今週の 『生徒会役員共』 「#597」 感想

・おいおいおいおい、『劇場版 生徒会役員共2』 の上階開始間近になって情報量が多いな!?

劇場版2の関連商品などは既に出揃ったかと思いきや、公開直前になってなお新情報が解禁される。

これを書いているのは12月29日なのだが、12月25日になってから発表となった新情報もある。


新情報を全部知るためには、劇場版2公式サイトを見れば分か……るわけではなかった。

劇場版2公式サイトには、網羅されていない情報もある。

全部の情報をチェックするためには、アニメ版 『生徒会役員共』 の公式Twitterアカウントのチェックが必須だ。


自分のためのチェックを兼ねてここに記載しておく。

販売中:グッズ販売:劇場版 生徒会役員共2 × TAMA-KYU:事務的なはんこ

予約受付中:グッズ販売:劇場版 生徒会役員共2 × AMNIBUS(アムニバス):Tシャツなど

1月2日~:グッズ販売:劇場版 生徒会役員共2 × GraffArt Shop:アクリルフィギュアなど

1月2日~1月24日:コラボカフェ:劇場版 生徒会役員共2 × プリンセスカフェ:コラボカフェ


これで全部かな?

特に注目したいのは、この中で唯一ハッキリと期間限定であるコラボカフェだろう。

まあキャラグッズだって後から入手するのは難しい物もあるけれど。

劇場版1の際には、秋葉原「K×P」カフェにて、劇場版『生徒会役員共』コラボメニューが期間限定で登場となった。

プリンセスカフェは名前的にキングレコードと関係するのかと思ったら、株式会社ドラマという会社の運営であるようだ。

ちなみに、劇場版1のコラボカフェのときより、料理のメニューも貰えるグッズも増えている。

下記の画像は、劇場版1のコラボカフェのメニュー。

劇場版1のコラボカフェメニュー
劇場版1のコラボカフェメニュー


各登場人物をイメージした料理はどちらにもあるのだが、選出された登場人物が違う。

ここら辺はコラボカフェ側のチョイスとかもあるのかなあ?

経緯が気になる人選だ。


・劇場版2の関連情報はここまで。

さてさて本編、今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#597」 は、除夜の鐘をつく編!

天草シノたちが除夜の鐘をついて年越しをするよ。



扉絵は冬の装いの萩村スズ。

本編と同じく、耳当てをして暖かそうな格好である。


開幕 【SE】 は、サウンドエフェクト (効果音) だー。

ゴーンという鐘の音に合わせて、前方不注意の津田タカトシに金的が襲い来る!

めちゃくちゃ痛い。

でも一緒にいるのは天草シノたち女子なので、津田タカトシの痛みを分かってくれる人はいなかった。

こうも身を張ったギャグをする男子はいないでしょ……と分からないのが天草シノらしさか。

こういうとき横島ナルコ先生あたりなら逆に (?) ちゃんと労わってくれるはず。

七条アリアにいたっては、心配顔どころか普段の笑顔で津田タカトシを見つめているし!

この七条アリア、「金的ってやっぱりM男には気持ち良いのかな?」 くらいのことは考えていそう。


2本目 【数字あそび】 では、同行者として出島さんが登場だ! やったぜ。

日本文化エピソードだからパリィ・コッペリンが登場しそうと考えてたけど、予想が外れた、でも嬉しい。

生徒会役員共』 の年越しイベントといえば七条家関係だし、出島さんの出番は王道だったわー。

それにしても、私服姿の出島さんだぜー、暖かそうな格好をしていらっしゃる。

1本目のネタで姿がなかったのは、先に整理券を取りに行ってたからなのかも。

そしてオチは整理券の番号で下ネタ。

恒例の 「072」 かと思いきや、ここでは 「081」 のおっぱいだ。

整理券の配られた先がむしろ七条アリアで良かった、天草シノに渡っていたらふくれっつらとか見せていそう。


3本目 【経験者は語る】 、やったぜ出島さんの下ネタだ。

出島さんの雑な推察良いな……「似たもんかなって」 の適当さを隠さない発言も好き。

メイド業をしていないときのラフな雰囲気があると思う。

出島さんがこういうプレイ経験をあけすけに語るネタ大好きですね!

たまにさ、七条アリアたちがさ、横島ナルコ先生のプレイ経験を楽しそうに聞いてる描写あるじゃあないですか。

そうするとさ、やっぱり出島さんのプレイ経験にもさ、こうして楽しそうに耳を傾けたりしてるのかなー?

