・今週の 『生徒会役員共』 は、一風変わったシチュエーションでの横島ナルコ先生が主役の回。
最近こういう特定の登場人物に絞った話が増えつつある気がしますね。
1話あたりの密度が濃く感じるので嬉しいところだ。
そんなわけで今週の 『生徒会役員共』 「#564」 感想。
扉絵は今回の主役である横島ナルコ先生。
服装は本編と同じ格好ですが、本編と違って余裕ある態度でござい。
開幕 【長期戦】 も完全に導入部であり、1ページ目を見ただけでは大変なことになる本編の想像がつかないな。
でも読み終えてから1ページ目に戻れば、事態の深刻さがうかがえる。
「#551」 では1時間に2回もウォッシュトイレおなにしてた横島ナルコ先生がトイレにこもってヒマになるほどだとは……
「#558」 では逆にお腹が緩くなってしまっていたのにな。
どうやら横島ナルコ先生は胃腸がデリケートな人であるみたい。
プレイのしすぎとの関連があるかは不明だ。
何気に2本目 【今がその時】 、小山リカ先生の運転する車で通勤する横島ナルコ先生とは?
仲良しすぎやしないですか?
二人は同棲してるのか??? いやその可能性は今週1本目の時点で否定されてますけど。
常識的に考えてみても、お二人の住まいがご近所なり、小山リカ先生の通勤途中にあるだろうことは察せられる。
でもやっぱりそれ以上の関係であってほしい、という欲求を読者が再認識するワンシーンだ (巨大すぎる主語
3本目 【下からくる】 は今回で一番笑った。
こんな 「ぐわ――っ!!」 でだけ終わるオチは連載が始まって以来初めてか?
ツッコミが入るにしろボケ倒しにしろ多様なオチ方のある氏家ト全先生の漫画でも、少し珍しいオチだ。
3コマ目の情報量少なくスピード感ある流れから、起承転結の転結が一度に襲い来る感じのインパクト。
4,5本目が今回の見所じゃあない?
横島ナルコ先生のお茶目さと人の良さを、最大限に上昇させてきてる感じがするじゃあない!?
【たっぷりあるよ】 、もしこれ意図に気付かず肥料を使わせてくださいとか答えてたらどうなってたのかなー。
公衆排泄という少年誌ではマニアックすぎる展開がマジで繰り広げられていたのかどうか?
いやまあ、この問いかけ自体あくまでギャグなのだろうなとは、次の4コマで察せられるけど。
【わりと義理堅い】 、理性を備えつつもリスクに身を投げ出せる黄金の精神を持っていると伝わるシーンだ。
黄金という形容詞に深い意味はありません、勢いで書いた。
ここまでの流れがあるから、こんな危険な状態なのに我が身を捨てて人助けをする様子に緊張感が持てる。
変なプレイをしてる横島ナルコ先生でも、漏らしてOKという可能性は微塵も考えてないところが今週の良さだろう。
ラストの 【笑いがたえない生徒会】 は、8コマ漫画。
太股から下の素足が見える程度の健全なお色気描写とも受け取れますが、意外性で何かそれ以上にドッキリしちゃう。
シャツの裾とかずり落ちたから見えたのだと誤認してしまったくらいだ (最初から外に出てるファッションである
大オチ以降のおそらくドアを開けた津田タカトシや、この格好を見られた横島ナルコ先生のリアクションが気になるね。
津田タカトシは紳士的に見なかったふりをすると思うけど、もう横島ナルコ先生は普段通りに下ネタボケに発展させそう。
そういや今週のトイレを我慢している横島ナルコ先生というシチュエーションですが。
この我慢している横島ナルコ先生が少しもエロく描かれないのが氏家ト全先生らしさだよなあと思った。
少年誌でもお色気描写が売りの漫画家さんなら、耐える横島ナルコ先生をそれらしく描いたりもしそうなとこなのに。
あるいは氏家ト全先生でもこれが青年誌連載だったらそういうフェチ向け描写もしただろうか……いや、しなさそうと俺は思う。