プチプチたんたんプチたんたん 「第17話」 感想

・新しくマガジンSPECIALの班長になった 別冊少年マガジン元班長さんが、

『プチプチたんたんプチたんたん』 の単行本は10月に第1巻発売予定と明かしてた!

ナイスジョブです別マガ班長さん、もといマガスペ班長さん! 今から楽しみだー。


・さてさて今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 第17話 【NTRシチュエーション】 感想。

山田コンスタンツと田隈カオルがデートをする今回は、

過去に出たネタや設定を 上手いこと再利用してきたエピソードだ。


大ゴマでコンスたんが田隈カオルに告白 in 開幕1コマ目。

田隈カオルに惚れてる片岡ヒカリもいる 公衆の面前での告白! 大胆すぎる。

修羅場展開が氏家ト全先生のマンガにやってきた!? と思ったのも束の間、即座にカップルのフリをするだけと種明かし。

片岡ヒカリの前での告白を選んだのは、むしろ変な誤解をさせないための気遣いか。


中学生の頃、モデルをしていた山田コンスタンツ。

第8話でまたモデルの依頼があって以来、雑誌のモデルの仕事に復帰していたとのこと。

おお、これは 「モデルをしていた中学時代の話も読みたい」 という読者投稿が反映された展開では!? とか思ったw

あと、理由がないとバイト禁止な陽汝学園で どんな理由でモデル許可を得たのか明かされる話は来ないと思う。


モデルとしての山田コンスタンツは、男を手玉に取るビッチな設定なのだとか。

そんな訳で モデルだけの女子会企画に備えて、改めて田隈カオルに告白しなおし。

第4話 「実は下は白いレオタードでした」 のネタでダメ押しだー。

第5話 「下はスクール水着でした」 のネタが田隈カオルにクリティカルヒットした経験も踏まえてきてる模様!

そんな訳で 【NTRシチュエーション】 のタイトルは、片岡ヒカリが田隈カオルを寝取られたようなこの状況のことだった。


コンスたん達のかりそめのデートを、花園ハナたちはプチを連れて尾行する。

「ダルメシアンは (中略) 昔は追跡犬や消防犬として活躍したそうよ」 っていう第3話のセリフが思い出される。

ちなみにデートシーンに映画が出てくるのだけど、氏家先生の描く外人壮年男性ってこれが初かも? ごついおっさん珍しい。


そして本日の山場がやってきた!

表情作るの苦手とカメラマンにも言われた山田コンスタンツ、愛想が無いと自分で気にしていた!

そんな自分を変えたくてモデルの道に進んでみたけど、その結果を後ろめたく思う気持ちもあった!

さぁさぁクライマックスだ、

「あなたの彼女はモデルです。最近、彼女がモデルになったことを悩んでいると明かしてきました。あなたならどうやって彼女を励ましますか?」

ここで田隈カオルの導き出したアンサーがイケメンすぎる……!

よくぞ出たなこのセリフ。『生徒会役員共』 単行本1巻 「#6」 で萩村スズに津田タカトシが言ったセリフのときも思ったけれど、

氏家先生は本当よくこういうセリフ思いつくよなあ。感心する。


ラストは翌日、学校のシーン。

第8話に出た欧米風の挨拶 (ハグ) 待ちの田隈カオルに、マジでハグするコンスたん! マジかよこの展開!

すげー上手にオチてるから最初気付かなかったけど、こんなガチの男女間の肉体的って氏家先生のマンガで初めてじゃあないか?

おいおい、これぞまさしく氏家先生の新境地じゃあないっすかー。凄いなあ。


そして次回は、「次号、ガールズトークに花が咲いちゃいます♂♂」 とのこと。

『プチたん』 の次号予告は肝心な所をぼかしてくるので、

花園ハナたちのガールズトークと思わせて、実は 雨雲先生と寮母の朝宮マミさんの酒盛り展開、と予想してみるぜ!