今週の 『生徒会役員共』 「#608」 感想 & 単行本20巻の感想


・さて本日は!

週刊少年マガジンの発売日にして、生徒会役員共』 の最新単行本、20巻の発売日ですよ!!

1日に2度の 『生徒会役員共』 を堪能できる日である、大変お得だ。

どちらの話も今日のブログ記事で書くわけですが、まずは今週の 『生徒会役員共』 感想から書くよ。



まずは今週の 『生徒会役員共』 、「#608」 の感想。

前回からの続き物で、 "匿名人物評価" の結果発表回!

お互いに長所と短所を匿名で書き合って発表する、というエピソードの後半だ。


扉絵は、何とまあ青葉トオリ!

やったぜ! おいおいおいおい、嬉しすぎるじゃあないの……!

青葉トオリの扉絵は初めてではないけれど、超珍しい出来事だよ。

魚見チヒロと同じく単行本5巻#112」 にて初登場した青葉トオリ。

ウオミーが扉絵になった回は数知れずだけれど、青葉トオリの扉絵は片手で足りるほどだ。

初回読んだときは、この扉絵を数十秒くらいかけて堪能しちゃった。

あぁ、青葉トオリは何を思ってこのポーズをとっているのだろうなあ。

頑張るぞみたいな意気込みなのかなぁ?

言うまでもなく扉絵は、4コマ漫画たる 『生徒会役員共』 で最も大きく描写できるスペースだ。

こうデカいスペースで青葉トオリを目にすると、やっぱり扉絵は格別だね……!

普通にこう大きいサイズでの氏家ト全先生の絵を見たいという気持ちを再確認した。

もっと頻繁に扉絵に選出されてくれたら嬉しいなあ。


開幕 【リポーター畑】 は、前回を読んでいない読者にもやさしいあらすじ説明を兼ねた4コマ。

氏家ト全先生の親切設計だー。

そして欠かさず読み続けている読者には、これまでの積み重ねで笑わせるオチである。

今までの畑ランコの行動を思えば、そりゃあ桜才生徒会も対策する。

ドアの隙間から音が漏れていたのだなあ。

やたらめったら遮音テープが貼られているのではなく、原因箇所を特定済みなのが本気度を感じさせる。

1コマ目の畑ランコを正面から見たらスカートの下に何か穿いているのだろうか、とも思っちゃった。


そして始まる匿名人物評価の結果発表!

2本目 【顔に出る男】 では、天草シノに対する長所と短所の発表だ。

司会進行というか読み上げ係は、英稜生徒会顧問の音羽フウカ先生。

長所を 「かっこいい」 「責任感がある」 「美人」 「気遣いができる」 と読み上げていくー。

そしてオチは、書いた紙を見られてもいないのに特定される津田タカトシ

生徒会役員共』 は裏設定とか無いタイプの漫画なので、これは実際に津田タカトシが書いたのだろう。

「気使いができる」 の文字が妙にカクカクしてるのは、筆跡をごまかそうとした痕跡だろうか?

たしかに前回 「#607」 の津田タカトシは筆跡を気にしていたっけ、ネタが細かい。


作者の脳内で公認カップリングとか考えられている漫画なら、誰がどの評価を書いたか裏設定がありそうな場面だ。

でも 『生徒会役員共』 はそういう面がドライなので、オチと関係しないところでは、誰が書いたか一切明かされない。

良いと感じるけど惜しいとも感じるな……

俺が思うに、氏家ト全先生はそもそも誰がどれを書いたか決めていないタイプの漫画家さんだと思う。


3本目 【ピッタリ】 では、魚見チヒロに対する評価の発表。

「リーダーシップあり」 「聞き上手」 の長所に対して、「スキンシップが激しい」 が短所に挙げられた。

人によって見所が3コマ目なのか4コマ目なのか分かれそうですね。

恥ずかしそうに顔を赤らめて照れる魚見チヒロ!

スキンシップの激しさを短所だと伝えたい森ノゾミ!

素直に驚く萩村スズの表情もまた見所か。

演技と思うけどここまで照れたような魚見チヒロはそう見ないので、俺としては3コマ目におぉっと思いました。


4本目 【顔に出る男・2】 では、森ノゾミに対する評価の発表だ。

衝撃的なのは4コマ目のオチでしょうけど、3コマ目の森ノゾミの表情も見所だろう。

「真面目」 はともかく 「かわいらしい」 を書いたのは津田タカトシなのか疑惑が森ノゾミの胸に湧き起こる!

