今週の 『生徒会役員共』 「#620」 感想

・かなり驚かされた、今週の 『生徒会役員共』 の感想。

まさか前回と対になってる内容、前回が前編って言える回だとは思ってなかったよ!

そんなわけで今回 「#620」 は、森ノゾミのパンツの回。

前回が桜才生徒会でノーパンの話なら、今回は英稜生徒会でノーパンの話だ!

ちなみに今週の週刊少年マガジンは、紙の雑誌のみグラビアページに関連企画がある。



扉絵はレインコート姿の森ノゾミ。

1ページ目の魚見チヒロから見た姿かな、一緒に登校してる雰囲気を味わえるぞ。


開幕 【雨の日登校】 にて、今回のテーマの幕が上がった。

雨の中を登校する魚見チヒロと森ノゾミ、そこに災難が降りかかる! いや "湧き上がる" か。

大雨によってマンホールから噴き出した水が、森ノゾミのパンツを直撃だー。

「ぬわーーっ」 のリアクションには笑った、「キャー」 とかじゃないところが良いよね。


こうして前回の天草シノ同様、2本目 【お助け会長】 では森ノゾミがノーパン in 生徒会室。

後に出てくる描写から、時間的には登校直後だと思われる。

ノーパンのまま授業を受ける……という事態にはならなかったようだ。

予備のショーツがあること教えてくれる魚見チヒロ、Vサインしてるのに顔は真顔だ。

どういう感情だろう、何を思ってノーパンの森ノゾミを見てたのだろう、いや面白いけど。


次の 【まよえる のぞみん】 では、森ノゾミに手渡される予備のショーツことTバック

色は黒いし、なるほど勝負パンツだと納得できる見た目である。

魚見チヒロは何故に勝負パンツを持ってきてたの……という疑問は残る。

思うに、下ネタ繋がりの人に見せて良い反応をもらうためかなー、って妄想膨らむ。

未使用品ってくらいだし、穿くためではないのだろう。

こう、青葉トオリとお互い選んだ勝負パンツを見せ合いっこするため、って説はどうか?


4本目 【とつげき 生徒会】 では、青葉トオリが登場だ! やったぜ!

まあ別に今回、青葉トオリがネタに絡むことはないのですが……

おはようございます、ではなく 「おはよーございまーす」 という言い方は青葉トオリの個性なの?

初登場こそ魚見チヒロと同じ回ながら、近年までモブ生徒と同レベルの扱いだった青葉トオリ。

その青葉トオリを準レギュラーくらいの登場人物に引き上げようとする氏家ト全先生の工夫を感じる……


ちなみにオチは、森ノゾミに自身のパンツの匂いを嗅がせる魚見チヒロ。

そうまでして勝負パンツが無臭で未使用であることを分かってもらおうと……!?

むしろ魚見チヒロは。他人に自身のパンツのにおいを嗅がれて平気という点に着目するべきか?

これ、直前まで穿いてたパンツを嗅がせてたのかな。

するとこの状況、森ノゾミも魚見チヒロも2人ともノーパンってことだ! フェチの人には刺さるのかも。


次の 【どっちか選べ】 は、広瀬ユウのターン。

広瀬ユウもまた、予備のパンツを持っていると判明だー。

下ネタ側ではない広瀬ユウなのに、どうして予備のパンツを持ってたのかなあ。

検索したら、10代女子の7.4%がパンツの替えを持ち歩いていた、というアンケート結果が見付かった。

汗まみれになったパンツを穿きたくないから、という意見が書かれていた。

広瀬ユウは運動部所属だし、そこまで変でもないのか……?


なおオチは、間違って兄貴のブリーフを間違って持ってきていた広瀬ユウ。

つまりそう、広瀬ユウもまた妹ってこと! い、妹は思春期

新たなる妹キャラがここに爆誕だ。

デビュー作 『妹は思春期』 について、氏家ト全先生が語ったりネタにすることはもはや無い。

(※ツッコミの台詞が 「妹は思春期」 のことは1度だけあった 単行本1巻#9」 )

でも、こうして特に何気なく妹属性を登場人物に付与してくるのは、名残を感じられますね。

読者に対する、『妹は思春期』 を忘れてないですアピール、のように受け止められて嬉しいところだ。

そのうち、実は天草シノも妹でした、みたいな衝撃展開少しは可能性あると思う。


ラスト 【彼女はTバックを選んだ】 は、8コマ漫画。

英稜生徒会顧問:音羽フウカ先生が生徒会室に入室だー。

おっ、青葉トオリの台詞が二言もあるじゃあないの、ってことはさておき!

音羽フウカ先生が窓を開けたことで巻き起こる事態は、そう 「フワーリ」 だ。

氏家ト全先生が過去作 『濱中アイ』 で生み出した表現を、今もここぞという場面で使われてるのは嬉しい。


フワーリの目撃者となったのは音羽フウカ先生。

Tバックのため後ろから見ればノーパン状態な森ノゾミのお尻を直視だぜー。

でも音羽フウカ先生自身の新たな一面は見られず、という感じか?

まあ今までみたくドン引きしてないあたり、慣れてきてるのかも。

フワーリでスカートの中を見られた側が、むしろ自分から更に見せようとするのは新しいなあ。

同じ現象であっても切り口次第で、こうも新鮮な面白さがあるのかーって唸らせられるな。


今週の感想終了。

冒頭でも書いた通りに、今週の週刊少年マガジンではグラビアページも必見だ!

「ラブコメ制服コレクション」 として、コスプレイヤーの人が週刊少年マガジン作品と特別コラボ!

そのコラボした作品群の中に、何とまあ 『生徒会役員共』 もあるってわけですよー。

"制服コレクション" というタイトルだが、制服だけでなく天草シノのコスプレ姿を披露している。

こいつは珍しい!

この手の企画に 『生徒会役員共』 が選ばれることって滅多にないから、かなりビビった。

ちなみにこの企画に 『生徒会役員共』 があること、先週号の次号予告のページでもハッキリ告知されていた。

でも告知されてるのがグラビアアイドルのスペースだったのよね、そこまでは目を通していなかったぜ……


しかもこの 「ヒロイン制服コラボ」 、基本的に割り当てられるページは見開き2ページだけなのに!

「おかわりはレジェンド漫画……!」 として 『生徒会役員共』 だけ追加でもう1ページ載ってる優遇っぷり!

一体どうした?

普段こういう特別企画にエントリーされないことの方が多い 『生徒会役員共』 なのにな……?

まあ、何だか知らないがありがたいね。


このコスプレページの見所は、コスプレイヤーだけではないぞ。

具体亭には、背景にも注目だ。

何と、背景にはきちんと桜才学園正門前や生徒会室が描かれている。

更に激レアなことに、氏家ト全先生が描いたのではない、小物までしっかり描き込まれた背景になっている!

正直めちゃくちゃ面白い

桜才学園校門とかを、こんな解像度で目にする日が来るとは……!

誰が描いたのだろうこれ?

きちんとした背景専門アシスタント職の人が描いてるっぽいよなあ。

なお、背景の参考資料となったのはアニメ版のようで、下ネタの雰囲気とかはアニメ版準拠だ。


そういうわけで、紙のマガジンを手に取ってみてもよろしいのではないでしょうか。