生徒会役員共第15巻 (+限定版) 、内容紹介

・現状感想を書くのがだいぶ遅れ気味となっておりまして、これを書いてるのも10月になってだとさ。

さて、2017年9月15日には氏家ト全先生の単行本、『生徒会役員共』 第15巻が発売されましたー! 素晴らしいことです。

更に15巻ではOAD付き限定版も同時発売。

これらの詳細を以下にまとめた。


まずはコミックス15巻の収録内容から。

週刊少年マガジン掲載分の収録は、「#395」 から 「#425」 まで。

桜才文化祭の準備でラテアートを作ったりする話から、三葉ムツミやトッキーの露出がある話までだ。

15巻の大きな見所は、英稜生徒会の4人目である広瀬ユウが初登場したことだろう。

初登場時は魚見さんと青葉さんの2人だった英稜生徒会も、今では桜才生徒会と同じく4人体制に。

これだと単行本の登場人物紹介ページもスペースが足りないのでは!?

よって15巻では人物紹介ページも3ページに増えるだろう……と思っていたのだが、2ページのままだった。

一番新しい登場人物は森さんのままだよ。


そうそう、フルネームが劇場版で判明した登場人物が複数いたじゃない。

彼女らの名前が15巻の人物紹介ページでどうなったかと言うと、古谷さん以外フルネームで紹介されている。

時さんは 「時カオル」 だし、森さんは 「森ノゾミ」 だよ。

15巻の紹介ページが作られたとき、古谷さんには下の名前が付いていなかった、ってことなのかなあ。

古谷さんの名前はなかなか決まらなかった、みたいな事情があったりするのかも。

でも15巻限定版に付属のOADでは、古谷さんは古谷サチコとフルネーム表記だな……謎だ。


15巻では巻末おまけとして、高校生映画コンテスト出展作品についての1ページ漫画が描きおろされている。

2017年7月に公開となった劇場版について語る内容かと思っていたが、そんな事は無かったぜ。

それにしてもこの高校生映画コンテストのエピソードが、こうもあっさり終わってしまうとは……!

コンテストに天草シノたちが随伴する展開とか本編で描かれると思っていたよ。

この1ページ漫画でも映画のあらすじがちょいと語られるだけだし。

意外だ。


15巻の表紙は通常版が天草シノ、限定版が時カオル。

限定版でとはいえ生徒会関係者以外の登場人物も表紙になるのは素晴らしい。

9巻表紙で天草シノが2度目の登場を果たした時には、あっこれ出島さんとかは表紙にならないパターンだ! と思ったのに。

このまま巻を重ねれば、青葉トオリが表紙の4コマでメインを張る日さえ来るのかも?

期待しちゃう。


カバー折り返しには、作者コメントと描きおろしキャライラスト付き。

15巻の描きおろしキャライラストは、広瀬ユウだ。

ちなみにカバー下は、表紙・裏表紙と同じ絵。

氏家ト全先生の作者コメントは、次の通り。



生徒会役員共」が始まってはや10年。

編集さん・アニメスタッフ・声優の方々

多くの人達によって育てられた作品だと思います。

そして、読んでくださってる全ての人に感謝!


やっぱ今年の単行本のコメントは劇場版の話になるよねえ。

いまや単行本が数十巻も刊行される漫画さえ珍しくない時代となりましたが、やっぱ 『生徒会役員共』 あらためて凄いよ。

10年以上連載が続く4コマ漫画がどれだけあるだろう?

単行本が10巻以上発売されている4コマ漫画がどれだけあるだろう?

アニメ化、劇場版映画化された4コマ漫画がどれだけあるだろう?

いつもマガジンに載っててOVAも定期的に見れるのが普通のような感覚に陥ってしまうけど、いやいやこれは途轍もないことなのよね。

すべては氏家ト全先生の努力の結晶ですよ!

最も感謝されるべきは氏家ト全先生です。


そして16巻の発売予定については、劇場版 『生徒会役員共』 DVD付き限定版 第16巻 2018年3月16日 (金) 発売とのこと!

そう、16巻には新作OADが付かない。

付いてくるのは劇場版のDVDだそうで、いつものパターンとは違うのよ。


劇場版のBlu-rayは、まあ来年にでも単独で発売になるのではと予想する。

それよりもっと重要なのは、生徒会役員共』 のアニメは15巻OADで最後になるかも、という可能性を見据えて制作されてたってことでしょ。

こう思う理由は15巻限定版OADなので、詳しくはこの記事後半のOAD感想で書く。

でもともかくさ、「劇場版の興行成績次第では3期もある」 という公式発言の言外には 「興行成績次第ではアニメはこれで終わり」 もあったはず。

当たり前なのだが、それを改めて実感してしまうOADの動向だった。


なお、15巻には店舗別の購入特典が無かった。

劇場版関連のあれこれで氏家ト全先生が多忙だったのかも。


ほか、いつもなら単行本化にあたっての変更点も挙げているところですが、今回は後日にということで……

19.01.20追記:単行本化の変更点をチェックしました → http://adaki.web.fc2.com/a-seitokai_chara.html#shusei

一部のサブタイトルが変わったくらいで、大きな変更点は無かったよ。