その表情は普段なら見せない本気が混じった顔であろう。

森ノゾミは表情豊かですね!

ていうか、津田タカトシはこういうときに顔に出るって、天草シノにだけでなく森ノゾミにも周知だったとは。

それならオチで津田タカトシに悪戯する魚見チヒロは、このタイミングを狙って仕掛けてる可能性ある。

「かわいらしい」 の評価さえ、書いたのが魚見チヒロという仕込みだったのかも。

そうだとしたら、津田タカトシへと足が届く位置に座ったのも計算ずくってことじゃあないか……!

どこまでが魚見チヒロの掌の上の出来事なのか、そこも妄想して楽しめちゃう4コマだ。


5本目 【正直ムスメ】 は、広瀬ユウについての評価。

「スポーツ万能」 「背が高い」 に続き、「嫌なことに対して顔に出る」 は長所にも短所にも挙げられた。

津田タカトシの評価にも、顔に出ることが書かれてた可能性あるな。

オチは七条アリアの下ネタである。

七条アリアと広瀬ユウって、漫画としては全然絡みが無いので、ここで関係したのは珍しい。

珍しいので、七条アリアの下ネタ的は誰にでも及ぶ、って味わいが出てるな。

初めて対面した音羽フウカ先生にも、下ネタ的にどうってことを既に考えているのかも。


6本目 【深い仲】 は、津田タカトシについての評価だ。

「優しい」 「話が面白い」 の長所に対して、短所は 「寝相が悪い」 だとか。

そういや津田タカトシには文才があるってエピソードが過去に何度か描かれていたっけ。

「話が面白い」 というのは、その文才を踏まえた長所なのかも。

叱る天草シノだけど、天草シノだって津田タカトシと同じ部屋で寝たりしてたことあるのになあ。

まあそこよりも、七条アリアの下ネタ空耳といえるオチはツッコミに笑った。

真っ当なご指摘だー。

七条アリアが汗一つない表情でこれを言ってるところも良いなあ。


そしてラスト7本目 【心の距離】 は、匿名人物評価が終わった後の話。

七条アリア・萩村スズ・青葉トオリに対する発表の様子は描かれなかった。

マジか……!

ていうか結構なハイペースで発表が進むなぁと思ったら、まさか評価エピソードが今回一回きりだとは……!

2話以上にだって膨らませられようエピソードでしょうに!

だってさ、これさ、もう2度と匿名人物評価をやらないよね?

10年以上続く4コマの週刊連載だからネタの枯渇とかきついだろうに、ネタの使い方が贅沢すぎるよ……!


そして扉絵にも選ばれているのに青葉トオリの出番はゼロだ!

えっ、こんなことある……???

過去には出島さんが扉絵にだけ出た回もあった。

でも扉絵の登場人物は、必ずといってよいほど本編にも登場したってのに……!?

ちなみに 【心の距離】 2コマ目に、誰か分からない背中が見えるけど、髪型からして森ノゾミだろう。

あとは一応、「青葉さんの長所 おっとりしている」 と書かれた評価の紙が見える。

"ん" の字に特徴があるけども、他の人の筆跡が不明なので誰が書いたかは不明。

初回読んだときは扉絵のかわいらしさの印象ばかり残っていたが……

まさか扉絵に選ばれて、登場コマ数がゼロだとはな……


他には 「スズぽん 長所 ツンデレ」 とか書かれた評価も見える。

スズぽん呼びしてるのは魚見チヒロだけなので、これは魚見チヒロが書いた評価でしょうね。

他は一部分しか見えないもの、「寝起きが悪い」 とか 「元気がいい」 だろう評価も見える。

「元気がいい」 は、広瀬ユウについての長所かな?

「寝起きが悪い」 は、誰に対しての評価だろう……津田タカトシたちはよく一緒に寝泊まりしてるしな……

これを書きそうなのは、魚見チヒロか天草シノが津田タカトシに対してかなと思える。

でも直前の 【深い仲】 で、そこは否定されてしまうか。

個人的には、天草シノから七条アリアへの評価という気がする。


そして音羽フウカ先生は、直接はネタと絡まずだ。

この匿名人物評価、てっきり音羽フウカ先生を掘り下げるエピソードかと思っていたのだが。

まあ作中の世界では、音羽フウカ先生が桜才・英稜の両生徒会メンバーをよく知れたのだろうけど。

最後のオチも、音羽フウカ先生初登場回 「#601」 のラストをリフレインするようなオチである。

今のところ音羽フウカ先生は、下ネタにはほぼこういうオチでしか関わってきていない感じだ。


・さてさて今週の 『生徒会役員共』 感想に続いては!