そう考えると、このネタで鐘を突いているのが津田タカトシではなかったのがおしい。

鐘をついてるのが津田タカトシでこの場に不在なら、ツッコミが入らず続きを聞けたかもしれないと妄想しちゃう。


4本目 【アンバランスが好き】 、除夜の鐘をついて煩悩が消滅したのようで、満足気な顔の萩村スズが良い。

撞木についての真っ当なツッコミも笑っちゃう。

でもそこより注目しちゃったのは、氏家ト全先生の描く 「幼女に巨大武器」 のファンタジー描写だよ!

幼い姫騎士 + 大剣装備って感じですね、和製の西洋ファンタジーゲームって感じだ。

この組み合わせ、初出や発祥は何の作品だろうかと検索したけど、とても探しきれなかった。

今まで原点を探した人はいないジャンルであるようだ。

1980年代には既にこの要素をウリとして創られたキャラクターもいそうだけれど……


5本目 【耳ガード】 は、萩村スズの耳当てに焦点が当たるネタ。

萩村スズの耳当てといえば、まるで犬の耳のような耳当てをした回が思い出される (単行本18巻#497」 ) 。

でも今回の耳当ては、それとは別物っぽい。

犬っぽくはない普通の耳当てだよ、おニューなのかもしれない。

#497」 で津田タカトシが、犬みたいでかわいいとか声をかけてたらなあ。

そうすればもしかしたら、もうひと冬あの犬っぽい萩村スズを見れたかもしれない。


最終ページの 【あけおめ】 は、8コマ漫画。

日付が変わって年明けを迎えて、新年の挨拶をするわけですが……

今回、このネタが一番驚愕した。

氏家ト全先生の漫画でおなじみ 「あけ おめこ とよろ」 の挨拶を出島さんが披露するわけですが!

対する天草シノと七条アリアは、その挨拶にダメ出しだー!?

新年早々に下ネタを言うことへの否定である、マジっすか。

これが否定されることあるのか……

津田タカトシの金的を嬉しそうに見つめていた七条アリアさえ、眉をひそめて 「ダメだよ」 とか言い放つ。

マジかー。

……もしかしてこれ、2021年1月1日の 『劇場版 生徒会役員共2』 上映開始を踏まえた時事ネタギャグか?

年明け早々下ネタ満載の劇場版をやるってのに、年明け早々下ネタとかダメ発言という、お前がそれを言うのか的なギャグ。

それなら納得が行くぞ。

でも氏家ト全先生の漫画で、そういう時事ネタってあったかなあって感じだよなあ。

どう受け止めたら良いのだろう? うーむ、謎である。

でもとりあえず、これだけは言えよう。

出島さんの煩悩は、除夜の鐘でも浄化されなかったということだ! スゲェよろしい、素晴らしいことだ。


以上、2020年最後の 『生徒会役員共』 感想でした。

次回の 『生徒会役員共』 は、2021年1月6日 (水) 発売の週刊少年マガジンに掲載ですが。

でもそれより先に、2021年1月1日 (水) に 『劇場版 生徒会役員共2』 が公開されるぞ!

ぜひ新年一発目の映画として見に行ったりしよう。

<2020.12.31追記:マガポケへのリンクを追加>

今週の 『生徒会役員共』 「#596」 感想

今週の 『生徒会役員共』 は、劇場版2公開直前のカラーページ記事付き!

カラーページ記事では、アニメ版の声優さんインタビューや、新規に発表された劇場版2グッズのプレゼント企画がある。

盛りだくさんだぜ!

記事の内容は、週刊少年マガジンを買わなければ分からない……というわけではなかった。

声優さんへのインタビューは、週刊少年マガジン公式サイトでも無料で全文が読める

新たに発表された劇場グッズは、劇場版2の公式サイトでマガジンよりも詳しい情報が公開されている

グッズやインタビューや舞台挨拶の詳細は、マガジン本誌や上記サイトを確認されませい。


マガジン本誌だけの限定企画としては、劇場版グッズのプレゼント企画がある。

1月1日発売となる全12種の劇場版グッズを、抽選で合計50名様にプレゼントとのことだ。

応募するには、マガジンに付いてる応募券が必要だ。

ちなみにこれの応募要項には、「『生徒会役員共』の好きなキャラクター」 という項目もある!

