アニメのゴルゴ13がこのエピソードで最終回かよ! という感想

・まさかこのエピソードで最終回だとは、先週の次回予告段階では予想だにしなかったよ。

1年の放送予定とは知っていたけど、「次回最終回」 との予告もなかったし。

そんな訳でアニメゴルゴ13最終回の感想。『天使と悪魔の”腕”』 。


「ゴルゴは自分を治療した医者の恩人が標的でも、遠慮なく狙撃するよ!

でも、もし医者が治療していなくても 狙撃は止められなかった、って事は伝わるようにするんだ」 という話。

ゴルゴの職業観を描いたエピソードの1つだけど、

なんでこれが最終回のエピソードになるのかなあ。

他に何か、もっと最終回にふさわしいエピソードはなかったものだっけ……

『軌道上狙撃』 とか 『静かなる記念日』 とか 『潮流激る南沙』 とかさあ。

まあ、舞台が現代固定の30分放送では、どれも難しいのかもしれないけど。


原作自体は可もなく不可もないエピソードで、

アニメ自体も 「やはり原作のナチス描写はカットされるんだなあ」 という程度の感想。

治療シーンが追加されていたのは、よろしい事ではある。

タクシー乗車シーンからは、アニメ版オリジナルの締め。それにしては弱い。


デイブ登場も、アニメオリジナル。

放送開始当初は、次回予告をデイブが務める点や 第1話からデイブが登場した点を考え、

デイブを準レギュラーのポジションに据えるのかと思っていたが、全然そんな事はなかったな。


そういった訳で、アニメのゴルゴ13はこれにて終了。第2期もなさそうだしなあ。

これまでのエピソードを振り返らずに今感じる印象だけで語れば、

全体的に、アニメ化された意義の薄いエピソードが多かったかと。

原作読んだ方が早いし面白いじゃん、というか。原作未読の人にはどうだったか知らない。

そして何より、音楽が酷かったよね!

最後の最後まであのステージクリア音楽が付いて回るとは思わなかった。

そういえば、ゴルゴの声優が舘ひろしだって事は今思い出した。去年の5月頃にはすっかり忘れていた。


なお、アニメ放送でゴルゴ13シリーズ興味を持った原作未読の人には、原作119巻・120巻が超お薦め。

ゴルゴ13シリーズで最も面白いエピソードは何か?」 と聞いたら意見は分かれるだろうけど、

ゴルゴ13シリーズで最も面白い単行本はどれか?」 と聞いたら、この2冊はベスト3に入ると思う。

かなりアクション寄りなので、ゴルゴの内面に迫るエピソードが好きな人には向かないかもしれない。



・他、ルパンVSコナンを観たよ。

ここ数年、ルパンTVスペシャルがグダグダだったから不安に思っていたけど、

蓋を開けてみればきちんと共演できてて予想以上に面白かった。

どちらの株も落とさない作りだったし。


CMの間に裏番組のクローズZEROをちょこっと見たら、

どうもチャンピオン連載版のクローズZEROが、映画に忠実らしいと分かって笑った。

まさか合コンに誘うシーンが映画そのままだったとは!

漫画家さんのオリジナルシーンだと思っていたよ。