・『生徒会役員共』 を読めるという事に、初めて恐れを感じたよ。
最終回にまた1話近付いたという事なので。
今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#635」 は、前回同様 「あっ これ最終回に向けた特別な展開だ」 と伝わる内容。
前回は七条アリアのスペシャルな回だったけど、今回は萩村スズのスペシャルな回だ。
扉絵は萩村スズ。
前回感想で書いた予想通り、「今週はスズ回!!」 とのアオリ文句がデカデカと入ってた。
やはり次回以降も、「今週はウオミー回!!」 「今週はシノ回!!」 のパターンを覚悟して良さそうだ。
開幕 【痛恨のミス】 は、朝の登校風景から。
水曜日なのに木曜日と勘違いしてしまう津田タカトシ……という導入なのですが。
これ、週刊少年マガジン読者であるならあまりしないミスをしているのだよね。
週刊少年マガジン公式のTwitterアカウントによるツイートで気付いた。
水曜日を忘れてたってことは…こやつマガジン読者じゃないのか!?#生徒会役員共 #マガジン 46号発売中! pic.twitter.com/lA0B6bZ7jF
— 週刊少年マガジン公式 (@shonenmagazine1) 2021年10月13日
たしかに……!
何か違和感あるなと思ったが、「まあマガジンの発売日が水曜だからかな」 と納得してスルーしてしまってた。
たしかに熱心なマガジン読者なら、今日はマガジンを読める日だと、水曜日は間違えるまい……!
私事ながら。
実はここしばらく週刊少年チャンピオンを読むのが億劫になって数週間分溜めてたりしたのですが。
そうすると、あれ明日って金曜日かと思ったけどまだ木曜日かー、ってことが起きたりしてた。
毎週すぐにチャンピオンを読んでた頃は、起こりえない勘違いだったのに。
リアルな着眼点だ。
漫画的にはマガジンの発売日は関係なくて、それより大変なのは授業の方だった。
2本目 【ひゅーひゅー】 では、津田タカトシが時間割を間違えていたことも判明。
そして津田タカトシと萩村スズは、クラスで隣同士の席であったことも判明だ。
この配置になった席替えだけで4コマ1本やれそうなシチュエーションですが、特に何もなし。
氏家ト全先生的にも、今回のエピソードをやるために出てきた発想なのだろう。
そして今回、登場人物のちょっとした出番がとにかく多い!
主役は萩村スズと津田タカトシの2人だけど、脇役が沢山登場する。
クラスメイトの轟ネネ、三葉ムツミ、パリィ・コッペリン。
桜才学園教師は徳川先生、横島ナルコ先生、小山リカ先生が脇役として登場だ。
萩村スズの愛犬:ボアの姿も見える。
「今週はスズ回!!」 とアオリ文句にあったけど、むしろ "今週は桜才学園2-B回" と言えそう。
ちょっと見ないくらい誌面が賑やかだ。
普段だったら、ここまで名前アリ登場人物を描かないよね氏家ト全先生。
やはり最終回を意識した一要素だろう……
3本目 【非日常スズちゃん】 に4本目 【体感時間】 と、萩村スズの幸せ時間が続いちゃう。
時間割を間違えた津田タカトシと教科書を共有するため、距離が近いからだー。
そのお顔は普段と変わらず冷静ですが、内心はそうでもなかったという話。
生徒会会計にして10桁暗算朝飯前なのに数学の問題を間違えちゃうぜ。
様子を見守る轟ネネのリアクションがツッコミとなる構成だ。
いつまでもこの津田タカトシと距離の近い時間が続けば良いのに、という本音が 「もう」 に現れちゃう。
轟ネネ的には、萩村スズの津田タカトシに対する好意はニヤニヤして見守れる対象なのだなあとも分かる。
5本目 【あ】 は、ちょっとイレギュラーなパターンだ。
4コマ漫画なのにオチてないというか、これ次のページの8コマ漫画の前半4コマと1つで成立する8コマ漫画だよね。
前回 「#634」 にもオチていない4コマ漫画があったけど、あちらは七条アリアの思いを総括する意味の4コマだった。
でもこちらは、萩村スズがうっかりミスに気付くだけ。
続き物の8コマ漫画+4コマ漫画を、4コマ漫画+8コマ漫画と切り分けたかのような雰囲気だ。
ページを跨ぐから12コマ漫画とするわけにも行かなかったのかも。
そして最終ページ 【おあいこ】 は、8コマ漫画。
津田タカトシが教科書のお礼に、萩村スズにジャージを貸す。
「サイズ大きいかな」 ってデカいと貸す前に分かるやろ……! など思ってしまった。
とはいえ、彼シャツならぬ彼ジャージ状態がこの回の大オチだ。
萩村スズ的にはサイズが大きいことも嬉しいシチュエーションなのだろう。
"ω" の猫の口みたいになった口元とか見逃すべからずだぜー。
今週の感想終了。
連載完結まで残りあと5話!
やはり残り5話は、今週同様、津田タカトシとの恋愛モノ寄りエピソードなのだろう。
最終回までに天草シノ、魚見チヒロの回があるのは確実だよな。
森ノゾミ回もほぼ確実にあるだろう。
すると最終回が別パターンの特別な回だったとしても、もう1人こういうエピソードを誰かやれる計算だ。
一体どの登場人物が来るのだろう?
予想としては、三葉ムツミかと思うのだが、どうか?
俺の好みで言うなら青葉トオリなのだが、まあ無いな。
もっと言うなら津田タカトシと誰かの回ではなく、七条アリアと出島さんの回だったら嬉しいなあ (絶対無い)
ちなみに今週号の週刊少年マガジンの目次ページで、氏家ト全先生のコメントは以下の通りだった。
本屋に行くのが楽しいです。
特に変哲のないコメントだけれど、普段と違って活動的なコメントじゃないですか?
連載終了を控えた漫画家さんがこういうコメントをするときって、最終回の原稿を脱稿済みの場合じゃない?
そういう事も気になってしまうよ。