君の好きな登場人物を、マガジン編集部や氏家ト全先生に伝えるチャンスでもあると言えようぞ。

応募締め切りは、12月26日の消印有効だ。

きみきみマガジン買いたまえ。


……

しかしまあ、こうも多く 『生徒会役員共』 グッズが出るのに、氏家ト全先生の絵のグッズが一つも無いとはな。

イラストの入ったアイテムもあるが、どれも全てアニメ版の絵柄だ。

俺は 『SYD』 ではなく 『生徒会』 のファンなので。

劇場版2のパンフレットには氏家ト全先生の描き下ろしイラストやインタビュー記事があると信じたい。


・劇場版2の話はここまでとして、今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#596」 は、津田家で開催される鍋大会編!

天草シノたちが津田タカトシ宅に食材を持ち寄って、皆で鍋パーティーを開くエピソードだよ。



扉絵は、鍋大会の参加者の魚見チヒロ。

「ロングコートの下は‥‥。」 と意味深なアオリ文句が付いてるものの、特に本編とは関係しなかった。

これが七条アリアだったらコートの下は全裸という展開もありそうですけど。


開幕 【こんな日は】 は、津田家のコタツでまったりぬくぬく温まってる状況。

天草シノと津田タカトシと魚見チヒロが、津田家のコタツで温まる。

もはや違和感も無いほどおなじみとなったシチュエーションですが、天草シノも津田家によく来てるようで。

魚見チヒロに対抗する感じで津田家を訪れ始めた天草シノだろうに、実家かというようなくつろぎっぷりだ。

そしてオチ。

"鍋" から天草シノが連想する鍋は、闇鍋であった。

そりゃ闇鍋は、以前に津田家でヤミ鍋大会が開催されてますし (単行本7巻収録#164」)

むしろ津田タカトシがそこにツッコミ入れるの?

津田タカトシにとっては、闇鍋は同意したくない記憶なの?

まあ漫画として描かれないだけで、作中ではもっと美味しい鍋とか皆で食べているのだろうけど。

でも 「#164」 の闇鍋でも、今回と同じような会話がされてたな。

天草シノ的には、ドキワク要素を楽しみたいのだろうな。


2本目 【まねかれざる きゃく】 では、早速すぐに鍋大会の準備だ。

繰り返すと、今回はヤミ鍋大会ではなくて、普通の食材を持ち寄って集まる鍋大会である。

正直最初は、2回目の闇鍋大会かと思ったので。

#164」 では出島さんがいたけれど、今回は出島さんが不在で魚見チヒロが出席だ。

津田コトミが間違って器を1人分多く出しちゃったのは、出島さんも来ると思ったから……という話ではなかった。

ただのウッカリであり、それを中二病で誤魔化していくスタイルだー。

普段からこういう誤魔化しをやってるのだろうなあ。

津田タカトシやトッキー相手になら流されそうなボケですが、これが萩村スズにクリティカルで刺さる。

萩村スズのこの反応でツッコミが不在となり、津田コトミが謝っちゃってるの笑う。


3本目 【ドSチョイス】 からは、いよいよ鍋大会がスタートだ。

今回 「#596」 と 「#164」 の違いとして、津田家の飼い猫:ムラサメの存在もある。

ムラサメは鍋大会と直接は関係しないけど、今回は色々なコマで姿を見せていて存在をアピールだ。

猫だしコタツに入って温まったりもしてる。

中でもこの3本目の4コマでは、「いただきまーすっ」 と食べ始めるコマに合わせて一緒にご飯を食べているよ。

小ネタが光るー。

あと鍋の具材描写とか見比べてみたけど、具材の描き方は以前とあまり変わってない模様。

鍋の具材の描写は、既に完成しているようだ。


4本目 【相性マル】 は、鍋の具材から下ネタに繋がる。

「鍋にたこ焼きって意外に合うんだよ」 という知識を、七条アリアが萩村スズに教えるのが良いですね。

高級食材の鍋しか食べたことない、みたいな金持ちテンプレを見せるとは限らないのが七条アリアだ。

そういう鍋知識を教わった萩村スズへと、天草シノが下ネタ知識を教え込む連携プレイ!

