今週の 『生徒会役員共』 「#556」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 「#556」 は、津田タカトシと三葉ムツミの2人の世界!

1話まるごと、メイン登場人物は津田タカトシと三葉ムツミの2人きりだー。

モブの登場人物はいるけれど、天草シノや七条アリアや萩村スズも登場しない。

スゲェ珍しい話だなー。

そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。


珍しい要素はもう1つあって、それは登場人物による下ネタがゼロということだ。

メインで出るのが非下ネタ側の津田タカトシと三葉ムツミだけだから、それも頷けるか……

いやでも、やっぱりこれ激レアだ。

氏家ト全先生の漫画なら、非下ネタ側の登場人物だけの掛け合いでも、下ネタボケが少しは発生するのに!

というか、今まで発生してたのが今回初めてゼロになったのだな。

これ今週初めて 『生徒会役員共』 を知った人は、次号を読んだときにどんな反応になるのかなぁぁぁ?

そういう考えもよぎってしまいますね。


ただし、下ネタはゼロではない。

最近の 『生徒会役員共』 では背景に描かれた店や雑誌の名前がダジャレになってることありますが。

今回はそのダジャレのパターンとして、店の名前とバス停の名前がすっごい下ネタ。

店の名前は、*っぽくも女性器マークっぽくもある記号が付いた 「定食穴」 だ。

バス停の名前は、「栗鳥前 (くりとりまえ) 」 。

もしも舞台が小島の多い地域だったら、"栗鳥州" さえあったかもしれない。

もちろん "栗鳥" という地名は実在しない。

検索するにそういう苗字も実在しないようだ (ハンドルネームに使っている人はいた) 。

すごいな何だろう……本編での下ネタがゼロだった分、濃縮されてこういう背景の一要素に突出したのかも。


そんなわけで扉絵は三葉ムツミ。

開幕 【ばったり】 では早速津田タカトシと三葉ムツミが出会っちゃう。

何故かは分からないけど 定食屋に1人で入ることを恥ずかしく感じる女性もいるそうですが、

(そのため外食チェーン店の大戸屋は女性客が入りやすいよう店舗を地下や2階とかに構えているとか)

三葉ムツミは、その辺気にすることなく店に入れる女子のようだ。


店には1人で入れても、食べるとなると話は別のようで。

【ムツミのオーダー】 を読むに、気になる男子相手だと大食漢と思われるのは三葉ムツミも恥ずかしい模様。

……マジで全然分からない心理だな……

津田タカトシが いっぱい食べる系女子が好きだよ とか言ったら凄く喜びそうな気がするぜ。

まぁでも、ギョーザレバニラW大盛りは津田タカトシよりも量を食べてそうではあるな。


3本目 【心の声】 、津田タカトシと相席で食事できて ついてるかも と内心喜ぶ三葉ムツミが健気だ。

天草シノたちなんて、もう生徒会の職務関係なく津田家にお邪魔して食事してたりするというのに!

生徒会メンバーでは津田タカトシと一緒に食事する程度では、もはやついてると感じないでしょ。

おいおい格差社会かよー。

三葉ムツミももう少し報われてほしい、という気持ちになれるな。

柔道部繋がりで、トッキーと一緒とかでも津田家を訪れるくらいあってほしい。


次の 【ムツミの食事情】 、こんなときにも三葉ムツミに気が利く津田タカトシが紳士だ……

三葉ムツミは酢の物が苦手という設定自体は、何か遠大な伏線とかのように思えますね (深読み

苦手だった酢の物を最近妙に食べたくなるからまさか身ごもったのかも、みたいなボケの仕込みという説。


津田タカトシからどう見られるかを気にしても、素直に行動できるのが三葉ムツミの良さだろう。

5本目 【考えるムツミ】 の4コマ目、心の内で逡巡してたとは思えないほど楽しさを発露させておる!

これぞ三葉ムツミの魅力のひとつと断言できちゃう良さだわ。


最終ページ 【2人のかえりみち】 は、最近恒例の8コマ漫画。

2人してバス停を利用してるということは、何か休日に街への買い物とかでちょっと遠出したのかもですね。

3コマ目で酔い止めを飲もうとする三葉ムツミの様子が可愛い。

そして空席だらけのバスでわざわざ津田タカトシの隣に座る三葉ムツミ!

まぁ隣に座ったのは、メタ的になっちゃうけど、オチを見やすくするための漫画的演出が理由ではあろう。

いやそれでも、ここはやっぱり近くにいたかったからわざわざ隣の席を選んだのだと思いたい。

余裕が無いから自分を偽ったりどう見られるかとまで考えていられなかった、とかの理由でさー。

三葉ムツミが落ち着くまで、津田家で休ませてあげる津田タカトシという未来もあってほしいよね。