・次に、この日に発売の生徒会役員共 帰ってきたOVAについて。
まずは概要から。
OVAの収録時間は、およそ30分。
第19話と銘打たれているOVAだけあって、TVアニメ1話分だ。
アニメのBD/DVDには ピュアver.(P音あり) と思春期ver.(P音なし) の2種類があったけれど、OADの内容は思春期ver.のみ。
OPの轟ネネのバイブのモザイクは無いし、ピー音で伏せられていない言葉も多い。
……本編に出てくるバイブには、何故かモザイクかかっていたけど。
アニメ化されている範囲は、単行本3巻のネタが中心。
そこに単行本4巻 桜才文化祭と、単行本5巻収録 「#120」 の魚見さんソフトボールのエピソードが入ってる。
もう、単行本3巻でアニメ化されていないネタは残り少ない。
7月発売のOAD第2弾で、単行本3巻のネタ全部を網羅するのだろうかー?
なお、BD版・DVD版ともブックレットが付いている。どちらでも同じ内容。
以前のOADでは、金澤洪充監督のコメントが載ったりもしたが、
今回はTVアニメ版のDVD・BDのように、本編背景のポスター紹介や、本編の細かいネタ (ミス桜才参加者など) を紹介するのみだ。
そしてここからが、OAD版 『生徒会役員共』 19話の感想だ!
まずは何より、メインが桜才祭だからか アニメオリジナルなモブキャラと掛け合いが今までより多い感じだよね。
モブキャラの出番自体もかなり多く、ミス桜才参加者モブキャラ8人は1人1人ちゃんと違ったタイプの容姿になってたりする。
賑やかなのは、素直に嬉しい。
他、氏家ト全先生の 『生徒会役員共』 ではバラバラだった単発ネタが、階段括りのネタとしてまとめられた。
こういう手法って便利なのだろうなあ。
あと出島さんのメイド服ネタ (単行本3巻 「#55」 【ロングスカート】 ) 、
津田タカトシの 「うん」 は完全同意の意味合いに捉えていたのだけど、OVAでは呆れての相槌になっててさー。これ何か違和感あった。
そして今回のOADで一番驚いたのはここ。
出島さんが桜才文化祭にまた来てるー!?
この登場はアニメオリジナル。単行本4巻 「#61」 から 「#62」 にかけて描かれた文化祭には、出島さんは登場しなかった。
謎の出番シーンだよ。ミスコンで七条アリアお嬢様に投票したのは間違いあるまい。
ちなみにこのカット、コマ送りしないと気付かなさそうなほど一瞬。
「出番に気付くか?」 と試されている感がハンパ無い。
最後に、このOADで一番気になったことを。
それは冒頭でも書いた、"32" って数字のこと。
一体何の数字かと言えば、ミスコン開催回数。このOADでのミス桜才コンテストが、32回目だったのだ。
何故気になるか?
それは、昨年度の桜才ミスコンは、第8回だったから! (下記 TVアニメ版10話の画像参照)
「つまらないミスがあったもんだね」 と思うかもしれないが、そういう事じゃあないんよ。
だって今回の桜才祭での背景は、前回の桜才祭の背景からの流用が多いのよ。
制作スタッフさんが、前回は第8回だったと見落とすわけが無い。絶対気付く。つーか普通に整合性を確認するポイントだよ。
それに桜才祭が51回なのだから、変えるとしても50回とか51回が妥当じゃん。32回って随分中途半端な数字じゃない?
だからさ、これって金澤洪充監督が整合性を無視してでも入れてきた、何か意図がある数字じゃあなかろうか? と思って。
なお単行本では、桜才祭もミスコンも第何回目かは描かれていない。
一見 単行本4巻 「#61」 で確認できそうに見えるけど、字が小さくて読み取れない。
無理に読んでも 「第二回」 なので、とりあえず 「三二回」 とか書かれていないのは確実。
そんな訳で、桜才ミスコン開催回数が32だったのは不思議だよね、という話だったとさ。以上終了。
……
ちなみにここからは、俺の直感を根拠とした話になるけども (=無根拠) 、
32の数字を選んだのがおそらく金澤洪充監督だろうこと、数字が69とか72のような下ネタに読める数ではなかったこと、
『濱中アイ』 から読み始めた俺の 氏家先生のマンガに関する情報を総動員して、妄想に妄想を積み上げた結果、
このミスコン開催回数 "32" の数字は、氏家ト全先生の年齢を表している! という直感に辿り着きました!!!
氏家ト全先生32歳。うじいえとぜんせんせいさんじゅうにさい。