仲良しトリオって味わいあるね。

天草シノの挙げた下ネタは、同じパターンとして他に汚いおっさんを挙げる方もいるのだろう。

でも汚いおっさんは天草シノだったら挙げないだろうなー、と思える感覚がある。

「オークと女騎士」 だから、おっと天草シノらしい下ネタだな、と感じられるはず。

これがキャラ立ちというやつか。


5本目 【ちょうどいい】 は、津田タカトシに下ネタの目が向けられるー。

上着を脱いで胸の谷間がちょっと見えるくらいになった七条アリアを、魚見チヒロたちが下ネタとして扱うの笑う。

津田タカトシ自身は薄着の七条アリアをこっそりチラチラと盗み見たりもしないだろうに……!


6本目 【ちゃんと食べました】 、津田コトミが脱いでるのにまったく誰も触れないところが逆に良い。

七条アリアと同様に暑くて脱いで、キャミソールのまま食事続けてるように見えるのだがどうだろう?

いくらでも着替えのある自宅なのに。

ちなみに前のネタで脱いだ七条アリアは、この4コマでは既に上着を着ている。

天草シノたちの下ネタを受けて着たのかなあ、単純に時間が経ったからかもしれないけど。


ラスト7本目の 【今年をふりかえる】 は、次回を予告を兼ねたネタでもある。

食事も終わって話題は 「今年やり残していること」 に移りましたが……津田コトミがコタツで寝ておる。

これ闇鍋大会のときと同じ展開だな、「#164」 では萩村スズに注意を受けていましたが。

ちなみに食後すぐ横になるのは姿勢によっては問題ないらしいけど、完全に睡眠に突入するのは良くないらしい。

ここの津田コトミは、どういう姿勢なのかよく分からないな、つーか完全に眠ってそうではあるけれど。


そして次回は、除夜の鐘編!

天草シノが今年やり残していることとは、除夜の鐘を鳴らしてみることだったとさ。

話のシチュエーション的に、次回の1話で終わって、次々回はお正月回となるのかなー。

登場人物は誰となるのだろう?

日本文化ということで、パリィ・コッペリンとか登場しそうな気はするね。

除夜の鐘に並ぶ近所の人として、ふじのあすかちゃんとその母の姿もありそうな気がする。


今週の感想終了。

ちなみに次号の週刊少年マガジンは、2020年の年内最後の発売だ。

年内最後ということは、劇場版2公開直前発売号のマガジンということ。

だからマガジン表紙を 『生徒会役員共』 が飾るのではと期待してたが、残念ながら違うようだ。

劇場版が公開されるのに……!?

ちなみに今週のマガジン表紙には、右上に天草シノが小さく描かれておる。

描き下ろしというわけではない。

今週の 『生徒会役員共』 「#595」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、一風変わった横島ナルコ先生メイン回!

どこが変わっているかと言えば、シチュエーションだ。

何と今回は、桜才学園教師たちの忘年会が舞台!

横島ナルコ先生がメインの話は今までもあったけど、職場の先生たちに囲まれる話はこれが初。

そんな今回 「#595」 の感想。



扉絵も今回の主役、横島ナルコ先生だ。

「生涯一エロ教師。」 とかいう凄い煽り文句が付けられちゃっている。


開幕 【はっちゃけたいの】 は、今回の話で唯一となる生徒たちの出番。

天草シノたち生徒会が横島ナルコ先生と雑談をするシーンだよ、話の導入部である。

未成年でもお酒を飲んだらどうなるかの知識はあります、と萩村スズが説明を挟むのは丁寧ね。

まあ説明というか、ボケの前フリであったわけですけど。

「脱ぎやすさより脱ぎにくいコーデしてください」 のツッコミは真っ当な指摘で笑うわ。

というか酔ったときの横島ナルコ先生は、脱ぎグセより所かまわず寝ちゃうクセを気にしてほしい。

単行本1巻収録 「#14」 や、単行本10巻収録 「#269」 など)


2本目 【かんぱい 音頭】 からは、桜才学園教師たちの忘年会が早速始まったー。

乾杯の音頭を取るのは、権藤リキゾウ学園長。

画面に多く映るのはよく出番がある横島ナルコ先生たち方ながら、見たことのないモブ教師の姿もある。

育児休暇中でお休みなのか道下先生の姿は見えないですね、他は1コマだけ出たような教師の姿も無い感じだ。

そしてお座敷の全体像は描写されない。

桜才学園に何人くらい教師がいるのかという設定を省略できる描き方だ。


「大人の下ネタで、生徒を翻弄する困った教師。」 とは、横島ナルコ先生の登場人物紹介ですが。

その下ネタは、教師たちしかいない場でも発揮されるのだろうか……など思う間もなく下ネタが来た。

忘年会でのカンパイ中から下ネタである。

小山リカ先生のツッコミが言う通りでだわ、笑うわ。

桜才学園の職員室も、普段からこういう感じなのだろうなと思えるネタだ。

もう先生方は慣れっこなのだろうかなあ。


3本目 【もぐもぐごっくん】 は、小山リカ先生と大門先生が絡む。

そういや小山リカ先生にとっては、初めての桜才学園忘年会なのだろうか?