生徒会役員共』 の最新単行本、20巻の紹介だ!

4コマ漫画としてはかなり珍しい、20巻目の大台に突入ですよ!

こりゃ偉業だわ。

そして20巻では、アニメブック Illust Collection付きの特装版も同時発売。

そんなわけで単行本の詳細を以下にまとめたよ。


まずはコミックス20巻の収録内容から。

週刊少年マガジン掲載分の収録は、「#549」 から単行本未収録となった話はあるが 「#579」 まで。

(未収録となった話については後述)

津田家でお正月を過ごす話から、水着コンテストに出場する話までだね。

ちなみに19巻で単行本未収録だった話が収録された都合上、話数カウントは連載時と単行本でそれぞれ異なる。

マガポケで読み返すと話の順番が違うということ。

なお、うちのサイトの生徒会役員共感想リンク先ページの話数は、単行本に準拠しています。


単行本未収録となった話は、連載時の話数カウントで言うと 「#575」 だ。

森ノゾミが髪形を変える4コマなどがあるエピソード。

単行本に収録されなかった理由は、おそらくページ数の都合だろう。

この20巻をキリよく終わらせるべく、行事やイベントが無い一話完結の話を抜いて調節したものかと。

話の内容にヤバい描写があるわけでもないので、「#575」 は21巻に収録されると思う。


ちなみに19巻で単行本未収録となっていた 「#544」 は、20巻に 「#551」 として収録されています。


なお、登場人物紹介のページ数は引き続き2ページのままだった。

内容的にも19巻と全く同じ……かと思ったら、違った。

20巻の登場人物紹介には北山カヤと南野ナツキが追加されて、ついに空きスペースがなくなった。

空きスペースがなくなったので、小山リカ先生の人物紹介が消失だ!

マジかよ。

うーむ、空きスペースがなくなったら登場人物紹介のページも3ページに拡張されると思ってたのだけど……

多分、"人物紹介ページは2ページとする" って講談社とかマガジン編集部とかの規約で決まってるのだろうなあ。

どういう制約なのかは分からないけども。

こりゃ登場人物紹介ページに青葉トオリの紹介が載ることとかは無さそうだな……


20巻では巻末おまけとして、三葉ムツミの1ページ漫画が描きおろされている。

えっ、これ三葉ムツミのパンツが見えてるじゃん!?

かなり僅かのパンチラだし、白黒なのでどういう形状か分からないけど、これ絶対パンツだよね?

パンツの布地でなくて紐パンの紐とも読み取れそうだけど、パンツはパンツだ。

下ネタ解説イメージ映像のパンツでもなく、モブ生徒のパンツでもなく、主要登場人物のパンツだよ。

これは衝撃的だ。

これまでの氏家ト全先生の作品を読み続けてきた身としては、過去の作風と反する描写なので衝撃的だ。

だって氏家ト全先生は、「パンチラは方向性が違うのでNG」 とアニメ化の際に要望を出されたほどなのに!

氏家ト全先生の漫画でパンツが描かれるのは最終回だけ、みたいに言われるネタもあった。

近年は方向性を変えてきたようで、作中でもパンツや下着を描かれるようになってこられていたけど。

もう今回は、ギャグとはいえ直球のエロハプニングとして描かれたパンツと言って差し支えないだろう

時代は変わった。


過去の単行本では、別途開催された人気投票結果とか載ってたけれど、20巻ではそれも無し。

うーむ、もう人気投票結果の発表とかしないのかなあ?

担当編集者さんからの氏家ト全先生インタビューとかもまた見たいのだが……

氏家ト全先生の担当編集者さんが千葉素久さんではなくなったようだから難しいのかもしれないけれど……


そして今回の表紙は、通常版と特装版とも天草シノだ!

過去の単行本表紙では、通常版と特装版で別々の登場人物が選ばれるのが通例だった。

なので20巻表紙は、北山カヤと南野ナツキだと予想していたよ。

ところが実際の20巻表紙では、どちらも天草シノという初めてのパターンが来た!

