・今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#586」 は、桜才学園の日常エピソード回だ。
行事やイベントは無くて、天草シノたちの日常的下ネタのお話。
扉絵だけは桜才学園と関係なくて、白ワンピース姿の五十嵐カエデ。
「学内、清楚系最高峰!!」 ってアオリ文句が載ってるけれど、清楚系ファッションなの?
この格好で学内にいたら風紀が乱れちゃいそう、とかよこしまな感想を抱いてしまった。
頼りない両肩の肩紐を掴んで、外側へ思い切りずらし下げたらどうなるのだろう、って。
よこしまというより悪童のいたずらだな。
開幕 【DKビジョン】 、男子高校生の視線ということか。
何やら久しぶりの登場である気がする、権藤リキゾウ学園長。
登校する学生への朝のあいさつをしている生徒会のもとにやってきたー。
この初手から下ネタをぶち込んでいく七条アリアには笑った。
誰にも区別なく、出会いがしらにこれを言える七条アリアは本当に下ネタが好きなのだな……!
ていうか女子生徒の股下デルタだけでなく、七条アリアは男子生徒の股間にも目を配っていそうだ。
2本目 【笑顔でピース】 では、ヨシ君ナオちゃんこと馬川ヨシオと花巻ナオがメインだ。
ただの自撮り写真かと思えばプレイ中の光景であったというオチ。
これを屈託なく五十嵐カエデに見せられるの、花巻ナオにとって五十嵐カエデはやはり親友なのだろうな。
学内でイチャイチャしているのを注意しているうちに仲良くなったのか、その前から友人だったのか?
ていうかヨシ君ナオちゃん、次第にマニアックな下ネタに傾倒していってるなー。
連載初期には清純な付き合いをしてるように見えたのに。
この下ネタ側になっていく変遷は、氏家ト全先生の過去作 『妹は思春期』 の岩瀬ショーコを彷彿とさせる。
おかげで何か懐かしい感じがあるな。
つーかもし連載初期はマジで清純な付き合いだったなら、初体験も連載開始後のいつかにあったって事になる。
いや、だからどうしたって話ですけど、ヨシ君ナオちゃんだし。
続く3本目 【通りすがりです】 は、畑ランコと五十嵐カエデのネタだ。
畑ランコと五十嵐カエデも仲が良いけど、畑ランコと五十嵐カエデと花巻ナオで遊ぶこととかあるのかな?
それはともかく、ヨシ君ナオちゃんのようなツーショット写真を意図せず五十嵐カエデもやってしまうオチ。
さすがにプレイ中写真のような下ネタではなく、むずがゆささえある青春の一ページって感じの写真ですけど。
3コマ目でスマホを覗き込む畑ランコが何だか可愛い。
五十嵐カエデが写真を消去したかは描かれないとこ、尺の都合もあろうけど想像の余地を残す感じでもあるな。
4本目の 【仮の話】 は轟ネネと萩村スズの4コマですが、何と轟ネネが萩村スズに振り回されるパターンだ。
もちろん萩村スズなので、轟ネネを下ネタで振り回すわけではないぞ。
むしろ沸き起こったエロ心さえ引っ込むような金の話、現実的な話で夢のある話にマジレスだ。
「もし宝くじ当たったら」 という仮の話に 「貯金」 や 「固定資産」 の回答、これが萩村スズらしさか?
いや萩村スズでも、これが天草シノや津田タカトシから振られた話題なら、こうは返さないだろう。
そのときは空気を読んで遊び倒す系の答えを返すと思う。
クッソ現実的な回答をここでしているのは、これがマジで素の回答だからなのだろうな。
大事な友達の轟ネネにだから返せる、素の自分をさらけだした答えというやつ。
これが気の置けない仲というやつだ! 多分。
5本目 【ぱっちん】 、男子には無い文化の言葉だ……
『生徒会役員共』 に出てきた下ネタワードが分からなかったのは、ポルチオ以来か?
この 「ブラぱっちん」 、検索したら最初読んだときに思い浮かべた光景と違った。
ブラパッチンとは、ブラの後ろの紐を引っ張ってから放してパッチンとすること、だとか。
テレビでお笑い芸人が咥えたゴムの反対を放されて顔面でパッチンとなるアレと原理は同じだ。
マジで分からなかった。
これを分かる津田タカトシはスゲェな、音の出所が分からないオチでも良さそうなのに。
どうやって知ったのだろう?
空想だが、津田コトミが魚見チヒロにブラぱっちんのいたずらをしてたりしてて、それを見て知ったのだろうか。
それとも女子生徒が多い桜才学園だから、結構日常的にブラぱっちんを目にできたりするのかな。
6本目 【本気の私】 は、津田コトミと時カオルのネタ。
津田コトミが時カオルにブラぱっちんしてるのを津田タカトシが目撃する、というのも良いかもしれない。
そんな妄想はさておき、4コマ自体は津田コトミの中二病ネタ。
それより道場でぐてーっと横になってる津田コトミとトッキーが良いですね。
柔道部はお休みなのかな、校内でおしゃべりしてるシーンはたまにあるけど、道場でただ寝てるときもあるのか。
これもまた青春のワンシーンって感じで良さがあるなあ。
そしてトッキーを巻き込んで自身のだらしなさに理由付けをする津田コトミ。
さすがにこれはトッキーも黙っていられずツッコミを入れるかー。
ラストの7本目 【あそこです】 は、七条アリアの下ネタ空耳だ。
もはやおなじみド定番シリーズとなった聞き間違い返答ですが、小山リカ先生は耳にするのが初めてなのかな。
横島ナルコ先生の下ネタにも慣れてきた小山リカ先生でも、ただただ戸惑うばかりのリアクションだ。
「あそこの個室」 が 「アソコに固執」 なので、難易度は低いと思えたが……いやこの反応が当然かもだ。
ていうか七条アリアが小さく「やっぱり‥‥‥」 とか言っちゃってるの笑う。
感想終了。
そういや今回、コピーしたかのように同じコマの組み合わせが3組あるけど、よく見ればどれもコピーではない。
そのうち1組は同じ自撮り写真が描かれているというのに、それでもコピーではなくそれぞれ別に描かれたようだ。
コピーで済みそうなコマでもコピーをしないのは、氏家ト全先生のこだわりのひとつだ。
過去作品ではコピーを使っていたこともあるので、作品を描くうちに生まれたこだわりである模様。
何きっかけでコピーを使わなくなったのだろう?
気になるところだな、もしも氏家ト全先生へのインタビュー企画とかあったならどなたか聞いてみてほしいよ。
<2020.10.15追記:マガポケへのリンクを追加>