今週の 『生徒会役員共』 「#595」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、一風変わった横島ナルコ先生メイン回!

どこが変わっているかと言えば、シチュエーションだ。

何と今回は、桜才学園教師たちの忘年会が舞台!

横島ナルコ先生がメインの話は今までもあったけど、職場の先生たちに囲まれる話はこれが初。

そんな今回 「#595」 の感想。



扉絵も今回の主役、横島ナルコ先生だ。

「生涯一エロ教師。」 とかいう凄い煽り文句が付けられちゃっている。


開幕 【はっちゃけたいの】 は、今回の話で唯一となる生徒たちの出番。

天草シノたち生徒会が横島ナルコ先生と雑談をするシーンだよ、話の導入部である。

未成年でもお酒を飲んだらどうなるかの知識はあります、と萩村スズが説明を挟むのは丁寧ね。

まあ説明というか、ボケの前フリであったわけですけど。

「脱ぎやすさより脱ぎにくいコーデしてください」 のツッコミは真っ当な指摘で笑うわ。

というか酔ったときの横島ナルコ先生は、脱ぎグセより所かまわず寝ちゃうクセを気にしてほしい。

単行本1巻収録 「#14」 や、単行本10巻収録 「#269」 など)


2本目 【かんぱい 音頭】 からは、桜才学園教師たちの忘年会が早速始まったー。

乾杯の音頭を取るのは、権藤リキゾウ学園長。

画面に多く映るのはよく出番がある横島ナルコ先生たち方ながら、見たことのないモブ教師の姿もある。

育児休暇中でお休みなのか道下先生の姿は見えないですね、他は1コマだけ出たような教師の姿も無い感じだ。

そしてお座敷の全体像は描写されない。

桜才学園に何人くらい教師がいるのかという設定を省略できる描き方だ。


「大人の下ネタで、生徒を翻弄する困った教師。」 とは、横島ナルコ先生の登場人物紹介ですが。

その下ネタは、教師たちしかいない場でも発揮されるのだろうか……など思う間もなく下ネタが来た。

忘年会でのカンパイ中から下ネタである。

小山リカ先生のツッコミが言う通りでだわ、笑うわ。

桜才学園の職員室も、普段からこういう感じなのだろうなと思えるネタだ。

もう先生方は慣れっこなのだろうかなあ。


3本目 【もぐもぐごっくん】 は、小山リカ先生と大門先生が絡む。

そういや小山リカ先生にとっては、初めての桜才学園忘年会なのだろうか?

漫画としては何年も前からいる登場人物だけれど、作中の設定的には何度目の忘年会なのだろう。

大門先生が小山リカ先生と一緒に飲むのも、これが初めてなのかもな。

まあそんな2人の関係はさておいて、オチは2本目と対比になる横島ナルコ先生だ。

シラフで下ネタ溢れだすの横島ナルコ先生は、酔ってもやっぱり下ネタまみれであったとさ。


4本目 【小山先生は歌が上手い】 、お座敷のカラオケでデュエットとは、昭和や平成初期の感じがあるな。

まあご年配の先生方も多い職場のようだし。

それはともかく、空いたグラスにお酌をしたりする小山リカ先生に対して、横島ナルコ先生は何もしてなさそう。

新米教師の頃の横島ナルコ先生もこうやって他人にお酌をしたりしたのだろうか……想像つかないな。

この 「気くばり上手いな」 と思ってる横島ナルコ先生、小山リカ先生に結婚してくれとか思っててほしい!(妄想


そしてオチは、小山リカ先生のカラオケについてだ。

小山リカ先生の真の上手さを横島ナルコ先生が知ってるってことは、2人でカラオケ行ったことあるってことでは!

いやまあ、2人きりでなく他の先生方も一緒だった可能性ありますけど。

おいおいおいおい、横島ナルコ先生と小山リカ先生の親密さの一端を垣間見れる描写がまた来たぜー。

まあこの2人は互いの自宅を訪れあう間柄なのだから、今更カラオケ程度で……という思わなくもないけど。

でもここは、その仲良しの証明の積み重ねを尊重しよう。

俺としてはそうですね、横島ナルコ先生と小山リカ先生が同衾することもある間柄だったら良いなと思います。


次の5本目 【のんじゃった】 は、ゲップが発端の白濁液ごっくん下ネタオチ。

2本前の 「小山先生おしゃぶり上手いの?」 と関係しているとも言えそうなネタですね。

まあ飲み過ぎてのはゲップをしたのは大門先生ですけど。

2本前までは皆の前で下ネタを放言していた横島ナルコ先生が、ここでは下ネタを耳打ちで伝えてる。

途中で下ネタを小山リカ先生にたしなめられたりしたのだろうか。

それとも、白濁液ごっくんは皆の前では言えないレベルだなー、という横島ナルコ先生なりの自重なのかな。

横島ナルコ先生にも所かまわず下ネタを言ってはいけないと思う心があったのか。

でも個人的にはそうですね、酔いが回って甘えたくなって小山リカ先生に耳打ちしちゃった説を推したいぜ。


最終ページでは、宴会もお開きの時間のようで。

6本目 【体感時間】 は、横島ナルコ先生と権藤リキゾウ学園長の会話。

これって最初読んだ時は、3コマ目のセリフが入れ替わっているのかと思った。

横島ナルコ先生が 「年をとると」 、権藤リキゾウ先生が 「楽しい時間は」 が正しいのかと思って。

周りからはそう思われていないのに、横島ナルコ先生自身が年を取ったと無意識に思ってた、と気付かされたのかと。

でもこれはそうでなくて、その逆のパターンだったのだな。

横島ナルコ先生が周りから年をとったと思われていた、というパターンか。

権藤リキゾウ学園長から共感してもらえるくらい、年を重ねた側の人間と思われていたと。

氏家ト全先生の漫画で、理解するのに時間がかかることは今までなかったので、何かビックリした。

というかそういう理解の及ばぬネタが、まさか下ネタでなく、ごく普通のネタであったことも意外だ。


ラスト7本目 【サービス サービス】 は、別にエヴァンゲリオンとは関係ないぞ (年を取った人間のギャグ

千鳥足→自撮り足として横島ナルコ先生が自身の生足を撮影である。

サブタイトルのサービスとは、この生足のことであるわけですね。

冒頭のオチである横島ナルコ先生の脱ぎグセが、張られた伏線としてここで若干回収された感じもある。


今週の感想終了。

そして来週12/9 (水) 発売の週刊少年マガジンでは、劇場版2のセンターカラー記事付きとのことだ!

ほか、「劇場版アニメグッズ全12種を50名様にプレゼント!!」 というプレゼント企画もあるとのこと。

というか、次々号の表紙が気になるねえ。

何故なら、次々号は12/30 (水) の発売につき劇場版2の公開直前なのよ!

このタイミングなら、『生徒会役員共』 が週刊少年マガジンの表紙を飾ってもおかしくなかろう。

2020年最後の週刊少年マガジンでは、そういうところも楽しみとしたい。


あと余談。

今週の週刊少年マガジンでは、目次ページの右上に天草シノがいる。

この目次ページの右上は、毎号色々な作品の登場人物がランダムに選ばれており、それが今回天草シノなのだ。

ちょっとしたことだが嬉しいね。