20巻目という大台だから、主人公といえよう天草シノで統一されたのかも。

そう来るとは……!

ちなみに服装と表情は、通常版と特装版で違っているぞ。

通常版は桜才学園制服で、特装版は私服を着ている。

そうですね、俺としてはこういう差分みたいなタイプのエッチなイラストあるよな……と思いました。


ちなみに天草シノがとっているポーズは、右手がピースで左手がグー。

20巻目を表すポーズだろう。

"単行本の表紙では巻数にちなんだポーズをとる" という、一度は途切れたお約束も復活だ。


次の21巻は、どうなるのだろう?

巻数にちなんだポーズをとるのかなあ?

表紙の人物が、通常版と限定版で同じかどうかも楽しみにしたい。

でもまあ21巻表紙は、今度こそ北山カヤか南野ナツキが選ばれると思ってる。

順番的にそうなるかと!

でも個人的には、青葉トオリ表紙をそろそろ期待したいぜ!

あるいは20巻と同じく服装違いの2パターン表紙というなら、出島さんであってほしいなあ。


カバー折り返しには、作者コメントと描きおろしイラスト付き。

20巻の描きおろしイラストは、北山カヤ。

その格好は私服でも水着でもなく、何と桜才制服姿だ! コスプレとも言えよう。

でも北山カヤは、桜才制服を捨てずに保管してそうですね。

ちなみにカバー下は、表紙・裏表紙と同じ絵。

氏家ト全先生の作者コメントは、次の通り。


20巻出ました。

大台ですね。


20巻目の大台だというのに、いつも通りの淡白さだー。

近況報告も裏話もなく、氏家ト全先生の自画像も普通な感じ。

大台でもスペシャルな喜び方を企てたりしないのが、長期連載の秘訣なのかもしれない。


そして次巻 『生徒会役員共』 21巻は、2021年8月17日の発売予定だ!

生徒会役員共』 21巻は、正月に公開となった 『劇場版 生徒会役員共2』 のDVDが付く限定版も出るとのこと。

予定調和という感じだー。

22巻も限定版が出るなら、新作OADが付くのかな?

というか最近 『生徒会役員共』 の単行本発売スケジュールは、新作OADの制作スケジュールに合わせている感じだよな。

劇場版 生徒会役員共2』 の制作もCOVID-19の影響を喰らった感じあるから、OAD制作にも影響が出ていそう。

だから新作OADの制作状況によっては、単行本22巻発売も結構先になるのではという予感がするぜ。


ほか、以前までは単行本化にあたっての変更点も挙げていましたが、今回は後日にということで……


最後に、『生徒会役員共』 20巻特装版に付属の 『生徒会役員共 アニメブック Illust Collection』 をご紹介。

ちなみに限定版と特装版の違いは、ざっくり言うと重版がかかるかどうかだそうだ

今回は特装版なので、重版がかかれば後からでも購入できるだろう。


生徒会役員共 アニメブック Illust Collection』 は、48ページの小冊子。

アニメ版 『生徒会役員共』 や 『生徒会役員共*』 の、各種カラーイラストを収録した小冊子だ。

CDジャケットだったり、ポスターだったり、アニメ雑誌に掲載されたカラーイラストだったり……

描きおろし等は多分無い、どれもすべて発表済みイラストのはず。

まあアニメ雑誌掲載時は、雑誌では放送情報がイラスト上に書かれていたので、それが無いのはありがたいか。

なお、全ての発表済みイラストが載っているわけではない

たとえば、2010年9月号のアニメディアだかに載ってた見開き海水浴イラストとかが無い。

この画像↓

アニメブック Illust Collectionに未収録
アニメブック Illust Collectionに未収録


ついでに言えば、巻末のイラストギャラリーの出典情報、雑誌の掲載号数が間違ってるな。

2012年〇月号に掲載となっているけど、正しくは2010年〇月号の掲載でしょ。


そして一番大事なことに、氏家ト全先生によるイラストなどは一切無い。

そんなことある……?

この小冊子の収録内容は画像のみで、インタビューなどの記事も無いぞ。

氏家ト全先生の描きおろしイラストやインタビュー記事を期待していたのだけれどなあ。


とりあえず20巻の感想はそんな感じです。