・今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#604」 は、三葉ムツミが主役の回!
三葉ムツミに乗り物酔いを克服してもらうため、桜才柔道部が色々お試しするエピソードだよ。
扉絵は三葉ムツミ。
今回の舞台は桜才学園ながら、扉絵は初夏っぽい私服で健康的だー。
開幕 【悩めるムツミ】 では、畑ランコが珍しく直球のツッコミを口にしとる。
苦手な乗り物酔いがおおもとの原因となって練習試合に負けたためか、落ち込む様子の三葉ムツミは珍しい。
そんな三葉ムツミへの同情も吹っ飛ぶこの敗因、それなら万全の三葉ムツミはどれだけ強いというのか。
そういや天才柔道少女:津田ハナヨにも優勢勝ちしてたっけ。
桜才柔道部、何気にものすごい強豪校になりつつあるのかも。
2本目 【マネージャーなりのやさしさ】 では、津田コトミがインパクトありすぎるボケをかます。
下ネタ……としてカウントして良いのかどうか?
いやマジでゲロフェチの人もいるそうですけど、下ネタとしては強烈すぎるような切り込み方だ。
どれくらい人口がいるフェチなのだろう……スカトロジャンルの食べる系よりもマニア向けな気がする。
オチはともかく、三葉ムツミに乗り物酔いを克服してもらうため遊園地デートを想像させる中里チリが上手い。
三葉ムツミの扱いに慣れている感じある。
何気に桜才柔道部の中では、いなくちゃならないまとめ役ポジションなのかも。
3本目 【心眼】 、海辺ナナコが真っ当な乗り物酔いの克服方法を説明だー。
「乗り物酔い 克服方法」 などで検索すれば、一番最初に出てくるのもやはり三半規管を鍛えることだった。
安心できる常識人ポジション。
津田コトミのボケを流して話が元に戻った感じであり、オチもほのぼの系である。
4本目 【ここかな?】 では、時カオルがスマホで調べて乗り物酔いに効くツボを伝授。
これって単行本16巻 「#454」 で津田タカトシにツボ押しされたのと関連する描写では!?
……そう思って盛り上がってしまいましたが、「#454」 のは、ただのマッサージである模様。
時カオルが津田タカトシに受けたのは、マッサージとしか説明されていない。
ツボ押しかどうかは不明である。
あのマッサージ回を踏まえたエピソードかと思ったのになあ。
それはともかく、「築賓 (ちくひん) 」 というツボから当たり前のように乳首に繋がる下ネタである。
まったく無言で躊躇もない様子で三葉ムツミの乳首を押し込む津田コトミ。
氏家ト全先生の漫画にしてはド直球の性的描写とも取れそうですが、そういう雰囲気は一切無いオチである。
三葉ムツミのリアクションも別にサービスシーンという感じではないぞ。
5本目 【柔道部の窓から】 では、天草シノたちが登場だ。
バランスボールに乗って上下に跳ねる楽し気な三葉ムツミが、天草シノの目には淫猥な様子に!
というか下ネタボケのセリフが 「白昼からHなことを!!」 なの、そこなのかと笑ってしまった。
「部室で」 とか 「学校で」 とかじゃないの?
天草シノにとっては、人のいない夜の部室でHなことを、なら許容されるシチュエーションなのかもと妄想した。
最終ページ 【愛の100回転】 は、8コマ漫画。
前半4コマ、ここでも中里チリが計算高く動いているなー!
三葉ムツミの津田タカトシへの好意を知るから、それを利用して三半規管を鍛える練習に繋げちゃう。
恋のキューピッド役かよーとも思ったけれど、そういう動機は多分ないと思う。
あったとしても、中里チリ自身が傍から見て楽しむゴシップ的な楽しみ方の動機かなと。
後半4コマ、津田タカトシと三葉ムツミが2人で手をつないで回ってみるぞ。
ラブコメとかにあるウフフアハハという雰囲気のシーンのように、互いの両手をつないで回転する。
三葉ムツミの心境は正にラブロマンス!
背景が光り輝いておるし、表情も嬉し恥ずかしといった乙女の顔だー。
何気に今回、三葉ムツミの顔が大きく描かれてるのって1ページ目と最終ページだけなのだな。
扉絵は別として、1ページ目の落ち込む様子の後、次に顔をはっきり描かれたのは最終ページの乙女の顔つきだ。
心境の変化を最大限に表す工夫なのかも。
それはそれとして、7コマ目がかわいい。
天草シノが怯えて隠れるように、萩村スズの後ろから頭に両手を置いて事態を見守っている。
絵面としてかわいすぎかよー。
そしてオチの三葉ムツミたちの回転が、怯えて隠れてしまうほどの激しさなのでは、と思えてしまう描写でもある。
恋する少女みたいな顔つきの三葉ムツミとは対照的すぎる津田タカトシで、ギャップが面白い。