・1週間遅れとなってしまいました。
今週の、ではなく先週の 『生徒会役員共』 感想。
この回 「#587」 は、リモートで交流会をする話だ!
桜才と英稜の生徒会同士で、ビデオ会議をしちゃう。
現代的な要素が出てきたなー。
扉絵は、私服姿の魚見チヒロ。
胸元がシースルーの服装に見えるけれど、多分そうではない。
下に白い服を着てるって表現だろう、それでも胸元の緩い服であることは変わりないか。
「リモート越しの色香。」 とアオリ文句にあるものの、さすがにこの格好でビデオ会議するわけではなかった。
開幕 【サプライズな放課後】 では、早速ビデオ会議の始まりである。
津田タカトシたちに知らせないままビデオ会議を繋げておくという、天草シノのドッキリないたずらだ。
「#585」 の感想で、スマホを使いこなす天草シノの成長が凄いと書いたけど、もう今回はリモート会議も1人で始められてる。
天草シノのPCスキルは既に一端のものみたいですね。
このビデオ会議は、どれくらい前から繋がっていたのだろう。
ウオミーたちは声を潜めて桜才側の話を聞いていた、ってことだよな。
こういうのって何故か面白くなって、笑いをこらえきれず吹き出してバレたりするやつだわ。
英稜生徒会は、全員ちゃんと声を潜めていられてたのかなー。
まあ単純に、英稜側でマイクをミュートにしておけば済む話ですけど。
マイクをミュートにして英稜側の声は届かないけど桜才側の声は聞こえる状況、何か下ネタが発生しそうだな……
桜才側へ聞こえないのを良いことに、魚見チヒロがとんでもない下ネタを言ったりしてそう。
続く2本目 【得意分野】 の1コマ目では、英稜生徒会の全員がモニター越しの挨拶だ。
この手のデフォルメの全員集合描写、たまにあるけど可愛らしくて良いですね。
仲良し感が出ているよなあ。
「リモート会議」 が 「いもうと会議」 になっちゃう七条アリアの空耳ネタ、納得感ある空耳だ。
作中の映画で妹役を務めた萩村スズもいるし、妹会議なら桜才に分が上がりそうですね。
いや妹会議ではなくリモート会議ですけど。
3本目 【バストアップの君】 では、リモート会議で盛り上がるぞ。
いやリモート会議というより冒頭であった通りの交流会であるらしく、もう雰囲気は和気あいあい。
ビデオ会議をするなら会議机にそれぞれ着席して全員が映るようにとなりそうですが、そう堅苦しくはなく。
PCのカメラの前に全員近付いて集まるという、何というか、スマホのビデオ通話みたいな集まり方だな。
まさに交流会か。
そんなくつろいだ状態からの、上半身しか桜才側に見えない状況を活かした下ネタだ。
この下半身裸という下ネタに、広瀬ユウとかどんな反応を示しているのか気になっちゃう。
あははと冗談だと分かって笑ってるのかなー、それとも魚見チヒロがマジでそうなのかと一瞬驚いちゃうのかな。
どういうリアクション見せてるのだろう。
やったぜ、青葉トオリがデカデカと登場だ!
4本目 【今日はカレーです】 は、電話越しでは伝わらない映像を交えたコミュニケーションだ。
「英稜もゆるキャラ考えました」 と、"えーりょくん" というキャラの描かれたプリントを青葉トオリが映す!
おいおい可愛いかよー。
ゆるキャラよりお前の方が可愛いよと言ってやりたい……!
それにしても最近の青葉トオリは、何やら無邪気幼い可愛い系を目指してる感があるな。
"青葉トオリ自身がそういう路線を目指す意志を見せている" のではなく。
"氏家ト全先生が長年無個性モブだった青葉トオリをサブ登場人物に昇格させるべくの個性付け" という感じで。
いずれにしても可愛い。
それにしてもこの "えーりょくん" は、何の動物がモチーフだろうか?
初見ではモグラだと思ってしまったのだが、改めて見るにモグラじゃあないよな……
ネズミか? いや、ネコか?
猫だったら、犬がモチーフである桜才マスコット:さくらたん と対になると言えるしな。
というかこの英稜ゆるキャラ:えーりょくんは、青葉トオリ画のイラストなのだろうか?
可愛い絵を描きよるな……!
青葉トオリが取った授業のノートは、空いたスペースにこういう絵がちらほら描いてあったりするのかな。
そうだとしたら可愛すぎて身悶えしてしまう。
ちなみに、さくらたんってゆるキャラだっけ、とお思いの方もいるかもしれませんが。
単行本19巻収録 「#523」 では、「桜才ゆるキャラさくらたん」 とのサブタイトルがあった。
というか単行本15巻収録 「#420」 の初登場時には、さくらたんのコンセプトはゆるキャラと明言されていた。
この初登場時のさくらたん、今見るとビックリしちゃう。
さくらたん、初登場時には服を着ていなかったのか。
すっかり桜才制服を着ている認識になっていたよ。
こうして今から見てみると、全裸で登場してるみたいだな……
次の5本目 【私のモノよ】 は、リモート会議で効果倍増というネタか。
リモート会議のシチュエーションを活かした下ネタが今回2本あるわけですが、この七条アリアの発想は無かった。
画面越しでの対面だから、物理的距離は離れててすぐには会いに行けないというのを活かした下ネタがあるとは!
スゲェよ。
ていうか直前の 「シノちゃん私に任せて」 のセリフも、オチを見てから読むとまた笑える。
何を 「任せて」 だというのか。
この場の全員が誰も予想していなかっただろうやり返し方だわ。
最終ページは6本目の 【でこぼこ】 、今回一番笑ったな。
"身長に特徴がある" という言い方をすれば、二人とも同じと言える萩村スズと広瀬ユウ。
まあ実際は全然同じでなく、画面に入らないにしても広瀬ユウは背が高すぎて、萩村スズは背が低すぎてが原因だ。
広瀬ユウは身長の高さゆえに、他の人の身長や、背の高さについての思いに無頓着なのだろうなー。
うっかり変な失言が出そうな危うさがありますね、というか今回まさに失言をしているのか。
オチのコマは悪意の無さが伝わる笑顔だ……
というか実際、普段より少し描き込まれている笑顔って感じだ、可愛い。
そんな可愛さと 「ぬおおおーーー!!」 の叫びのギャップもあって笑うわこれ。
ラストの 【バイバイ】 、この回で一番上手いネタはこれだろう。
リモート越しの相手にバイバイと手を振っているのかと思えば、カメラに付着したゴミを取ろうとしてただけ!
えっ、この勘違い上手すぎでは……?
氏家ト全先生、リモート会議のシチュエーションを描かれるのは初めてのはずなのに、よくこのネタ思い付かれたな。
過去にこういうビデオ通話みたいな状況があったのは、単行本19巻 「#533」 のウオミー祖母とのテレビ電話くらいなのに。
勘違いに指摘が入らないまま終わるのも良い。
このネタ、リモート会議中に行って誰かに指摘のツッコミが入る描かれ方もあっただろう。
でもそれよりツッコミ無しのボケ倒しみたいなオチの方が素晴らしかろう。
ネタの活かし方も秀逸だ。
以上、そんな感じ。
この回の 『生徒会役員共』 は、いつにもまして良かったと思う。
あと何気に、柱の登場人物紹介がちょっと珍しい。
最初に英稜生徒会が青葉トオリまでフルメンバーで紹介されて、桜才側の紹介は七条アリアと萩村スズだけ。
両生徒会が登場する回で、津田タカトシと天草シノが省かれる登場人物紹介ってあまりない選出だ。