今週の 『生徒会役員共』 「#610」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 、「#610」 の感想。

今回はタコパこと、たこ焼きパーティーをする話!

パリィ・コッペリンたちが津田家に集合だー。



扉絵は、本編と同じ私服姿のパリィ・コッペリン。

描かれてないけど、実はこういうポーズで記念撮影もしてたのかなと思えて良いですね。

本編と比べて肩が大きくはだけてるのは、扉絵ならではのサービスカットなのかも。


開幕 【これも文化】 、私服でおでかけの萩村スズとパリィ・コッペリン。

一緒の下校中の買い食いとかではないのだな。

どうやらこの2人だけで遊びに出るくらいの仲になったみたい。

パリィ・コッペリンも日本に慣れてきただろうし、他にも一緒に出掛ける日本の友達もできていそう。

でもここで一緒にいるのが萩村スズなのは、天草シノを交えてタコパをするための導入だからか。

あと細かい点では、2コマ目でたこ焼き屋に並ぶ姿は、ふじのあすかちゃんとその母親かな?

萩村スズたちのご近所さんってことだし、母娘のようだし。

氏家ト全先生の芸が細かい。


2本目 【タコパ はじめます】 では、「翌日 津田家」 とナレーションが入り、早速タコパ開始。

何気に津田家では、もうコタツが片付けられてるのだな。

それにしても当たり前のように津田家に集まってるねえ。

開催場所が津田家なことについて、パリィ・コッペリンは不思議に思ったりしてるのかなあ?

不思議に思わないほど、津田家が集合場所にうってつけの理由とかあるのかもしれないけど。

あるいは皆が津田家に集まることについて、パリィ・コッペリンが下ネタ的なボケで誤解とかしてたら面白そう。


そういや1本目を読み返すに、別のメンバーでのタコパが開催されてた可能性もあるよね。

たとえば、萩村スズの同学年女友達とだけ (轟ネネや三葉ムツミとか) でのタコパって分岐もありそう。

なのに今回生徒会メンバーでのタコパとなったのは……まあ漫画の都合だろうけど。

いや、でも、タコパなら生徒会メンバーでだな、という萩村スズの判断があったのかなと思いたい。


たこ焼きプレートは天草シノが持参して、タコは七条アリアがお持ち込み。

過去には、持ち寄った食材に下ネタ的な意味を疑われるネタがあった (単行本7巻収録#164」 ) 。

下ネタ的な含みがあっても使用済みであることはないだろう……というのが 『生徒会役員共』 でしたが!

それが今回、七条アリアがマジで吸盤プレイに使ったというタコが食材として登場だー!

冗談ではなくて、吸盤のあとが腕に残っているのでガチであるらしい。


ていうか七条アリアがプレイの痕跡を、皆の前に平然とさらしているのは注目ポイントかも。

過去の七条アリアは、縄の跡を誤魔化そうともしてたのに! (単行本5巻収録#97」 )

プレイ内容を赤裸々に語ることに、恥ずかしさがなくなってきているのかも。

あるいは恥ずかしいプレイ内容を明かすこと自体に興奮を覚えているのかもしれない。


そして七条アリアが吸盤プレイに使用済みのタコで、たこ焼きを調理し始める天草シノたち!

直後の3本目 【空気読めるスズちゃん】 では、既にたこ焼きづくりが始まってる。

えっ、七条アリアがプレイに使ったタコを使うことにはノータッチなの……!?

タコはきちんと洗浄済みだろうけど。

天草シノたちの心根がすごい、これが食べ物を粗末にするまいという精神か。


オチはたこ焼きづくりが初めてながら、パリィ・コッペリンを気遣って経験者のフリをする萩村スズ。

あっ、これって下ネタ的ボケに繋がりそうな言い回しですね (知らんがな)


4本目 【食レポ】 では、パリィ・コッペリンが生まれて初めてたこ焼きを口にした!

たこ焼き食べるコマのパリィ・コッペリンは、何だか美人っすね。

けれどそんな美人らしさもどこへやらとなるオチの慌てふためきっぷり!

これ、この雰囲気がパリィ・コッペリンらしさなのだろうな。

天然というか無知というか、幼さを感じさせる雰囲気のポジションに落ち着きつつありますね。

「日本文化を微妙に誤解したボケが特徴」 とは柱にある紹介文ですが、未知に対するリアクションがどうも幼い。

萩村スズとまた別の合法ロリという味わいがあろう。

高校生の外見の割に、仕草の幼いっていう様子がさー。

単行本3巻#47」 の 「退行萌え 新しいジャンルの始まりだね!!」 という津田コトミの台詞を思い出してしまった。


5本目 【食材クイズ】 では、七条アリアの直球の下ネタが炸裂だ。

おだんご状に串が刺さったたこ焼きに、ア〇ルビーズを連想しよった。

「お尻に入っていたモノ!?」 と推理する七条アリア、表情が真剣すぎて面白いな。

自身がプレイに使ったタコを食べさせようとするくらいだから、お尻に入れてた食材かもと思う……のか?


最終ページ 【タコパ バトリング】 は、8コマ漫画。

タコパの楽しみ方に、タコ以外の具材を入れることをあげる天草シノ。

タコ以外の具材を使うのに "タコ" パとは……? と思ってしまうが、些細な事か。

そういうわけで、ロシアンルーレットたこ焼きに挑んで見事玉砕するパリィ・コッペリンですよ。

からし入りたこ焼きを無理せず吐き出すよう言う津田タカトシを見て、天草シノがボケるオチだ。

女の子の吐き出したモノに興奮する、というのは天草シノにとってもマニアックな領域なのですね……!

七条アリアはどういう心境でこの期待に満ちたまなざしをしてるのだろう。

津田君にそういうマニアックな趣味があったんだねと思ってるだろうその瞳、嬉しさの表れなのかー?

それともまさか、津田君も同じ趣味があったなんて、みたいな意味合いだったりするのかな?

だったら末恐ろしいな……


今週の感想終了。

パリィ・コッペリンが主役になった回だなと思って読み返したら、存外セリフが少なくてビックリした。

メインになってるネタであっても、セリフが無くて表情で魅せていたりする。

というか言い方が逆か、パリィ・コッペリンがその表情やリアクションで主役を務めている回なのだ。

扉絵の素の状態、真剣にたこ焼きを作る様子、初めてたこ焼きを食べる場面、からし入りたこ焼きでウッとなる様子。

言葉はなくとも、見ててうあああーってなる可愛い猫ちゃん動画みたいな存在。

そういう面でのパリィ・コッペリンを堪能できる回であると言えようぜ。