漫画としては何年も前からいる登場人物だけれど、作中の設定的には何度目の忘年会なのだろう。

大門先生が小山リカ先生と一緒に飲むのも、これが初めてなのかもな。

まあそんな2人の関係はさておいて、オチは2本目と対比になる横島ナルコ先生だ。

シラフで下ネタ溢れだすの横島ナルコ先生は、酔ってもやっぱり下ネタまみれであったとさ。


4本目 【小山先生は歌が上手い】 、お座敷のカラオケでデュエットとは、昭和や平成初期の感じがあるな。

まあご年配の先生方も多い職場のようだし。

それはともかく、空いたグラスにお酌をしたりする小山リカ先生に対して、横島ナルコ先生は何もしてなさそう。

新米教師の頃の横島ナルコ先生もこうやって他人にお酌をしたりしたのだろうか……想像つかないな。

この 「気くばり上手いな」 と思ってる横島ナルコ先生、小山リカ先生に結婚してくれとか思っててほしい!(妄想


そしてオチは、小山リカ先生のカラオケについてだ。

小山リカ先生の真の上手さを横島ナルコ先生が知ってるってことは、2人でカラオケ行ったことあるってことでは!

いやまあ、2人きりでなく他の先生方も一緒だった可能性ありますけど。

おいおいおいおい、横島ナルコ先生と小山リカ先生の親密さの一端を垣間見れる描写がまた来たぜー。

まあこの2人は互いの自宅を訪れあう間柄なのだから、今更カラオケ程度で……という思わなくもないけど。

でもここは、その仲良しの証明の積み重ねを尊重しよう。

俺としてはそうですね、横島ナルコ先生と小山リカ先生が同衾することもある間柄だったら良いなと思います。


次の5本目 【のんじゃった】 は、ゲップが発端の白濁液ごっくん下ネタオチ。

2本前の 「小山先生おしゃぶり上手いの?」 と関係しているとも言えそうなネタですね。

まあ飲み過ぎてのはゲップをしたのは大門先生ですけど。

2本前までは皆の前で下ネタを放言していた横島ナルコ先生が、ここでは下ネタを耳打ちで伝えてる。

途中で下ネタを小山リカ先生にたしなめられたりしたのだろうか。

それとも、白濁液ごっくんは皆の前では言えないレベルだなー、という横島ナルコ先生なりの自重なのかな。

横島ナルコ先生にも所かまわず下ネタを言ってはいけないと思う心があったのか。

でも個人的にはそうですね、酔いが回って甘えたくなって小山リカ先生に耳打ちしちゃった説を推したいぜ。


最終ページでは、宴会もお開きの時間のようで。

6本目 【体感時間】 は、横島ナルコ先生と権藤リキゾウ学園長の会話。

これって最初読んだ時は、3コマ目のセリフが入れ替わっているのかと思った。

横島ナルコ先生が 「年をとると」 、権藤リキゾウ先生が 「楽しい時間は」 が正しいのかと思って。

周りからはそう思われていないのに、横島ナルコ先生自身が年を取ったと無意識に思ってた、と気付かされたのかと。

でもこれはそうでなくて、その逆のパターンだったのだな。

横島ナルコ先生が周りから年をとったと思われていた、というパターンか。

権藤リキゾウ学園長から共感してもらえるくらい、年を重ねた側の人間と思われていたと。

氏家ト全先生の漫画で、理解するのに時間がかかることは今までなかったので、何かビックリした。

というかそういう理解の及ばぬネタが、まさか下ネタでなく、ごく普通のネタであったことも意外だ。


ラスト7本目 【サービス サービス】 は、別にエヴァンゲリオンとは関係ないぞ (年を取った人間のギャグ

千鳥足→自撮り足として横島ナルコ先生が自身の生足を撮影である。

サブタイトルのサービスとは、この生足のことであるわけですね。

冒頭のオチである横島ナルコ先生の脱ぎグセが、張られた伏線としてここで若干回収された感じもある。


今週の感想終了。

そして来週12/9 (水) 発売の週刊少年マガジンでは、劇場版2のセンターカラー記事付きとのことだ!

