今週のゴルゴ微妙

・アニメゴルゴ13。『TOUCHDOWN』。

原作のダメなところをほとんど改善してなかったね。何故このエピソードをアニメ化したのだろう。

黒幕が依頼者を射殺して、老刑事が黒幕を射殺する展開がそのままだとは。

ゴルゴが薬莢を残して立ち去るのもそのままだし。


一番納得行かないのは、アニメオリジナルの デイブがゴルゴを訪ねてくるシーン。

スタッフは一体デイブを何者だと思っているんだろう。

別にゴルゴの相棒でも頼みの綱でも無い、一介の銃職人なのに。


このエピソードは原作から、

「ゴルゴが狙撃の証拠映像を解析されていると知れたはずがない。知れても場所までは分からないはず」

という、明らかにダメな点があるのだけど、

それをアニメ版は 「デイブが情報を集めてきてゴルゴに報告した」 などのように、

デイブ登場によって一気に解決させたつもりのように見えて、凄まじく萎えた。

もう1つのダメな点、「ゴルゴが病室から脱出&戻ってくる方法が不確実すぎる」 という点も、

「デイブと服を交換して出て行ったのだ」 とか思わせたいように見えて萎える。

そもそもアニメ版では、

「ゴルゴはどうやってデイブと連絡を取ったのか?」 という謎が新しく生まれてしまっているぞ。

「デイブがゴルゴのために自発的に来た」 というのは、ゴルゴから連絡を取るよりもあり得ないし。