・今週の 『生徒会役員共』 、ガチのパンツじゃん。
氏家ト全先生の漫画は、
「下ネタギャグ漫画ながら分かりやすいお色気カットは避けており、特にパンチラシーンでのパンツは意地でも描かない」
という作風が長年貫かれていた。
この縛りがあったから、過去作 『濱中アイ』 最終回の全員パンチラは当時すごい衝撃を読者に与えたわけですよ。
TVアニメ1期の制作時には、氏家ト全先生が制作会社に 「パンチラは方向性が違うのでNG」 と要望を出されたほどだ。
近年でもこの作風は、割と徹底されている。
『生徒会役員共』 でも、天草シノのパンツが見えたりするようなシーンはただの一度も描かれてない。
とはいえ近年、この縛りは少しずつ緩和されつつある。
『生徒会役員共』 でも、イメージ映像として誰のものでもない空想上のパンツなどは普通に描かれている。
過去作 『プチたん』 では、普通に女子更衣室でモブ女子生徒たちの下着姿の着替えシーンとか描かれた。
アンスコや白レオタードだから、として絵的にはパンツと区別がつかない布地が見られるシーンもあった。
そういうわけで、少しずつ分かりやすいお色気シーンが増えてきていたわけですが……
今回3本目 【自分のことのように】 では、作中で実在するモブ女子生徒のパンツが普通に描かれた。
別段、何の特別感もなく、描かれて当然の描写であるように、1コマ目から普通にパンツ。
パンツが見えたこと自体をメタに衝撃的に扱う……ということもなく、普通に話が進行だー。
これにはビビった。
氏家ト全先生が新たな作風を開拓しているというより、ただ作風の徹底を疲れたから止めただけ、みたいに思えちゃう……
つい最近、ずっと続いていた天草シノの連続登場記録という皆勤賞が途絶えたばかりだからかなぁ?
うーむ、今後は普通にマガジンの他の漫画みたいなお色気シーンが増えるのだろうか。
そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#534」 は、桜才学園を舞台にした日常回だ。
パンツにビックリした話が長くなったけど、実は開幕の 【10月生まれはクリスマス】 も割と衝撃的だった。
氏家ト全先生は長年下ネタギャグ漫画を描かれているわけですが、今まで描かれていない下ネタというのも実はある。
それがここで使われた、この十月十日 (とつきとうか) ネタ。
人間の妊娠期間は大体10ヶ月と10日間くらいとされるため、つまり誕生日からその月日を遡った日が……というやつ。
割と一般的な下ネタながら、これがたしか氏家ト全先生の漫画で初めて出てきた下ネタのはずなのだよね。
個人的には氏家ト全先生がこのネタを嫌いだから使わないのだろう、など勝手に思っていたからビックリしたよ。
いやほら、氏家ト全先生の誕生日である12月24日って、十月十日を差し引いたらめちゃくちゃ分かりやすい日ですし。
ちなみにTwitterにて指摘を頂いて思い出したのですが、津田タカトシの誕生日は7月だった。
天草シノの誕生日回で描かれてたのだったわ、なお萩村スズの誕生日は4月。
そして3本目 【自分のことのように】 、パンツが普通にフワーリするネタ。
"氏家ト全先生の漫画はパンツが描かれたら最終回" みたいな説というかネタも、今は昔だ。
共感性羞恥で恥ずかしがるパリィ・コッペリンに対して、萩村スズが少しも動じず無表情なの笑う。
七条アリアのもっとすごい痴態を間近で見てきて見慣れちゃってるのだろうか。
そしてその七条アリアは共感性羞恥というか、羞恥プレイとして見ちゃっての興奮状態だー。
この状態にツッコミを入れられるのは津田タカトシくらいだろうか。
いや、津田タカトシでもたまに素直に下ネタに頷いちゃうときがあるからな。
パンツが描かれたついでか、次の 【アリアのおすすめ】 の4コマ目も何かえっちだ……
手持ち無沙汰 → 手持ち乳房、という何だそりゃ的なダジャレはともかくさ、やたら官能的な表紙だな。
おっぱいについてはともかく、表情が舌出てるから必要以上にエロな感じある。
5本目 【成長の証】 良いな、笑った。
萩村スズにとって身長が伸びることがどれほど嬉しいことなのか伝わってくる話だ。
つーかリアクションがスゲェ、友人の轟ネネでも意表を突かれるほどかー。
ていうかパリィ・コッペリンが萩村スズのことを理解し始めている、という仲の進展も汲み取れるネタだな。
ラスト2本は耳式体温計のネタ。
【ぽかぽかしてきた】 、天草シノのこのリアクションは笑った。
下ネタギャグとしてわざとやっているのか、あるいはマジの反応なのか!?
でも過去に天草シノは耳が性感帯と自分から語っていたしな (単行本1巻 「#11」 )
ガチでこうゾクゾクして声が出ちゃってるのだら、ちょっと胸が高鳴ってしまう。
いやそれよりも、今週はパンツとかおっぱいとか性感帯へのリアクションとか、エロ要素多めの回ということになるな。
ラスト 【今日はこの路線でいこう】 、津田コトミへのツッコミも大変良いですね。
純粋に上手いですよねこのツッコミ。
何気に1コマ目でやたら驚く萩村スズも何やら可愛いぞ。