ほか、「劇場版アニメグッズ全12種を50名様にプレゼント!!」 というプレゼント企画もあるとのこと。

というか、次々号の表紙が気になるねえ。

何故なら、次々号は12/30 (水) の発売につき劇場版2の公開直前なのよ!

このタイミングなら、『生徒会役員共』 が週刊少年マガジンの表紙を飾ってもおかしくなかろう。

2020年最後の週刊少年マガジンでは、そういうところも楽しみとしたい。


あと余談。

今週の週刊少年マガジンでは、目次ページの右上に天草シノがいる。

この目次ページの右上は、毎号色々な作品の登場人物がランダムに選ばれており、それが今回天草シノなのだ。

ちょっとしたことだが嬉しいね。

今週の 『生徒会役員共』 「#594」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、古谷サチコたち生徒会OGたちと、天草シノたち現生徒会メンバーが交流する話!

相も変らぬ下ネタも炸裂する割に、ほのぼのとした雰囲気が続く良い話だー。

そんな 「#594」 の感想。


扉絵は、桜才生徒会OGである南野ナツキ。

既に子持ち、という本編のネタの補足情報を先出しするために選ばれたのかなあ。

単にOGの3名の中からたまたま選ばれただけかもしれないけれど。

生徒会役員共』 では希少な人妻ポジション……という考えがよぎったけれど、そうでもないか。

そもそも萩村スズ母が準レギュラーくらいの頻度で登場してる。

登場回数を考えなければ、津田タカトシの母親に道下先生、ふじのあすかちゃんの母親もいる。

むしろ人妻ポジションの登場人物は結構多いな?

保護者というより年の近い母親枠というのが、南野ナツキのオリジナリティか。

幼な妻枠とも言える。


開幕 【びっくり】 は、天草シノの勘違いネタ。

というか津田タカトシによる言葉の足りなさで、天草シノをドキドキさせてしまう展開である。

津田タカトシは持ち前の鈍感さやらで、天草シノたちをドキドキさせるのが上手いな!?

単行本18巻#516」 では、萩村スズの写真で周囲をドギマギさせていたしさー。

オチのあわあわ慌てふためく天草シノは、純粋にかわいらしすぎるぞ。

普段なら下ネタのボケに繋げていそうなとこなのに、その余裕さえないほど不意を衝かれたみたい。


続く2本目 【今気づいた】 では、写真の誤解は解けた模様。

津田タカトシの見ていた写真はたしかに天草シノの写真だけれど、昔の桜才生徒会の写真であったとさ。

1年生当時の天草シノと七条アリア、ついでにひょっこり顔を出している畑ランコの姿も見える。

ちなみに畑ランコは今回全然関係しない。

畑ランコの出たがり感を出してきてる感じがあるなー。

そして1年生の1学期当時での七条アリアは、お胸が平坦であったという衝撃の事実が判明。

4月24日から11月1日の半年程度で、バストサイズが急激に成長したようだ。

ちょっと検索してみるに、こういう急成長は実際にあるらしい。

出産後に胸が小さくなったと言ってた南野ナツキも、今後また大きくなる可能性あるってことじゃないですか!


3本目 【JKサチコ】 では、生徒会OGである古谷サチコが登場だ。

もはや定番、高校生時代からこぶ茶につけ物でリラックスというご老人の雰囲気を見せるネタ。

七条アリアの下ネタ空耳よりもおなじみ感があるね。

次の4コマで写真と同じようにお茶を飲んでいる小ネタも光る。


4本目 【JKカヤ】 では、生徒会OGである北山カヤが登場だ。

生徒会のアルバムを見付けた天草シノたちが、OGの古谷サチコたちに連絡を取ったのかもだな。

高校生時代と現在で、一番外見が変わっている北山カヤ。

黒髪ツリ目メガネというツン系委員長みたいな高校生時代の外見は、こちらが見せかけであったと判明だ。

大学デビューしたわけではなく、素を隠していただけだった模様。

「おカタい生徒会がベッドで乱れるギャップをやりたかったんだケド」 って!

北山カヤ在籍当時の桜才学園は女子高だったのだから、そりゃまあ機会には恵まれにくかろう。

というかこのネタ、北山カヤが処女という可能性を残すネタなのか!

てっきり横島ナルコ先生と同じに、実際やってる側の下ネタ側ポジションと思っていたけど!

