今週の 『COPPELION』 、「PHASE.10 【キメラ】」 感想

・ここ数週間、成瀬荊たちを襲っていた怪物:巨大ミジンコは、なんとコッペリオンの一員だった!

前回そこまで明かされて、先週号のヤンマガでは休載だった 『COPPELION』 の感想。


そんな衝撃の事実を明かしたのは、なんと野村タエ子さん。

彼女のいう事には、学校で学者たちが交わしていた怪しげな会話を盗み聞きしたのだという。


「この時のために?キメラ?を用意していたのだ!」

「例の試作品か‥‥ あんな怪物が役に立つのかね?」

「あれにもしっかりとコッペリオンの遺伝子を組み込んであるのだ」

「ということは人間と同レベルの頭脳を持っているのだろう?」

「万が一 キメラが東京都内で暴走でもしたらどうする?」

「その場合は簡単だよ 処分すればいい」

「そう‥‥失敗作はみな闇に葬るのだ 失敗作はすべて処分を――」

以上、抜粋。

いやあ、ぶっちゃけキメラの存在がどうとかより、教授たちの 「失敗作は処分処分」 発言の方が大問題だろ!

コッペリオンは突然死する」 と知って反旗を翻した小津歌音みたく、野村タエ子さんは反抗しようと思わなかったのだろか。

これは話の都合じゃなくて、性格の違いを描いたエピソードでもあるのかしら。


そんな話をしていると、円谷真奈が突如として成瀬荊たちの隠れ場所を指差した! 巨大ミジンコの攻撃が始まる!

「やっぱりだ‥‥ 深作葵は円谷真奈と共鳴してる!」

「深作葵‥‥ こいつは何かしら円谷真奈と共通点があるんだ!」


深作葵は以前 小津姉妹とのバトルにおいて、小津歌音の放った電撃を吸収して、

今と同じく魂の抜けたみたいな状態になったことがあるんよ。(Mission.39 【決着!】

その時の深作葵は、まるで円谷真奈と同じ特殊能力を扱えるのかなんなのか、

宙に浮いたり衝撃波を放ったり、やりたい放題だった。

よって 「共鳴している」 という考え方はともかく、何かしらの共通点があるというのはどうも事実のような感じだね。

もし、深作葵が円谷真奈と同じく中性子を放出するコッペリオンなら、

成瀬荊たちが深作葵の特殊能力について知らなかったことも、

「三島教頭たちから教えられていなかった (or 特殊能力は無いと嘘を吐かれていた) 」 と、

肯定的に捉えることができるかもしれんね。


閑話休題

特殊能力が一体なんなんのかはともかく、深作葵はいまだ覚醒せず。

むしろ抜け殻のようになっていて、成瀬荊におんぶされてるだけのお荷物状態!

そこへ襲い掛かる円谷真奈!

成瀬荊を中性子爆発攻撃で、あっと言う間にコンクリート壁へと弾き飛ばしてしまった。


「姉貴見て! 深作葵が大ピ〜ンチだよ!」

「さ〜どうかな? 確か前に奴が覚醒した時は‥‥ そう オレ様の電撃を吸収して――」

「さぁ 今こそ目覚めの時だ!」

「真の力を解き放て!」「深作葵!!」

小津歌音の電撃が、深作葵を直撃。

……

エエェェ(´д`)ェェエエ

次回に続く。


……

まあこれで、「覚醒しなくて深作葵は丸コゲ!」 とかギャグ展開になるとも思えんので、覚醒するんだろうけど。

なんか唐突だなあ。

でも普通に円谷真奈に電気攻撃仕掛けた方が良かったと思う。


あと今の路線で順当に話が続いた時のこと考えると、

ストーリーとしてのラスボスは、やっぱコッペリオン開発者たち人類となりそうな今週号だ。

そうするとラスボス判明の前に 「コッペリオン誕生の真の目的は、被災者救助ではなかった!」 という前フリがありそう。

「真の誕生目的は、生物兵器開発だった!」 とかで。


そしてそんな前フリがあった場合には、

「おかしいと思わなかったのか?

何故メルトダウンが起きた東京の居住者救助のために、抗放射線能力を備えた生物を生み出す必要がある?」 とか、

大どんでん返しというか、今までの話を全否定するセリフが出てきそう。

どっかの藍染様みたいだな。