・広瀬ユウの全員のコンビネーションによって成立したネタだ。
素晴らしいことではあるが、どうしても何故急にこんな連携プレイがなされるようになったのかは気になってしまう。
つまり、英稜生徒会のネタでも大体は青葉トオリが登場を省略されてきたのに、青葉トオリがどうしてこう出番が今回増えたのか、と。
今までだったら、青葉トオリはせいぜい無言のいつものにこやかな表情でお土産を手に持ってるくらいだったはず。
それが今回このネタでもセリフがあって自分セレクトのお土産を主張してるからね!
実に素晴らしい……しかしきみそんな性格だったのかみたいな意外性はある。
ラストの 【閃きの森】 はサブタイトルから面白味があるのですが、オチも秀逸だわー。
「いいこと思いついた」 という森ノゾミの顔も勢いありますし、名案を語る楽しそうな森ノゾミも無邪気で可愛らしすぎる。
この1コマ目から3コマ目の森ノゾミは無邪気過ぎてスゲェツボですね……とても良い……
そんな森ノゾミの提案に対する予想外の視点からツッコミも傑作だった。
この魚見チヒロのツッコミは言われてみればマジにその通りだし、それをこの唖然とした顔で思うだけのなのもネタの温度管理が適切と言えよう。
氏家ト全先生のプロの技だ。
感想終了……と言いたいところですが、実はこの回の 『生徒会役員共』 にはもう1つ衝撃的な要素があってだな!?
何と、『生徒会役員共』 本編において津田タカトシが初めて1コマも登場しない回でもある。
これはビビった。
津田タカトシの出番が極端に少ない回でも、今まではどうにか津田タカトシが登場するネタが1話に1本は存在したのだが、今週は1コマも出ない。
ちなみにこの回では七条アリアの姿も見られないが、七条アリアが週に1コマも出ない回は今までに何度かあった。
これにて 『生徒会役員共』 における毎週1コマは必ずどこかに登場しているという皆勤賞は、天草シノただ1人となった。
まさかこんな衝撃的なことが起きるとはなー。
10周年を過ぎた 『生徒会役員共』 は新たなるステージに足を踏み入れたのかもしれない。
以上、感想終了。
さて、次号の8月22日 (水) 発売となる週刊少年マガジンでは、『生徒会役員共』 が一挙2話掲載!
「真夏のショート漫画大盛り祭り」 という企画の一環として一挙2話掲載であるらしい。
もしかすると、一挙2話以上の何かインタビュー企画とかあったりするのかも。