この態度で未経験は無いでしょと思ってたけど、断定できるネタは今まで出てないのだよな……


5本目 【JKナツキ】 では、生徒会OGである南野ナツキが登場だ。

OGの3名に4コマを1人1本ずつ割り当てられる綺麗に配分された展開だー。

3人が3人とも主役だよ。

そしてこの南野ナツキのネタは、今回何気に一番破壊力がある下ネタじゃあないですか?

ただ、がに股で写真に写っているだけ。

それだけなのに、次のコマで我が子を抱いていることで、何があったか分からせるインパクト!

リアリティがあるというか、思わず想像してしまうというか!

「この時は諸事情でお股が痛くて」 を具体的に言い表さずとも伝えるパワーだ。

この4コマの衝撃力増強に繋がってるのは、南野ナツキの相手がおそらく学園外の大人だろうと感じられる点もあると思う。

「初々しさを卒業」 というオブラートに包んだツッコミもまた、起きたことの輪郭を浮き彫りにする上手さがある。


つーか、激レアじゃないかこれ。

氏家ト全先生の漫画には、未経験から経験豊富まで様々な登場人物がいるけど、連載途中で初体験する例は皆無に近い。

桜才カップルの馬川ヨシオと花巻ナオは途中で初めてがあったはずだけど、作中ではまるでその様子を感じさせなかった。

でもここの南野ナツキは違う!

マジでその初めてから間もない様子を見せてきておる!

今までにない氏家ト全先生の漫画描写のひとつでしょ、新境地だ。


最終ページ6本目の 【さいこうの一枚】 は、全員集合の8コマ漫画だ。

このラストの構成、美しすぎか?

桜才生徒会OGたちと現生徒会メンバー全員が携わって、後半4コマはOG3名が1コマずつ、ラストを天草シノたち4人が締める!

旧生徒会長がアルバムに残すため現生徒会の記念撮影をするシチュエーションも良い感じかよー。

後輩の緊張をほぐすため先輩が一肌脱ぐ、という構図も素敵だよね。

ここで一肌脱ぐのが、マジの脱衣になるというのが 『生徒会役員共』 らしさだろう。

しかもただ脱ぐだけでなく、"無様エロ" というエロワードを選び出せるところが氏家ト全先生の凄さだ。

ただのダジャレでない下ネタギャグ漫画家の面目躍如でしょ。

北山カヤが脱いで、南野ナツキが隠し、古谷サチコは気にせず撮影する。

生徒会の日常の一コマが垣間見えるような連携プレイでしょ。

秀逸すぎる。

そして天草シノたちはツッコミで見事いい表情で写真に収められるというほのぼのエンド。

えっ、何これすごい。

氏家ト全先生の下ネタと非下ネタのほのぼの感が最高の配分で合わせ混ぜられたベストのネタか!?

「じゃあ北山さん笑わせてくださいよ」 のセリフを津田タカトシが言うのも良い。

過去に何度か北山カヤにからかわれてきた津田タカトシだから、ここぞとばかりに言ったのだろうなあ。

過去の積み重ねを感じられるネタでもある。


今週の感想終了。

全然関係ないけど、今週の週刊少年マガジンが52号だということにビックリした。

週刊少年誌で52号が発売されるのは11月下旬、つまりもう今年も終わりが近いってことだよ。

年末感があるなあ。

今週の 『生徒会役員共』 「#593」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、広瀬ユウの出番がちょっと多めの日常回!

扉絵も私服姿の広瀬ユウだよ。

そんな今回 「#593」 の感想。



扉絵のアオリ文句は、「身体能力もかわいらしさも急成長中!!」 とのこと。

初登場時の広瀬ユウはマジで男子な外見だったことを思うと、本当に急成長したなぁとちょっと笑ってしまう。

初登場時と今回の広瀬ユウ
初登場時と今回の広瀬ユウ

左が単行本15巻収録 「#416」 の初登場時で、右側が今回の広瀬ユウだ。

顔の角度とか今回の扉絵と同じなので、並べてみた。

見比べてみると、やっぱり初登場時は男子に誤解されるだろう顔つきだなあ。

髪の長さとかまつげより、頭の形によるところが大きいのかな?


開幕 【ずつうがいたい】 、興奮しちゃうような何かを堂々と生徒会室で閲覧する七条アリア!

それを萩村スズに見て見て~、ってっ感じに見せちゃうのが良い。

やっぱ七条アリアは、自分が得ている快感を友人たちにも味わってほしいタイプなのだろうなあ。

いやそこよりも、「興奮すると頭痛くなる体質」 って、生徒会役員共』 では重大レベルの設定なのでは???

普通の漫画なら全然問題ないけど、『生徒会役員共』 では七条アリアが実際興奮するシーン多いでしょ。

"今までの七条アリアが興奮したり快感を得ているシーンでは、実は頭も痛くなっていた" ってことになってしまう。

今後のネタ的にも大丈夫なのかな……

それほどの設定を、隠し設定なのかこの場限りの一発ネタなのかも不明のまま、さらりと入れてきちゃうとは。

氏家ト全の自作品への態度は何かすごい。


2,3本目では英稜生徒会:広瀬ユウのターンだ。

脳内独白の 「べんきょーがダメな私」 と "勉強" の書き方時点で、たしかに勉強ダメそうというイメージが作られる。

【スピードタイプ】 は、広瀬ユウと魚見チヒロの掛け合いだ。

ていうかこの4コマの魚見チヒロは、普段と違ってまったく少しもボケていないぞ!

真面目に困ってて、真面目に注意をするだけのウオミーだ。

完全に素と言えよう。


次の 【パワータイプ】 は、広瀬ユウと森ノゾミの掛け合いだ。

スピードタイプでもありパワータイプでもあるって広瀬ユウは高性能だな、などとゲーム的考え方が発動した。

そこはともかくこれの見所は、森ノゾミを肩車する広瀬ユウだろうよ!

もう単純に、絵として良い~~~。

広瀬ユウに肩車される森ノゾミのこの絵面は必見だ!

森ノゾミのお胸が広瀬ユウの頭に乗ってるのですけど!?

森ノゾミの右手は広瀬ユウの頭に、森ノゾミの左手は自身のスカートが捲れないよう抑えてるのも良いよねえ。


ていうか氏家ト全先生の漫画って、登場人物が肩車するシーンが割と多く描かれるよね。

頻出ってほどではないけど、他作者の漫画と比べれば明らかに多い。

4コマ漫画で動きを付けるなら横方向より縦方向だろうから肩車なのかな……と、思い付きを検証せずに書き散らす。

でも氏家ト全先生のデビュー作 『妹は思春期』 も4コマ漫画だったけど、こちらでの肩車シーンは記憶に無いな。

印象深い肩車シーンといえば、『濱中アイ』 単行本3巻で天野ミサキが的山リンコを肩車してたシーンがあった

もうこの肩車の時点で、上に乗る的山リンコに頼りない感じという個性が描写されきっててスゲェな、と思ったものだ。

氏家ト全先生は、肩車を描くのが好きな漫画家さんと言って過言ではないだろう。


4本目 【魔王の力を秘めた少女】 、このサブタイトル時点で内容が津田コトミの中二病と分かる。

SMグッズの拘束具に興味を示す津田コトミ、その理由はアブノーマルプレイのためでなく中二病のためだったという4コマ。

たしかにこういう、拘束具で身を包んだゲームキャラとかいるしな……ヴォルドとかアニマとか。


そういやどうでもいいけど、津田コトミが見てるネット通販サイトの拘束具、価格は1980円と書かれていた。

何かめちゃくちゃ安いのでは……と思って検索したら、実際Amazonで売っている拘束具も2000円でお釣りが来る価格だった

意外とお安いものなのですね……! 週刊少年マガジン数冊分の値段じゃないか。

津田コトミのお小遣いでも余裕で手が届くだろう。

単行本12巻#320」 で津田家の父親がかまされてたギャグボールが、津田コトミから両親へのプレゼントだったらどうしよう。


6本目 【もえるムツミ】 、七条アリアの下ネタ空耳によって3コマ目でオチたかと思ったら、2段構え構成だった。

もう突然場所を選ばず現れる七条アリア自体が笑いどころになってきてる感があるな。

ていうか濡れ透けとはいえ、イメージ映像でもモブ生徒でもなく、主要登場人物のブラ描写があるとはなー。

やはりもう登場人物の下着を描かないというルールは撤廃されたのだろうなあ。

いつかはある最終回も、過去作品のようなパンモロラッシュではないのだろう。

というか空耳に対して 「違いますよ」 と普通に返答するだけのトッキーが何か良いですね、スゲェ普通の返しだ。

どうしよう私じゃツッコめない、みたいな気持ちとかあったりしたのだろうか。